うそ:9割 ほんと:0.5割 ゆめ:0.5割
皆様始めまして。私は「橋本」と申します。・・・あ、もちろん仮名でございますよ?
私は俗に言う【非リア】と言う人種でして。まあ、まだ15歳と言う若い身空で、今から人生を諦めた訳では
ございませんが、私はたまーに考えるわけですよ。なんで生きてるんだろうなーって。死んだらどうなんだべーって。
いやいやいや、確かに中二臭いですよね。分かりますよ、自分でも。
でも、それでも考えるのをやめられない自分が居ることも事実です。
貴方様も一度だけ考えたことありません?
「自分の存在意義」「自分の存在証明」「自分の存在価値」
・・・まあ、これから話すこととはそこまで、関連ないんですけど・・・少しだけ、あるかもしれません。
これから話すのは、決して本当の事ではないけれど、嘘じゃない、でもちょっぴり嘘的な。そんな話です。
橋本は中学3年生。頭は悪く、美人でもないです。ルックスも大して良くない。
気づいたら3年生になってたーって感じで生きてきました。
小学生1年の頃、いじめられてからはそんなに友達が多くない人生を過ごしてきたので、今もそんなに友達は多くありません。よく考えてみると結構ひとりでいる事の方が多い気がします。
今まで生きてきたのが不思議なくらいに。・・・いやまあ別に鬱とか躁とかな訳ではありません。平々凡々、普通の女の子として生きていました。まあ、普通と言うほど普通でもないのですが。
何故なら、いっつも、いーっつもぼんやりと絵を描いているからです。そして歌を歌います。
もちろん一人のときですよ。人がいっぱい居る教室のなか、そのうえ変な行動をすると
いい餌を見つけたときの小魚の様によってたかって私を突くのです。
橋本は見えを張って気丈そうに見せている癖に、本当は気が弱いのです。
豆腐メンタルです。豆腐よりも柔らかく、指で突いたくらいでぼろぼろと崩れてしまうかもしれません。
・・・だから、友達が少なかったのでしょうか。他人に話しかけるなんてこと、簡単に出来ないんですもの。
もちろん、この掲示板と言う、大きな大きなコミュニケーションツールでも、です。
友達って言える友達も、少ないです。そもそもアレが友達にはいるかどうかすら
分かりません。
・・・とりあえず、その「友達的な」人の話でもしましょうか。
出会いは小学生のときでした。
何かにつけ、橋本より上に居ようとする娘でした。橋本はそれを快くは思っていません。当然ですよね、たぶん。
小学生の頃、クラスメイトになって数年がたち、またクラスが同じになりました。名前を見たとき、「あぁ、一緒なんだぁ・・・」とぼんやり思っていました。