四人に未来はミエマスカ...?

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1:百音 :2015/09/06(日) 12:52 ID:rv.

四人の悲劇のモノガタリ。アナタはコンナコトが起こったラ、

どうシマす火(か)...?  

2:百音 :2015/09/06(日) 13:08 ID:rv.

キャラ紹介......ピシャッ


佐々木   愛乃(ささき あいの)  16歳


桃色の髪。ミディアム(肩くらいまでの髪) 耳の左右のとこにみつあみしている。
巨乳。直人が好きな乙女

−−−−−−−−−−

藤咲  直人(ふじさき なおと) 17歳


黒髪の爽やか男子。大人しくて結構無口だけど、皆の事をからかうことだけは、一人前
顔に合わず、頭が悪く、学年で成績は最下位。実は愛乃の事を密かに想っている

−−−−−−−−−−


蒼井  色羽(あおい いろは) 17歳

直人と一緒で無口...と言うよりは、結構な毒舌家。紫色の髪でそうとう長い。髪の長さはひざまで。
頭がよく、面倒見のいいお姉さんという感じ。貧乳。 しかし忘れてはいけない。毒舌家((二回目

−−−−−−−−−−


寺島  京介(てらじま きょうすけ) 18歳

見た目はとにかくチャラ男。髪の毛先は金髪でそれ以外の髪はオレンジ色である。
よく、色羽に毒舌を吐かれるが、本人(京介)曰く 照れ隠しじゃね?とのこと。
色羽はどうとも思ってないが、京介は色羽が好きらしい。しかし、色羽が貧乳なのが残念とのこと。
見た目に似ず 頭が良く、学年二位。

3:百音 :2015/09/06(日) 13:16 ID:rv.

プロローグ



皆沢高校 総勢123人の小さな高校。

そんな高校に届いた一通の黒い手紙。



       −コノ学校カラ、犠牲にしていイ、生徒ヲ四人サシダセ。
                    サモナクバ、生徒 皆のイノチが消えるダロう。−



と....。  








"赤い字"で書かれていた。手紙からは、鉄の匂いがしていた。
我が校の校長は、生徒の遊びだろうと、手紙を放っておいた。










これが、悲劇になると思わんばかりに...。

4:百音 :2015/09/06(日) 17:48 ID:ae.

コツコツ...


コンコン

「誰だね?」

「校長、会長の山田です」

「あぁ、山田さん。どうしたね」

「一ヶ月前からずっと、1日に一人、生徒が亡くなっています。」

「......そうだね」

「校長!分かってるなら、行動して下さい!!!生徒の事 ほったらかしなんて酷いです」

カチャ...

校長が飲みかけの茶を置いた。

「じゃあ、君は私に何しろと言うんだね?」

「.........あの手紙...学校に届いた、"黒い手紙"を見せて下さい!」

「山田さん。これは、きっと誰かの嫌がらせだよ...」

「嫌がらせにもほどがあります!絶対こんなのおかしい!!!」

「ふぅ...分かった分かった。手紙を見せよう」

「...どうも」



ガサガサッ、、、ペラッ


「...!? 校長これ...」

「あぁ、変な手紙だろ?」

「何で、読んでて、行動しないんですか!!!四人差し出せば良かったのに!!!」

「私が命令に背いたから、四人以上 死んだ、とでも?」

「当たり前です!ちゃんとしてたら、生徒の命も四人という最小限に抑えれたのに...」





「山田さんの好きにするといい...」

「...校長、私は貴方を軽蔑します」

キッ!

「何とでも言え」

山田という生徒に睨まれてしまったよ。怖い怖い。

5:百音 :2015/09/06(日) 17:55 ID:ae.

「やっ山田会長!」

「? どうしたのですか、水沢さん」

「こっ校長が!死にました...」

「なっ!?どうして!?」

「あの...屋上から、飛び降りた痕跡があると...」

((生徒だけじゃ、なく 校長まで!? 一体どうなって...))

「山田会長...私達どうしたら...いつか私も死ぬのですか!?」

「水沢さん 落ち着いて。私が何とかするから...」

「やっまださーん!」



「寺島君...」

「山田さんさー昨日、校長室行って、手紙取ってきたんでしょ?
 俺らにも、見せてよ  力になれるかもだしさー?」


「そうね...お願いするわ。」

6:百音 :2015/09/06(日) 18:09 ID:ae.

皆沢高校   生徒会室


会長   山田  望

副会長  寺島  京介

書記   水沢  心


ーこの三人で手紙の事について、話し合う事にした。ー


「とりあえず、これ生徒 皆に見せね?」

「まぁ、まずそれよね...」

「てっ寺島君て...見た目の割りに、副会長って凄いね...」

「水沢ちゃん...何気に傷付くよ...ありがと...」シュン...

「水沢さん 余計な話 入れないで 手紙のこと考えて」

「ひっ...ご、ごめんなさい」

「とりあえず、生徒に手紙をみせたあと、犠牲の四人を決めないと...」

「うぅ...犠牲になりたくない」

「水沢ちゃん それ誰でも、そうだと思う...」

「水沢さんの我儘で決めれる事じゃ、ないのよ!? いい加減にしてっ!!!」

「山田会長...ごめんなさい  私...やっぱり生徒会なんて...無理ですぅ!!!」

バタバタガチャ...バタン。



水沢さんの心が爆発したのか、生徒会から出ていってしまった。
水沢さん 泣き目だったなぁ...


「山田さん...そんな怒んなくても...」

「...寺島君は分からないでしょ、私は水沢さん...あの子が嫌いなの」

「え...」

「いっつもウジウジしてて、男の目惹いて、女の話は無視。男とばっかり話してる
 だからクラスでも外されてる。おまけに私の好きな人も奪って...許せない」


会長の体が震えているのが、俺にも分かった。

「ごめんなさい。私 今日は話せないわ。本当にごめんなさい」

バタバタガチャ......



山田さんも出ていって俺一人になった。

「女の子って大変だなぁ...」

7:百音 :2015/09/06(日) 18:32 ID:ae.

「とっとりあえず、タンスに手紙 締まっておこう」

と、階段を上る音がした。きっと"あの子"だ♪


「京介ー!いる?」

「色羽〜いるよー!ちょっと待っててぇ〜!」

「"ちょっと待ってて"?じゃあ、3秒ね さーんにーいいーち」

「ストップ!!!早いよ!?」

「...ちょっと つったのは、京介でしょ? 言葉に考えて言いなさいよ」

「ごめっ...イタッ!」

色羽にデコピンされた...

「ごめん言う前に早く準備して帰ろうよ。このチャラ男」

「あはは...すぐ準備するね...」


いつものように色羽に毒舌吐かれる&デコピンで、変わらない日常。


「色羽〜ごめんねー待った?」

「待ったに決まってるでしょ。いちいち聞かないでよ。めんどくさいなぁ...」

((今日の色羽はいつもより、機嫌悪いなぁ...))


「あっ色羽ちゃん来た〜」

「じゃ帰ろうか」

「そうだね。早く行こう 成績最下位の馬鹿直人」

「色羽てめぇ、いっつも、一言多い」

「直人に言われたくない。あんたはまず、かけ算でも復習しなさい」

「はぁ?なめんじゃねぇよ。それくらい言えるわ 7×1が7、 7×2...14、 7×3...24...あ?」

「やっぱり馬鹿ね。21よ?」

「くそっ...悪魔」


やいのやいの...



「愛乃ちゃん...」

「何?京介君...」

「色羽といる 直人って表情変わるよね」

「確かに、普段 見せない顔しますね...」

「...直人 取られてる感じしてて、嫌かい?」

「なっ...カアア///  二人は友達だし、そんなことは...」

「いいんだよ。本心言っても...俺だって嫌だもん!キーッ直人め...」

「京介君...あはは...はは....」

8:百音*根音ネネはカムイw magurosamayade:2015/09/16(水) 16:04 ID:TjM

デモコウシテ イラレルノモ、イマノウチカモネ...?

9:百音 magurosamayade:2015/09/16(水) 16:10 ID:TjM

次の日の朝

学校の放送が鳴った。

<<生徒会の三人は至急、生徒会室に向かって下さい 繰り返します...>>

京介は色羽達と一緒にいた。


「あっ俺 呼ばれたわ」

「最近、生徒会忙しいな 京介」

「あぁ、最近...な」

「なんか、嫌な事でもあるの?」

「えっ? 色羽 何で...?」

「何でって...顔に出過ぎなのよ!分かりやすい」

「はは...流石 色羽...俺の事よくお分かりで」

「色羽ちゃん凄いね!私は、そーゆーの分からない...」

「当たり前よ。何年 京介と一緒だと思ってるの」

「ってか、もう行ってくる!!!」





「「「いってらっしゃーい」」」

10:百音 magurosamayade:2015/09/16(水) 16:25 ID:TjM

生徒会にて


「今、キマシタ〜」

「あぁ寺島君 遅かったわね。それより早く決めましょ」

「...<犠牲者>をですか...」

「えぇ。一刻も早く決めないと全員死ぬわ。それに、生徒会の私達も
 もしかしたら、決める前に死ぬことだってあるから」

「そうですね...今までで、死亡者数が...53人か...」

「あと70人...プラス先生8人」

「ヤバいな...てか、水沢ちゃんが居ないけど...」

「.........」

「え? や、山田さん...?」

「...ぃ...ごめんなさい 私のせいだわ.........」

「!? まさか!!!」

「昨日死んだんですって 家の部屋の天井にロープが掛かってたそうよ」

「そんな...」

「だから!もう決めるわよ!!!」

「う、うん!」

「でも、もういいわ。私が勝手に決めたから」

「え!?一人で? ...ま、まぁ誰にしたのか言ってよ...」









                「<犠牲者>は......」

11:百音  :2015/11/18(水) 18:14 ID:9p2

  

「犠牲者は...」





ゴクリ。

















「寺島君、貴方とその友達3人よ。」




「...!っな!!!」




「ごめんなさい。ごめんなさい。本当に...でも、私は、貴方が嫌いだったから...」

「山田さん?」

「見ての通り、私は、すぐ怒鳴る。皆を注意してるうちに私から、友達が消えた」

山田の雰囲気が変わった。

「そんな時に、貴方達4人を見てるとイライラするのよ!」

「や...山田さ...ん」

「ぐっ!」

「ああぁぁっ........っ!!!」

会長の右手には、カッターナイフ。そのカッターナイフを京介の首に突く。
首には赤いものがぽたっ、と垂れた。

「でも、大丈夫よ。私も死んであげるから...」

京介の首に刺さるカッターナイフを抜いて、今度は自身の胸部に当てる。


「山田さん...駄目だっ!」

止めさせようとしたが、首の傷が痛くて、意識が持てなかった。

「さよなら、寺島君...?」






ドスッ!バタン............




カッターナイフを胸に刺して、倒れた。
胸部には、赤い薔薇が凛々と咲き、ドクドクと薔薇が溢れた。
彼女は目を覚まさない。



「あ...ぐぅ...」
そして京介も意識が遠のき、目を閉じた。

12:百音 :2016/01/11(月) 12:57 ID:LxA


...時間が分からない。一体 何時間経ったのだろうか...

「...け...すけ!...京介!!!」

誰かに呼ばれている様な声が聞こえ、京介は目を開けた。

「ぅ....色羽...?」

「はぁ...心配させないでよ。この馬鹿!」

色羽は、少し涙目だった...

「色羽っ今、何時...っ!?」

寝ていたベッドから、起き上がろうとすると、体に激痛が走った。

「ちょっ...寝てすぐ起きるとか、アホなの!?安静にしてなさいよ!」

さっき、山田さんに刺された傷がズキズキ痛む。和らげようと右手で首をおさえた。...やっぱり痛い

「急所には、至らなかったって言ってたわよ。全治1週間ほどですって」

でも、自分の傷より、心配なのが...

「山田さんは?」
「生徒会長も、なんとか無事よ。もう少し深く突いてたら、死んでたらしい」
「そう...良かった」
「...あんたも無事で良かった」


「え...」
「なんでもない」



今のって、俺が死ななくて良かったって、こと?

「京介? 顔 赤い...」

「なんでもないよ///あはは...///」










「やっぱり 色羽ちゃんだけに任せて良かった」

「そうだな。お熱いですなー」

「ふふ そうだね直人君!」

13:百音 :2016/01/12(火) 16:02 ID:LxA




次の日




「えっと。黒い手紙について、まず三人に話そうと思う」

「「「うん...」」」

京介は、手紙のこと、山田の発言のことを、話した。


「手紙のことを話さなかった 校長は何を考えてるの!?」

「っ!...山田のやつ...」

「山田さん...私も、あまりお話したことなかったけど、そんなこと思ってたなんて...」

「皆。ごめん。巻き込んじゃって...」

「京介君...」

「落ち込むなよ京介。逆に俺達以外の生徒4人が巻き込まれたら、それこそ危ない
 そう考えたら、指名された奴が俺達で良かったと、思わないか?」

「...直人 それは、私達が友達同士だから、なんでも、乗り越えれるって言ってるの?」

「色羽は呑み込みが凄いな」

「そんな、漫画みたいなことで助かると思ってるの? 死ぬ確率は高いのに」

「俺は、なんとかなると、思うけどな」

「......そう」

「...? 色羽ちゃん  結局どうなるの?」

「............直人の案に乗る」

「いや、案じゃないけど...」

「馬鹿 その言葉 信じてあげるって言ってるのよ」

「で、でも私達 どうなるのかなぁ?」

「...分からない。から、皆 いつもより注意して過ごしてくれ」

「「「了解...」」」

14:百音 :2016/01/12(火) 16:11 ID:LxA

その日は普通に授業を受けた。そして夜


愛乃は直人に電話をかけた。

『もしもし?』

「もしもし!直人君 起きてる」

『起きてるよ。今、風呂入るとこ』

「えっお風呂? ごっごめんなさい!!!」

『いや、いいよ。で?どうかした?』

「あのね、京介君が言ってた話なんだけど...なんか、信じれないなぁって...えへへ」

『...俺だって信じれないよ』

「でも、直人君 あんなに自信持って話してたのみてて、怖くないのかなって」

『怖い?』

「だって、京介君の話によると、死ぬことだってあるんでしょ?」

『怖いか...全然だな』

「......そっか。私は怖いや...」

『大丈夫だ。皆がいる。怖くないよ むしろ頼もしいさ
 それに...』

「それに?」







『愛乃が怖い時は、俺が守るよ』

「!!! えぇええぇ!?」

『はは。じゃあ風呂入るからまたな』


      プツッッ


「え...ズルいよ 直人くん...///」


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