サイバー☆ニート

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1:美響:2015/06/02(火) 19:02 ID:CS2

はいはい、長く続かない作者がまた新作を書いたようですね、恋暦未完結
今回は自信あります!恋愛ものは無理だけど!サイバーなら!


character *コードネーム 束紗からのイメージ、ハンドルネーム

玉敷 束紗 Tamashiki Tukasa ♂ (14) コードネーム『サイバーニート』
DATA
ニート生活をおくる中学2年生。※引きこもりではない
学力に問題はなく、むしろ幼い頃から留学し、頭は人類最高峰といえる。
頭脳は明晰でIQは300。
特に運動神経も悪くなく、容姿もイケメンなので、不登校理由が不明。
ニートのような生活をしているが、その仕事は悪人に制裁を加える事。
彼に助けられたネットユーザーは100万人を突破したらしい。
炎上の鎮静から、ハッキングなどのプログラミングにも長けている。

逸久根 都亜 Itukune Toa ♀ (14)  コードネーム『矯正少女』
DETA
束紗の幼馴染で、不登校でだらしない生活をする束紗を登校させようとする。
彼女もまたアカウントを乗っ取られた際、束紗に助けてもらった。
家事全般を得意とし、両親がいない束紗へ夕飯を作ったりもする。

玉敷 悠音 Tamashiki Yuune ♀ (17) コードネーム『ハッカーシスター』
束紗の姉で、たまに学院の寮から帰ってくる。
彼女もハッキングの天才で、束紗にハッキングの技術を教えた。
家事全般壊滅的で、卵焼きを作ろうとしてプリンができるくらいだ。

阿南 三禮  Anan Mire ♀ (15)  コードネーム『炎上マッチ』
束紗の通う中学『小蘭学園』の理事長の娘。
炎上の元凶で、彼女の書き込みですぐに炎上するため、『炎上マッチ』
彼女もまた束紗に助けられたため、その能力を買って学園に誘い込む。

北神 昴流  Kitagami Subaru ♂ (15) コードネーム『炎上オイル』
三禮の幼馴染で、校長の息子。
炎上をさらに悪化させるため、『炎上オイル』
束紗をなぜか敵視している。

2:美響:2015/06/02(火) 19:11 ID:CS2

おまけ* 束紗が設立したサイトpartT☆

1 受験の裏ワザ
中、高生向けのサイトで、これを見た者は成績が飛躍的に上がったらしい。
知る人ぞ知るサイトなので、いきなり成績上がったやつがいたら、多分これ

2 ゲームの神様.com
人気ゲームの無課金最強法を載せているサイト。
ありきたりな攻略法では無く、運営が見落とすバグを巧みに使った裏ワザ
急激に強くなったやつがいたら、多分このサイト。

3 神速速報!
2ちゃ●ねるのような、世界有数まで上り詰めた大規模ニュースサイト
TVやahoo!newsよりも情報が早いので、利用する人が増えている。

4 人生サプリ
人生に疲れた時に行くところ。
なぜか自殺を試みようとした人がここを見ると、またパワフルに復帰した
自殺を考えている方はどうぞこちらへ

     その他100件以上のサイトがあります☆

Twitterのフォロワー数は?
2015 6/2 現在

フォロー 3
フォロワー1867397人 殆どが助けてもらった人

3:美響:2015/06/02(火) 20:22 ID:CS2

 真っ暗な部屋に、文字列が並んだ四角い光が浮かぶ。
 青と赤の配線が絡む。それは長い長い導火線。

 カタカタと叩きつけるような音が部屋に響く。 
「ふぅー、今日もネット界は平和だなー」
 enterキーを勢いよく押し、一息ついたところだった。

「ちょっとおお!また学校来てないわけ!?」
 勢いよくドアが開いたと思うと、いきなり怒鳴り声が飛んできた。
「げっ、都亜!?何しに来たんだよ!?学校は!?」
 ドアの前には仁王立ちして怒りの表情を見せる少女が一人。
 時計の短針はまだ12を指している。まだ学校のはずだ。

「今日はテストだから午前中で終わり!皆心配してるわよ。特に女子が」
 都亜はなぜか、最後の方を強調して言った。
「もう一年も登校してない不登校児ってさぁ、存在忘れられるだろ、普通」
 俺はとっとと忘れてくれと言わんばかりにため息をついた。

「イケメンで成績よければ、女子が放っておく訳無いでしょう?」
「めんどくせー!何がイケメンだよ、どーでもいいー」
 俺は嘆きながら配線を整え、USBメモリを差し込んだ。

「今日も事件解決したわけ?」
「あぁ。炎上52件、乗っ取り12件、ハッキングの依頼13件な。少ない方だ」
「私が学校行っている間にそんなに!?本当、こーゆーのは天才的ね」

 フロッピーディスクを取り出した手を俺は止めた。
 本当、別に役に立たないことに関しては天才的だな、俺。

「……なんで引きこもってんの?」
「引きこもってねーよ、普通に外出歩くぜ」
 キーボードを片手で操作しながらタブレットも片手で操作した。

「もう、学校行きなって。皆心配してるし」
「余計なお世話。心配しないでくれって言っといて」
 俺は二度目のため息をつきながらパソコンを閉じた。

4:美響:2015/06/02(火) 20:32 ID:CS2

 そしてその数日後、事件は起こった。

「大変、束紗!」
「んだよ急に」
 都亜が学校から急いで帰ってきたのか、息を切らしている。
 俺は貯まっていたSDカードのデータを整理している最中だった。

「理事長の娘……阿南魅羅知ってるでしょ?」
 息を切らしているため、途切れ途切れで言っている。
「それがどうしたんだよ」
「魅羅の加工された画像が流出して、今学園で問題に……!」
 都亜が俺に見せたのは、魅羅が薬に囲まれている画像だった。
 風邪薬とか、そういうものではなく注射器などの画像。
 確かにこんな画像が出回れば、学園の危機になるのは当然だろう。

「んだこれ、アイコラじゃねーかよ」
「えっ?一瞬見ただけで分かるの!?」
 影の向きに注目するのは基本、背景も少し可笑しい。
 加工ソフトをハッキングすれば、IPアドレス特定するのは容易い。

「ちっ、完全に除去するのは少しムズいが、やれるだけやるわ」
 俺はスイッチが入ったように、口角を釣り上げ、パソコンを立ち上げた。

5:美響:2015/06/02(火) 20:44 ID:CS2

魅羅ではなく三禮でした、すみません(・_・;

6:美響:2015/06/03(水) 17:24 ID:CS2

 2分程して、束紗はパソコンをいじる手を止めた。
 画面には意味の分からない文字列が並んでいて、良く分からない。

「えっ!?何、もう分かったの!?」
「あぁ。履歴を調べてパパッとな。匿名化ソフトも役立たずだな」
 画面が切り替わり、映し出されたのは他校の制服を着た少女だった。

「えっ、この制服……美園学院じゃない!?」
「そうだ。おまけに……っと」
 束紗は制服の胸元を拡大させ、胸プレートの文字を表示させた。
「美園学院 生徒会長 真名寺柴乃……生徒会長!?」
「あぁ。こいつが理事長娘の加工画像の制作・拡散者の張本人だ」

 束紗は棚にしまってあったスクールバックを持ち、都亜の方を向いた。
「明日俺、『学校行く』から」
 
 都亜は固まり、何も言えずに棒立ちしたままだ。
「…………え?……っえぇーっ!?こ……この世の終わり!?」
「んな大げさな……」
 束紗はため息をつきながら教科書を鞄に入れていった。

7:美響:2015/06/03(水) 17:50 ID:CS2

NEXT DAY

 気温25度を越える暑さの中、校門前まで俺は来てしまった。

 翌日、本当に束紗は学園に登校して来た。
 束紗は制服を程よい着崩し方で洒落ているので、他の男子も真似し始めた。
 そして登校早々女子に囲まれ、鬱陶しそうにしている。

「玉敷君!具合どう!?」
「登校出来て良かったね!」
「私のノート見る!?」
 こんなに言い寄られても満更でもない顔はしない。
 かと言っていつものクールな表情もなく、困り果てている顔だ。

「だぁー、鬱陶しい。邪魔だ、どいてくれ」
 そんな声も女子の黄色い悲鳴にかき消され、虚しく散った。
 
 教室に着いた頃には制服が乱れ、疲れ果てていた。
「酷い目にあった……やっぱ学校行きたくねー」
 
 ちなみに一応彼は不登校児だが生徒会長である。
 成績優秀者は強制的に生徒会に入るため、不登校でも構わないらしい。

「生徒会長!登校して来たんですね!」
「んあ?」
 彼の席に来たのは、副会長の更科光河(さらしな こうが)だ。
 少し茶髪の天然パーマで、眼鏡をかけている小柄な男子。
 
「副会長か。俺がいない間良くやってくれたな」
「いえいえ。会長、尊敬します」
 彼は同級生だというのに、会長だからか、かなり謙遜している感じだ。

「別に俺先輩じゃねーし、タメ口でよくね?」
「あ……っ、そのっ、慣れていなくて癖で!」
 彼は慌てて戸惑い、かなり滑稽にたじろいだ。
 
 何だこいつ、おもしれー。

8:颯:2015/06/03(水) 19:17 ID:eVw

颯です。
読ませてもらいましたが、はっきり言ってしまうと文章がスカスカ過ぎますね。
次の文に至るまでの文が頭の中で自己完結しているのか、内容がよく理解出来ませんでした。
また内容に関しても、尖っているのはキャラ設定のみで、ストーリー自体に面白みを感じることができませんでした。
サイバー的な知的戦がないまま、主人公に全く動きが無いのもそうですが、何の意外性も無い突然の登校、などなど動きがあるのに全く心が動かない作品なのかな、という印象を受けました。
意味不明というレベルでは決して無いので、
もっと作品の山場を意識することをお勧めします。

9:美響:2015/06/03(水) 21:40 ID:CS2

ご指摘ありがとうございます^_^
文章の内容を濃くできるよう頑張ります

10:美響:2015/06/04(木) 18:10 ID:CS2

「しかし腑に落ちませんね……あれだけ登校拒否したあなたが何故?」
 彼は今までの柔らかい表情から、鋭い眼差しへ変わった。

「まぁ、副会長にも直接関わるから話しておく。三禮の件、知ってるよな?」
「えぇ。今学園で問題になっている薬品乱用の疑いがある画像の件ですね」
  光河は元のやわらかな表情に戻り、軽く頷いた。

「その事件を解決するべく、三禮へ会いに登校して来たって訳だ」
 俺は頬杖をつきながら、気だるそうに言った。
「それで登校してきたのですね。授業は受けるつもりですか?」
「来たからには受けるしかねーだろ。授業受けずに来たら不審に思われるかもしれねーし。俺が調査してる事は内密にしたいからな」
 俺は何度目か分からない溜息をつき、新品同様の教科書を取り出した。

11:由那:2015/06/08(月) 18:16 ID:9I2

読ましてもらいました!
たまたま、ネットサーフィンをしていたら目に入ったので、読んでみました。
私も、趣味で書いているのですが、私の物よりはるかに上手にできていたのでよかったです!また投稿されたら読みたいです!

12:美響:2015/06/11(木) 19:07 ID:CS2

由那さんコメントありがとうございます^_^
頑張って良い作品目指します!

13:美響:2015/06/11(木) 19:37 ID:CS2

 これからつまらない授業が5時間も続く。
 分かりきった内容ばかりが黒板に並び、退屈だった。

「連立方程式では、ここに代入をして……」
「んだよ、中2ってまだΣとかαとかやってねーのかよ」
 俺は頬杖をつきながら、ノートもろくにとらずにぼーっとしていた。
 隣の席の都亜はしっかり授業を受けるよう促したが、やる気になれない。

 5時間目の授業終了のチャイムとともに、俺は教室を飛び出していった。
 女子から早く逃げ、三禮と会って話をするためだ。
 三禮から依頼があり、俺は事前に応接室へ来るよう頼まれている。

 カッカッ
「失礼します」
 俺は粗相の無い様、慎重に重い扉を開けた。
「どうぞ」
 応接間には、栗色カールの髪型をした少女がソファに腰掛けていた。
 案外広く、トロフィーや肖像画などが飾ってある。

「どうぞこちらへ」
 彼女は丁寧な物腰で俺をソファへ誘導し、腰掛けるよう促した。
 
「では早速本題に入らせて頂きます」
「はい、お願いします」
 俺は座ると、早速昨日調べた資料を三禮に差し出した。
 政治家や大手企業社長の加工画像流出も何百件とやったし、自信がある。

「昨日調べた限り特定出来たのは、画像発信元の名前と住所です。心当たりありますか?」
 プリントには、『観島 桜怜』と表記されていた。

「観島桜怜、この人知っています……先日、トラブルに」
 よっしゃビンゴ
「それでは、詳しくお聞かせ下さい」

14:美響:2015/06/11(木) 19:45 ID:CS2

 三禮曰く、彼女と先日ネット上でトラブルがあったとのこと。
 
「私、実は彼女のブログを炎上させてしまったようなんです……別に
 悪気があったわけではないのに……」

 ブログ
 
 桜怜
[今日ポーチ作ったんだ!画像載せたからコメントよろー!]

ゆか
[えぇー!すご!今度作り方教えて!]
悠斗
[つか、女子力高!]
名無し
[尊敬するー!」
三禮
[あ、これ前お店で売ってたやつだよね?桜怜ちゃん欲しいって言ってたやつ
買えたんだねー!^^]
名無し
[え、買ったやつ!?]
名無し
[mamazonで検索したらひっかかったよ]
名無しの権兵衛
[うっわぁ、ひでぇ」

「私、悪気があったわけじゃなくって……うええーん」
 彼女は吹っ切れた様にわあわあ泣き出してしまった。
「え、あの!?」
 俺は困り果てて三禮をどうにかしようと試みたが不可能だった。

15:美響:2015/06/11(木) 20:27 ID:CS2

真奈寺紫乃は私のミスです
すみません、犯人の名前は観島桜怜です

16:美響:2015/06/12(金) 22:49 ID:CS2

あー大分スレ下がりましたね
次回の更新は明日になります

17:美響:2015/06/16(火) 18:42 ID:CS2

 三禮が落ち着き、途切れ途切れになりながらも言葉を紡いだ。
「私……昔から色んなブログを炎上させてしまうんです……わざとでなく」
「なるほど。ま、腹いせってことだろうな」
 まぁ、無垢で正直すぎる彼女なら引き起こしかねないだろうな……

 俺は素早く話を飲み込み、状況を理解した。

「じゃあ、画像は何とかしておきますから。失礼しました」
「はい、こちらこそありがとうございます」
 俺はその場を逃げる様にそそくさと立ち去った。
 また泣き出されたりしたら厄介だ。
 
「ちっ、画像流出はやっかいな事件だな」
 俺は控えのコピーした資料を片手に頭を掻いた。
 
 一応自分が管理している掲示板は何とか削除出来そうだ。
 Twitterや他掲示板もハッキングすれば何とかなるだろう。
 ただ、人の記憶まではハッキング出来ない……

18:美響:2015/06/18(木) 18:05 ID:CS2

だいぶ空いてしまいました(汗)
これからは更新一回につき詳細プロフィールを載せて行きます♪

名前【玉敷 束紗(たましき つかさ)】
年齢【14歳 8/12生まれ 小蘭学園中等科 U-Ω所属】
体型【身長165cm 体重49kg】
視力【右目2.0 左目2.0】

幼い頃に父親を亡くし、母は仕事の都合上イギリスへ。
束紗は父の遺言で日本に残ることになった。

幼少期に両親の仕事の関係で何カ国も留学してきたため、現在では
ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語、中国語、アラビア語など可能。
また、ヴァイオリンやピアノ、ハープなどの楽器はもちろん
チェスやポーカー、ビリヤード、将棋、パチンコスロットのやり方も教わった
子連れ可能なカジノへ出入りしていたため、ギャンブルも得意。

【小蘭学園(しょうらんがくえん)】偏差値65 
束紗達の通う、小等科から高等科まである大規模な学園。
全教室エアコン設置済み、エレベーター付きがウリらしい
毎年修学旅行があり、1年北京、2年イギリス、3年選択(フランスorイタリア)
2学年のクラスは5つ(ギリシャ文字から来ています)

【特進クラス】 
U-Ω(二年オメガ組)←束紗&都亜所属
【以下普通クラス】 
U-α(二年アルファ組)
U-β(二年ベータ組)←昴流所属
U-Σ(二年シグマ組)
U-δ(二年デルタ組)←三禮所属
【校内構成】
小等科校舎、中等科校舎、高等科校舎に分かれており
3校舎の中央に食堂、購買、図書館、ホールなどが設備された中央校舎がある
また、それぞれの校舎の地下室にスポーツジムとプールが設備されている。

19:由那:2015/06/23(火) 17:48 ID:9I2

また読ましてもらいました!
次が楽しみです!
次は、いつ投稿しますか?

20:美響:2015/06/29(月) 17:39 ID:CS2

由那さん、すみません遅くなりました!><
最近は此方で投稿させて頂いています。
http://ncode.syosetu.com/n6898cs/

葉っぱ天国では書いていないプロローグ部分もあります
勿論葉っぱ天国でも更新致します^^


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