イヤホンから流れた音の粒が僕の心を満たしていく。
「言葉で表す好きはどうも昔から苦手でした」
照れながら君は話を続けた。
「愛情表現っていろいろあると思うんです、私の場合は歌なのかもしれません」
見えないけど君は微笑んだような気がした。
初めまして!
依和(イオ)です( ´∀`)
読んでいただけると嬉しいです!!
よろしくお願いいたします(*´ω`*)
「それではありがとうございました!」
接続をきり、ホッと一息つく。
今日の歌は満足出来るもので良かった。
昔から歌を歌うことが好きだった。
高校生になった今、某動画投稿サイトにて自分が歌った歌を投稿している。
応援コメントや批判コメントたくさんあるけど歌が好きなことには変わりない。
機材の片付けをしているとか見慣れた電話番号が携帯電話を照らした。
電話が切れてしまわないように慌てて電話をとる。
『もしもーし?梨乃波ー』
聞きなれた声がすぅっと耳になじむ。
「うん、どうしたの一ノ瀬くん」
『んー、なんか声聞きたいなーって』
「えっ……あ、う……」
こういうときってどんな返事すればいいのか本当に分からない。
一ノ瀬くんの声はいつも優しくて裏がないように思える。
私はそんな一ノ瀬くんの声が大好き。
「わ、私も聞きたかった……」
返事、こんなのでいいのかな。
自分の頬が赤く染まったのは言うまでもない。
『あー……なら一緒だ』
一ノ瀬くんは声を上ずらせた。
私はふふっと笑う。
『……俺たちって、さ?』
「うん」
『やっぱり、何でもないや!おやすみ、風邪引くなよ!!』
一ノ瀬くんは慌てたように、電話を切った。
「おやすみ、なさい……」
切れてしまった電話にそう一言告げてそっと、机の上に携帯電話をおいた。
なんだったんだろう……
そう思いながらも、"最後の風邪引くなよ"には笑ってしまう。
「そんなに身体弱くないよ……」
一人でそう呟いて、また機材の片付けを開始した。
窓をふと、見てみると桜が散っていた。
夜桜__
一ノ瀬くんとはただの友達。
今日みたいな日に桜が散っていた時一ノ瀬くんと仲良くなったんだ。
「一ノ瀬、史人……」
彼の名前をそっと呼んでみる。
なんだかくすぐったいような気がした。
気付けは深夜一時。
毎晩十一時には寝てる私にとって随分な夜更かしだ。
時計の針が規則正しく音を立てた。
相変わらす狂いはない。
目覚まし時計をセットしてベットに潜り込み目を閉じた。
「明日起きれるかな……」
そんなことを気にしながら深い眠りに落ちた。
どうも柳葉です。以前呟きのスレで
来ていただいたなぁと名前見て思い出したのと
プロローグに惹かれて読ませて頂きました。
表現が優しく、とても良い内容ですね。
これからの更新が楽しみです。
訂正で呟きではなくコメント頂いたのは小説でしたね。
失礼しました……。
引き続き頑張って下さいね。
>>7 >>8
柳葉様
ありがとうございます!
そんな風に言っていただけて嬉しいです!!♪ヽ(´▽`)/
私も柳葉様の小説楽しみにしてます!
コメントありがとうございました!(ノ´∀`*)
朝__
目覚まし時計の音が耳元で鳴り響き、耳が痛い。
こんな近くに目覚まし時計置いたかな、苦笑しつつ目覚まし時計をとめ体をおこす。
なんだか体が重い、ボーッとする。
朝だからかな、いろいろな事を考えながら朝食が準備してあるリビングまで移動する。
今日のごはん、なんだろ……
「おはよう、りの」
「おはようー、お母さん」
母とそんな挨拶を交わし席につく。
大好物の卵焼きが神々しい。
「ちょっとお父さん起こしてくるわね、もーっ遅くまで飲んでるから……」
母はぶつぶつと言いながら寝室へぱたぱたと走っていった。
母と父は仲が良い。
少し天然な母、お酒に弱く優しい父。
私はこの二人が大好きだ。
まぁ、もう少し締まりが欲しいけど。
「おはよう、りのちゃん」
「おはようー、お父さん。あ、お母さん困らせちゃダメだよ」
「そうよっ、りのの言う通り」
母は私にお弁当を渡しつつ、父を睨んだ。
「……以後気をつけます」
父は曖昧な笑顔を浮かべた。
名前など…(。・x・)ゞ♪
白雪 梨乃波(シラユキ リノハ)
年齢.16
性別.女子
一ノ瀬 史人(イチノセ フミト)
年齢.16
性別.男子
なうなうが描いてくれました!
ありがとうございます(ノ´∀`*)
白雪 梨乃波
つ【 http://fast-uploader.com/file/6983623716149/ 】