終わりに始まる物語

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1:憂日:2015/04/19(日) 20:19 ID:etc



静かな深海に私は一人。

誰も、見つけてくれない。

そのことが悲しくて―

―少し、嬉しかった。



私の居場所はどこ?

私は自分に問いかける。

けれど、答えは見つからない。

「…つまらないな、こんな人生。」

涙でぼやけた視界に歪な石が映る。

私はその石を乱暴に掴んで目の前の湖に投げた。

悲しくて、私は膝を抱えた。

瞬間、低い声が聞こえた

「痛っ。」

その声はどこか間延びしていて、可笑しくて

私は謝るよりも先に、笑った。


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