この作品は現在小説家になろうで公開中の作品です。
誤字や誤った言葉の使い方、至らぬ点など多々あると思いますが、生ぬるい目で見守っておただければ……と思います。
またこの作品には多少の流血シーンなどがあることが予想されますので、苦手な方は観覧を控えることをお勧めします。
感想や、アドバイスなどお待ちしております。まぁ、無いとは思います万が一悪コメや暴言コメント、荒らしが来た場合は、迷わずアク禁依頼を出させていただきますのでそこはご了承いただけたらな、と思います。
更新は、遅いですがどうぞよろしくお願いします。
昔々、あるところにシンデレラというとても美しい娘がいました。けれど、シンデレラはいじわるな継母と二人の義姉からいじめをうけて、シンデレラの身も心もぼろぼろ。そんなシンデレラの元にある日お城で行われる舞踏会の招待状が届きます。が、しかし、いじわるな継母と義姉はそれを許してはくれませんでした。シンデレラは泣く泣くお留守番。すると、彼女の元に突然魔法使いが現れ「君を舞踏会に連れて行ってあげる」。というわけでシンデレラは舞踏会に行き、王子様と踊り、ガラスの靴を落とし、王子様がそれを拾い「このガラスの靴にぴったり合う女性を我の妻に迎えよう!」てなわけで、とにもかくにもシンデレラは無事王子様と結婚しました。めでたし、めでたし……。
湿気た地下。空気は思わず口を塞ぎたくなるほど汚れている。
黒い切れ長な目が辺りを見回した。冷たい石の床の上には鎧を来た男が数人転がっている。
「随分と……弱い奴を見張りに置いたものだな。いや……違う。そうか」
その黒色の瞳を持った人物は、自分の口元に黒い皮手袋で覆った手を口元にあてた。そして口元を酷く歪める。まるで、その行為が快楽だと言わんばかりに。そして、その人物はひとつ「っふ」と声を漏らすと黒いローブを揺らし、道の奥へと体を向け足を進めはじめた。すると背後から「う……う……」とうめき声が聞こえ、その人物は歩みを止める。そして、横目で後ろをみた。すると、首元に冷たい何かが当たる。
「貴様……何者だ!」
鎧を着た兵士は、その人物をまるで化け物をみるかのような目で睨んだ。しかし、その人物はそれに動じることなく無機質な黒い瞳で兵士を見つめる。そして、その様子をみた兵士は大きく目を見開いた。そして口をパクパクと動かす。
「……ほう」
「あ、ああ。お、お、お許しください!」
兵士は、剣を床に放り投げ膝を着いた。それにその人物は呆れたかのような目を向け、ゆっくりと口を開いた。
「死ね」
それと同時に兵士に数本の光の矢が向き、兵士は「あ、ああ、ああ!」と我を失ったように声を上げ始める。そして、その人物は手をゆっくりと上げ「滅」と唱えた。すると光の矢は、パキンッと音を立て壊れた。兵士はそれに目を見張り、体をがたがたと揺らし始めた。
「いいか、俺がここに来たことはあいつらには言うな。俺の邪魔をするな。いいか、ここでくたばってる他の兵士(ヤツラ)にもそう言っておけ。万が一話した場合はどうなるか分かってるよな」
兵士はそれに首を縦に勢いよくふった。すると、その人物は口角を上げた。
「だったら、今回は見逃してやる。俺だって、家族がいるやつらをむやみやたらに殺そうとは思わない。それが、当たり前だからな。ただ……」
兵士は、目を見開いた。この人物……いやこの男は、やはりただの人間ではないのだ。一瞬で、この男の無機質の黒い瞳が冷気を帯びたのだ。男は黒い目を、兵士から反らし小さな声で呟いた。
「お前があたったのが俺だったのは幸運なほうだと思う。他のやつらは情なんてものは全くないよ」
それに兵士は青い顔で首を縦にふった。それをその男は確認すると「もう一度言う俺の邪魔だけはするな」そういって黒いローブを揺らし奥の道へと歩み始めた。
すいません。文字つまっちゃってますね。