初の小説です…不安ばかりですが、頑張ります!テスト期間や、塾がある日以外は、できれば毎日更新していくつもりですので、よろしくお願いしますネ☆
ではでは、最初のあいさつはこのくらいにしておいて…次からは内容&キャラクター紹介に移りたいと思います!
・荒らしはお断りします。
・コメントや、アイディア等は大歓迎です!話の参考にさせてもらったりしますね!
以上の事は守って頂くよう、頼みます。
では、スタートです♪
内容紹介♪
・将来、王国に使える人達のファンタジー?みたいな感じの小説です!一人一人に役職がありますが、絡んでくるのは、後半からなので、前半は学園に通っているキャラの成長していく姿を見守って頂けたらいいなー!って感じです。
主人公(次に掲載)のクラスは荒れていて、そのクラスを良くするために、動き、クラス全体が変わっていく…て所までが前半です
余談も加わり、説明下手なので…詳しくは、読んでみて下さい!すみません
前半の主なキャラクター紹介♪
・根宮未愛(ねみや みあ)
主人公。名前にコンプレックスが…3年前に母が亡くなり、今は親戚の家で暮らしている。父については後程。
無愛想で、親友意外の友達は…いない
役職は、隠密
・杉本やよい
未愛の親友。身長にコンプレックスが
未愛とは逆で、愛想がよい。暗算が得意。役職は、会計士
桃蘭百花(とうらん ももか)
お金持ち。優しく、可愛いが…
基本、何でも出来る。役職は、???
光沢桜子(ひかりざわ さくらこ)
お金持ち。百花と仲が良い。次期王の許嫁らしい。ちょっと非常識だが、優しい。泣きボクロが特徴的。役職は、
次期妃。
2話以降で登場の人物は、後程紹介します。
page1.
ジリリリリリリリリリリ!
未愛「うるさい…」
私は目覚ましを止めに行く。 ポチ。
未愛「まだ6時だし…2度寝してもいいよね…」
そして私は2度寝してしまった…
?「未愛ちゃーん!遅刻するよー?」
未愛「まだ6時30分ぐらいでしょ?大丈…ん?8時じゃん!何で起こしてくれなかったの!?」
ああ、もう最悪!今日から新学期だったのに…約束の時間まで後10分しかないじゃん!? 食パンをくわえる。
未愛「いってきまーす!!」
未愛「ごめん!遅くなった!」
私は集合場所のコンビニへ着くなり親友に言った。
やよい「大丈夫。行こっか!」
杉本やよいとは、私の親友。幼馴染みでもある。
色々話しているうちに学校へ着いた。
やよい「未愛、何組?あたし3組!」
未愛「私は…あった!3組…一緒!」
…でもこのクラス変えは、ある事件を引き起こす幕開けとなる…
あ。全て未愛saidです。
下手ですね…すみません…
自信を持つんだ!!!
7:陽南:2015/09/28(月) 19:04 ID:OOQ あ。和音!
ありがと(*⌒∀⌒*)
いいえ
荒らしはよくねぇよな
荒らし来てない?
10:陽南:2015/09/28(月) 19:32 ID:OOQ 荒し…?あ。私、さなだよ!
何か最近なり済まして荒らす人がいるんだって!(怒)
ひでぇな!
おっと…
雑談なしかよ
交流板でおねかぁ
でしょ!
学園で話そっかww
はいってない……
あっ!13番!
和音)また、ちょこちょこコメ貰えると、嬉しいな♪
皆さんの感想なども待ってます!
page2 キャラクター紹介♪
前回の紹介に書いたキャラも登場します。
中谷浩大(なかや こうだい)
クラスのボス猿みたいな人。未愛を見下している。勉強、運動共にできる。おまけに顔もなかなか良い。性格はあまり良くないかもだけど。
相川貴人(あいかわ たかと)
浩大の付き添いの一人。と、親友でもある。らしい。運動神経は抜群だが、勉強は出来ない… 役職・・・補佐官
伊藤実梨(いとう みのり)
可愛い。勉強はテストで5位以内に入るほど。運動は平凡。やよいと仲良し。字が綺麗。 役職・・・書記
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やよい「それでさー…ん?レッドカーペット?」
門の方を見ると1人の女の子と、執事らしき人。
?「ありがとう、ユロ。」
そう言い、彼女は車から降りてくる。
私は、彼女の姿に驚いた…
未愛「嘘でしょ…?あんな…あんなに可愛い…」
やよい「えっ!?」
未愛「可愛い…カーディガン!いいなー!しかも、緑色!」
やよい「…は?………そこ!?」
どうやら聞いた話によると、彼女の名前は、『光沢桜子』同じクラスらしい。
そんな私を見て、ある男の子が言った。
浩大「はっ。あんな馬鹿みたいな奴と同じクラスとはな…」
私はその言葉を勿論、聞き流さなかった。
未愛「…何よ?文句でもあるわけ?」
浩大「…。」
修羅場が始まる…!(?)
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未愛「何よ?文句でもあるわけ?」
浩大「…。」
やよい「ちょっと…やめなよ、未愛」
貴人「そーそー。ケンカに勝てるわけないじゃん?」
やよい「そうかも…ん?」
誰?この人… やよいがそう思った時だった。
百花「ケンカは止めて下さい。皆さんそろそろ教室へ行かないと大変なのでは…?」
未愛「へ?…本当だ。ありがとう」
浩大「…フン。ケンカはまた今度な。根宮未愛。」
未愛「な、何で私の名前知って…」
キーンコーンカーンコーン♪
先生「貴方達、何してるの!さっさと教室へ行きなさい!」
未愛「はあ…新学期早々これか…クラスメイトもいい人達だと良いんだけど」
浩大「本当だな。」
私達は、教室へ走って行った。
キャラクター紹介♪
ややこしくなってきたので、出席番号順に紹介します。
2番.赤塚大(あかつか だい)
可愛い系男子。モテる。運動神経は抜群、勉強も、まあまあできる。
役職・・・門兵
4番.伊藤信太郎(いとう しんたろう)
ぽっちゃり体型。運動オンチ。勉強は得意。 役職・・・会計士
5.宇藤ほなみ(うとう)
毒舌。運動神経抜群。しっかりしている。 役職・・・執権
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やよい「すみません!遅くなりました!」
やよいが言うと同時に教室へ入っていった。
先生「遅刻ですよ。校門の前で何をやっていたのかは知りませんが。」
ギクリとする。まさか、この先生まで知っているとは…
先生「さて。出席番号順に並んで下さい。始業式が始まりますよ。」
〜始業式〜
校長「えー、ですから2年生の人は先輩に、3年生の人は最後の〜」
貴人「長ぇよ…」
集会の名物、校長の長話…でたー!!とか思いながら、5、6分位話を聞いたのであった…長い!
そして私は教室に戻ってからも…悪運が強い。
未愛「何よ、この席は…」
浩大「…知らねえよ。決めたのは教師なんだろ?だったらあいつらに文句言えよ。」
私の前が…浩大(こいつ)!?
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夜見中「はい。私がこのクラスを担任することになった、夜見中みさとです。よろしくね!皆。」
浩大「なあ。あの教師、しっかりしてるとおもうか?」
いきなりあいつが後ろを振り向いて私に聞く。
未愛「え?思わないけど…何で?」
浩大「ふんっ。お前も案外、毒舌だな。いいターゲットになりそうだ」
未愛「はあ?」
訳わかんないよ…そういえば、私、こいつの名前を知らないや…聞こうとした時。
夜見中「と、いうわけで、明日は自己紹介をしてもらいます。何を言うか考えて来て下さいね。では、さようなら」
やよい「未愛〜?一緒に帰ろ!」
未愛「うん!……あ。」
例の人物が、さっさと帰って行くのが見える。
やよい「ねえ。今からあたしの家に遊びに来ない?」
未愛「行く行く!」
結局、あいつの名前は聞けずじまいだった…
キャラクター紹介♪
6番.大山美菜水(おおやま みなみ)
おおらか。お菓子作りが得意。特に、彼女の作るショートケーキは絶品だとか。 役職・・・パティシエ
7番.小佐田務夢(おさだ つとむ)
勉強ができる。赤塚大の親友。馬に乗る事が趣味。 役職・・・軍人
8番.加藤遥菜(かとう はるな)
器用で、裁縫が得意。身長が学年で一番低い。 役職・・・女官
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やよい「ただいま〜」
未愛「お邪魔します…」
やよい母「おかえり。あら。未愛ちゃん!久しぶり!」
未愛「はい!お久しぶりです。」
久しぶりにやよいの家に来たなーと、考えていた…
やよい「何してんの?あたしの部屋行こ!」
未愛「あ、ごめん!うん。行こっか」
やよいの部屋へ着いた。前に見た時より、可愛い部屋になっている気がする。
やよい「ねえ。未愛。」
未愛「ん?何?」
急にやよいが真剣な顔になって私に聞く。一体、どうしたんだろうか?
やよい「未愛。あんた、学校楽しいと思ってる?浩大の事もあるし…心配で」
未愛「え?ああ…普通かな…」
あいつ、『こうだい』っていうのか。珍しい名前だなー。などと考えていると、やよいが話を切り出した。
やよい「あのね…浩大なんだけど、先生や、クラスの人をいじる…と言うより、いじめてたっぽい事を1年生の時にやってたの。だから未愛も気をつけて。」
その言葉に私は驚いた。え?先生やクラスの人を…いじめてた!?
キャラクター紹介♪
9番.梶原美帆(かじわら みほ)
料理が得意。家では家庭菜園をしている。が、虫は大のニガテ… 役職・・・料理師
10番.木元敦(きもと あつし)
とにかくうるさい。ドッチボール等の球技が得意。浩大の幼馴染み。役職・・・密偵
11番.子桜宏(こざくら ひろ)
野球が大好き。あと、きれい好き。細かい所まで色々と気にするので、何かめんどくさい人。 役職・・・整備
12番.境奈々己(さかい ななみ)
テニスが上手。料理の腕も、なかなか。 役職・・・料理師
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未愛「い、いじめてたっ…て…」
確かにあんな曲がった性格だもんね。Sっ気凄いし。でも…ホントに?
やよい「まあ、ね。」
未愛「…。」
やよい「…未愛。今夜はあたしの家に泊まっていかない?」
未愛「うん!」
〜夜〜
私達は布団に入ってからも喋っていた。
やよい「未愛はさ、浩大が1年生の時みたいになったら…どうしたい?」
未愛「え?そうだな…変えてあげたいと思うよ。クラスの人達も。」
やよい「うん。未愛には、やっぱむいてるよ!」
未愛「何が?」
やよい「2日後に分かるよ!怒らないでね。」
未愛「うん…?」
どういうことだろうか?
やよい「おやすみっ!」
未愛「お、おやすみ。」
やよいが言った言葉にひっかかりを覚えたまま、私は一夜を明かす事になった。
キャラクター紹介♪
13番.酒井水柚季(さかい みゆき)
かなり面白い。関西弁を喋る女の子。
楽器が好き。 役職・・・会計士
14番.宍川岳(ししかわ がく)
うるさい。浩大の付き添いみたいな人。剣道の腕は確か。 役職・・・軍人
15番.佐野学(さの まなぶ)
頭が良い。密かに百花のことが好き。百花はどう思っているかは、今だ謎。
役職・・・側近
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〜次の日〜
やよい「いってきまーす!!」
未愛「お邪魔しましたー…」
やよい母「いってらっしゃい。未愛ちゃん、また来てね。」
未愛「はい。」
〜学校にて〜
「伊藤実梨です。よろしくお願いします!部活は、書道です。」
「梶原美帆です。部活は、園芸です。よろしく!」
はあ。自己紹介か…苦手なんだよなあ…とか、思ってた間に私の順番。
「根宮未愛です。部活は、弓道です。よろしくお願いします。」
………そうこうしているうちに、終わった。次は、委員会決めだそうだ。何に入ろうか悩んでいると…
やよい「はーい!私、未愛が学級委員に向いてると思います!」
未愛「………え!?」
ちょっ…やよい…何言って…
浩大「コイツに何が出来るって言うんだよ。お前、人前で話すの苦手だろ。」
図星をつかれる。でも、やよいが私を学級委員に向いてると言った訳が分かった。…そう言うことか。確かに浩大に面倒を起こさせないためには、丁度いい。ありがとう、やよい。
未愛「…私、やります。学級委員。」
浩大「……!」
私にだって色々出来る。浩大に問題を起こさせないためにも…頑張ろう…!
キャラクター紹介♪
17番.鈴川琴音(すずかわ ことね)
かなりの人見知り。学園の中では、身分が一番低い。一方、料理の腕はプロ並。 役職・・・女官
18番.田中井透(たなかい とおる)
桜子のことが好き。サッカーが大好きな、小柄な少年。 役職・・・補佐官
22番.野崎光(のざき ひかる)
小柄で、可愛い系男子。モテる。どうやら、伊藤実梨と付き合っているらしい。 役職・・・側近
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未愛「…てことで、学級委員になったのよ…メンドクサイけど…やる」
私は家に帰ってご飯を食べている時、一緒に暮らしている葉子(ようこ)おばさんに言った。学級委員になったこと、浩大が問題を起こすかもしれない事。全部ね。
葉子「あらら…まあ、頑張ってね、未愛ちゃん。小学校の時もやってなかったかしら?」
未愛「うん。やったよ。1回だけね」
そういえば、その時もやよいに推薦されたんだったけ?まあ、何でもいいけど。
未愛「もう寝るね!おやすみ!」
葉子「おやすみ。目覚ましかけて寝るんだよ。」
未愛「分かってるって。」
浩大said
浩大「…クラス写真か。俺、写真嫌い何だよな…」
それにしても、未愛(アイツ)が学級委員か…面白いクラスになりそうだな。1学期の間は。」
そう思いながら、俺は部屋の電気を消した。
キャラクター紹介♪
22番.羽島響(はねじま ひびき)
野球が大好き。浩とは話が合い、仲良し。 役職・・・門兵
25番.藤沢真(ふじさわ しん)
優しい。背はたかく、約175はある。
大山美菜水と付き合っている。
役職・・・軍人
26番.古川凛(ふるかわ りん)
気が強い。浩大が好き。運動神経抜群な、活発少女。 役職・・・パティシエ
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〜次の日〜
やよい「おはよー!未愛!」
未愛「おはよう。やよい」
そうだ。今日から学級委員の仕事が始まるんだったけ?頑張らないとな…
私とやよいは、教室のドアを開ける。
実梨「あ。おはよう、2人共。」
未愛•やよい「おはよー、伊藤さん」
すると先生が来た。
夜見中「はい、席について下さい。朝の会を始めます。学級委員さん、お願いしま…」
先生がそう言った時だった。
バァン‼ 黒板に教科があたる。ビックリして教室の後ろを見ると男子が何人かいた。
浩大「朝の会なんて、そこに座ってる奴らとやれよ。夜見中(お前)の事、少し調べた。あんな事した奴の…授業とかを受ける気になんかなんねぇよ。」
未愛「は?…どういうこと?」
浩大「…気が向いたら教えてやるよ」
そして浩大と、その友達は、教室を出て行ってしまった。
間違えました。
教科があたる。では、なくて、教科書があたる。です。すいません💦
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夜見中「ちょっと!?何処へ行くの?
それに…あんな事って!?」
浩大「どうせ分かってるんだろ?コイツらの前で言いたくないだけだろ。」
やよい「ねえ、未愛。浩大の言ってる事、何か分かる?」
未愛「さっぱり…」
本当に訳が分からなかった。それより…と、私は先生に言う。
未愛「先生。追いかける方が良いですよね?行ってきます。」
夜見中「え?ちょっと!?」
私は先生の返事を聞くことなく走り出した。
〜数分後〜
未愛「何処へ行ったんだか…」
足には自信のある私だが、今回ばかりは見失ったようだ。と、その時。
浩大「おい。学級委員。何してんだ。」
未愛「浩大!教室戻るわよ!」
浩大「何でオレだけなんだよ…」
未愛「え?あ。あんた達も!」
すっかり忘れてた。浩大の友達もいたんだった。
いつまでたっても動こうとしないから、私が速く!と、言おうとした時。
浩大「…夜見中の事…教えてやろうか?」
未愛「え…?」
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未愛「え…?」
それゃ聞きたいわよ。ええ、聞きたい。けど…それよりも、ある感情が先に駆け巡った。
未愛「聞きたいわよ…でも…」
浩大「…ん?どうした…」
未愛「どうした。じゃあないでしょう!?とりあえず教室へ戻る!はい、速く!」
浩大「あーはいはい、分かりましたよ。…お前はオレの親かよ…」
はあ。つい言っちゃったけど…聞きたかったなぁ。今度、また聞こう。それと、あと1つ聞きたい事があるから。
〜下校時間〜
未愛「やよい、帰ろ!」
やよい「うん。」
未愛「あ。そうだ、浩大。」
浩大「ん?何だよ、さっさと帰りたいのによ…」
未愛「あのさ、あんた…」
私は思い切って聞くことにしたんだ。やよいから教えてもらったこと。
未愛「1年の時、荒れてたって本当?」
浩大「…!」
私は一瞬、浩大が驚いたのを見逃さなかった。
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未愛「…。本当なの?」
浩大「………杉本から聞いたのか?証拠がないぜ?」
浩大は驚くほど冷静だった。そりゃあ元からあんま笑わない奴だから、ね。どう思っているのか考えられない。
やよい「ちょっと。未愛…」
未愛「うん。もし、本当なら…私は学級委員として、あんたを助けなきゃね。今日みたいに問題引きおこされちゃ困るし。」
浩大「そうだな…ま、本当だぜ?だから何なんだって話。1年の時の学級委員もそう言ってたが…止める事なんかできなかった。お前なんかに出来るかよ?オレは出来ないと思うが…な。」
そう言うと浩大は帰って行ってしまった。前の学級委員も止められなかったのか…難しいなぁ
やよい「み、未愛…帰ろ?」
未愛「ああ、ごめん、やよい。帰ろっか」
やよい「…うん。」
〜夜〜
明日は土曜日。部活はあるけど、日頃の隠密特訓を生かす!浩大の事、調べたげるわ!
キャラクター紹介♪
27番.牧野貴史(まきの たかふみ)
名前をよく間違えられる。実はやよいの元カレ。 役職・・・整備
28番.森ノ宮アンネ(もりのみや)
かなり気が強い。琴音に目をつけている。演劇部で、演技の上手さはプロ並み。 役職・・・女優
29番.安場加奈(やすば かな)
足が速い。密かに浩大に片想いをしている、幼馴染み。 役職・・・救護
キャラクター紹介♪
30番.山口実(やまぐち みのる)
小柄で童顔なため、小学生と間違えられる事が多い。サッカーが得意。 役職・・・整備
31番.山田咲希(やまだ さき)
美人。浩大とは家が隣同士。現在、片想い中? 役職・・・密偵
32番.山中明(やまなか あきら)
近寄りがたい雰囲気を出しているが、実は気さくで優しい、乗馬大好き少年。身長180cm。 役職・・・救護
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〜土曜日〜
いたいた。陸上部、練習してるわね。さてと。
未愛「浩大は何処かしら?」
気配を悟られぬよう木を登る。
未愛「…ん。いた。意外と速いんだな、あいつ。」
後輩とも仲良いし…教室と違うくない?早くきてそんしたなぁ…とか思ってた時。
咲希「未愛ちゃん?何してるの?」
しまった。見つかった…えーと、誰だっけ?確か………咲希さんだ!!
未愛「いや、ちょっとね。あははは」
怪訝そうな顔をされた。当たり前だけど。
?said
スタッフ「うんうん。今日も志保ちゃん可愛いかったよ!来週もよろしくね。」
志保?「ありがとうございます。来週もよろしくお願いします!」
あぁ。何てつまらない仕事。私は歌手でもあり、タレントでもあり…女優でもあるのに。こんなつまらない子供番組なんて。最悪だわ。いい仕事ないかしら?なーんて考えていると、
スタッフ「別番組の話なんだけど、クラスの人、一人ここに連れてきてもらえないかな?なるべく男子で魅力のある人。連れて来られそう?」
魅力のある男子?いるのかしら?何しろまだ学校にも行ってないのに…月曜日に初めて行くのよね、2年になってから。でも、そう簡単にいるかしらねぇ?
志保?「…多分、大丈夫です…」
スタッフ「そう?じゃあ、よろしくね。」
私は挨拶をすませ、スタジオを出た。
キャラクター紹介♪番外編1
七つ葉学園の生徒意外の人の紹介です。今回はpage14で初登場の志保のみです。
星崎志保(ほしざき しほ)
3歳から芸能活動をしている。表裏が非常に激しい。本名ではない。とても可愛く、歌も演技もトークも上手い。なんでも出来る、スーパーガール。年齢不詳…?
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葉子「未愛ちゃん、起きて!遅刻しちゃう!」
未愛「うーん?ん?7時30分!?」
まずい、また遅刻だ。最近、寝不足だからと日曜日はたくさん寝たけど…寝溜めはダメだったかあ…
やよい「未愛!おはよう。」
未愛「おはよう。」
なんとか遅刻せずにすんだ、な。
〜教室にて〜
夜見中「おはようございます…今日は全員出席ですよね?」
浩大「ここの席のヤツか?そういや、来てないな。」
夜見中「ええ。名前は…」
ガララ!教室のドアが開いた。誰?
?「ごめんなさい!遅れました!」
未愛「えっと…あの?」
名前を聞きたいが、ある人物に似すぎて呆けてしまった。激似…ずご…
?「あ。みんな、こう思ったでしょう?星崎志保に似てるって。」
浩大「…だから何なんだよ?お前、名前は?」
本当にぶっきらぼうなんだから…
未愛「あの…名前は?」
びっくりした顔で浩大を見つめる彼女に私は言った。そりゃびっくりするよね。うん。
?「え?あ。そういえば名乗ってなかったね。私。」
夜見中「前に来て、自己紹介してもらえる?」
?「はい。…はじめまして!古川凛です!今日からよろしくね!」
そう言った彼女は帽子を取った。その顔は驚くほど整っており、星崎志保にそっくりだった………のか?
page16
凛said
遅刻だわ…生活リズムは、そう簡単には戻らないのよね。仕方ないか。
凛「ごめんなさい!遅れました!」
私はドアを開けながら言った。
未愛「えっと…その?」
無愛想そうな子が言った。その?って何よ?てゆうか、みんな呆けすぎよ!
凛「あ。みんな、こう思ったでしょう?星崎志保に似てるって」
ふふ。当たり前。だって私が星崎志保だもの。本名じゃないけどね。すると一人の男子が言った。
浩大「…だから何なんだよ?お前、名前は?」
驚いた。いくら帽子を目深に被っていようとも、キツい言い方をされた事など一度もなかった。先生から前に立って自己紹介するように言われ、帽子を取ってした。もう。みんな目が点になってるわよ?たった一人を除いて。私がいくら可愛い…事故評価はこのくらいにしておいて…。そして、偶然とは凄いものだ。私は浩大(そいつ)の隣の席だった。まあ…と、思う。浩大(こいつ、顔も中々良いし、ぶっきらぼうな言い方されたんだもの。魅力的よ、十分。ただでは出てくれないだろうから…私を好きになってもらわなきゃね…
page17
未愛said
凛「古川凛です!よろしくね!」
名前は星崎志保じゃないんだなー。それにしても、すごく可愛い。羨ましいな。と、思っていると、
夜見中「古川さんの席は…あそこですね。中谷さんの隣。」
先生は指を指す。へぇー。浩大の隣か。だったら私の右斜め前ね。何か嬉しい。
朝の会が終わり、1時間目の準備をしている時に先生から声をかけられた。
夜見中「根宮さん。古川さんなんだけど…ね。」
未愛「はい。どうかしたんですか?」
何故か言いにくそうにしている先生に言う。
夜見中「ええ。誰にも言わないでほしいの。あのね、古川さんは芸能活動をしていて…1年生の時からあまり学校に来てないの。だから、あなたにサポートしてもらうよう言ったんだけど。いいかしらね?」
未愛「はあ。構いませんが…」
やっぱり星崎志保だったのか。
浩大「やっぱりな…」
未愛「え!?き、聞いてたの!?」
浩大「聞いてたも何もねぇよ。…ところでお前、何するって…」
浩大がそう言った時だった。
凛「あ。英語の教科書忘れちゃったー…浩大君、見せて?お願い!」
浩大「は?初日から忘れるとかバカじゃねぇの?」
凛「ダメなの?おねがーい!」
そんな言い方は浩大には通じないだろう。と、思っていた。のに、
浩大「……分かったよ…」
凛「やった!ありがと!」
凛ちゃんは笑う。ああ、可愛い。
やよい「………。」
時苗「はい。席について。授業を始めます。」
1人増えた教室で、あることが起こるとは知らずに、私は号令をかけた。
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〜放課後〜
未愛「古川さん、学校の事で何か分からない事ってある?」
有名人な事もあって…棒読みになってる!私!
凛「そんなに緊張しなくていいよー?えっと…未愛ちゃん?」
未愛「え。あっうん。」
やっぱり積極的だなー。私と違ってw
凛「分からない事って言ったら…この学校の何処に何があるかが分からないかな。学校案内、お願いしていい?」
未愛「うん。」
やよい「…………。」
未愛「やよい?ごめん、先に帰ってて。ごめんね!」
やよい「うん。…いいけど。」
未愛「ここが図書室で…」
その時。電話の鳴る音。古川さんかな?
凛「ごめんね。…はい。もしもし。志保です。…え?あ。忘れてた!今行くわ!」
未愛「どうしたの?仕事?」
凛「うん。忘れてた。ごめんね、せっかく放課後に残ってもらったのに。」
未愛「ううん。お仕事、頑張ってね」
凛「ありがとう!また明日!」
未愛「また明日。気をつけてね。」
古川さんは元気に走って行った。大変だな。芸能人は。
凛said
凛「遅れてごめん。あと…いい男子を見つけたわ。いいって言ってくれるかは別としてね。」
佐藤「そっか。その番組なんだけど、その子とデート?するらしいよ。」
凛「そう…」
佐藤「ま、その前にテストだけどね」
凛「…何ですって!?テスト!?」
キャラクター紹介♪
生徒のキャラクター紹介は、これで終了となります。先生などの紹介は、番外編にて。
33番.由井暖喜(ゆい はるき)
スポーツ万能で、特に野球が得意。授業中に喋るタイプ。 役職・・・料理長
34番.米倉このみ(よねくら このみ)
理科が得意な女の子。6人姉弟の長女。 役職・・・教師
35番.渡部麻衣加(わたべ まいか)
運動神経抜群のカッコいい系女子。浩大の自称元カノ…? 役職・・・隠密
次の番外編では、未愛達の出席番号の紹介+夜見中の紹介を予定しています。
page19
夜見中「と、いうわけで…皆さん。今日からテスト期間です。頑張って下さい。」
浩大「テストなんか紙の無駄だろ。部活もできねーし。」
まあ、そこは浩大に同意かな…でも、頑張らないとね。今の順位をキープしなきゃ。
〜帰り道〜
未愛「ねえ。やよい。提出物は全部終わった?私、終わってない…」
やよい「ううん。私も終わってないよ。やる気でなーい」
未愛「だよねー!ま、お互い頑張ろうね。じゃ、また明日」
やよい「また明日ー!…はぁ。」
家に着いた私は早速ワークをやる事にした。ハッキリ言って、めんどくさい。
未愛「もう無理。全然分かんない…」
運動は得意だけど、勉強は苦手なんだよねー。はは…。そういえば、テストが終われば職業体験だっけ?役職と関係ある仕事だから、最高につまんないけど。
未愛「やろう。…あー!でもやっぱ分かんないよー!」
テスト、大丈夫かな…つくづく思うよ。全く。
葉子「未愛ちゃーん!ご飯よー!」
未愛「はーい!今行く!」
とりあえず、腹ごしらえでもして勉強しよっと。
浩大said
カリカリ…
浩大「はぁ。あの凛って奴…一体、何なんだ?…ん?分かんねぇ。」
オレは今日あった出来事を整理してみた。
浩大「寝よ。」
母「浩大ー!お風呂よー!」
タイミング悪いな。ま、風呂でも入って気分転換するか…親父が帰ってくる前に。
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〜テスト結果発表〜(飛ばします)
やよい「未愛、どうだった?」
未愛「うん、ダメだった。やよいは?」
やよい「わたしも…」
順位を比べてみたところ、やよい…178/70 私…178/50と、いう結果になった。
やよい「んー。やっぱ未愛には敵わないなぁー。今度さ、勉強教えてよ!」
未愛「私でよければ…」
近くでキャーーー!!と、歓声が上がる。何だろう?と思って、行ってみたところ、そこにいたのは…
浩大「うるせぇな…何処が凄いんだよ。1位だからって騒ぎすぎだろ、めんどくせえ。」
ええ!?浩大が…1位?勉強してなさそうなのに?いや、そういう人ほど頭が良いのか。
凛「浩大君、ちょっといい?」
浩大「…ああ。」
何だろ?凛ちゃんが珍しく真剣な表情をしてたんだけど。
やよい「未愛?帰ろー」
未愛「え?あ、うん。帰ろうか。」
2人の背中を見送り、私達は校舎を出た。
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凛said
凛「あの…ね。今度の仕事の事なんだけど。」
浩大「…ああ。それがどうかしたのか?」
何かドキドキするんだけど。
凛「うん。『SAWAGINA』って、番組に出てるんだ。そこの企画で、クラスの男子を1人連れてきて、2人でデートするって内容の企画があるの」
浩大「で?」
凛「お願い!私のウソの彼氏になってもらえない?」
浩大「嫌だ。」
凛「お願いー!後に焼肉おごるからさ。ね?」
ふふ。こういう男子にはもの釣り作戦よ。効くのよね。
浩大「焼肉…?やる。」
凛「やったー!ありがとう!」
よっしゃー!あ、いけない、いけない。楽しそうな日になりそうね…
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志保said 〜番組収録当日〜
スタッフ「あ。志保ちゃん、おはよう!!そちらの子は…クラスの男の子だね?はじめて。名前は?」
浩大「はじめて…中谷浩大です。」
中々いい男子でしょう?何しろ学年1位の学力だもんね。
志保「おはようございます。クラスの中では1番魅力的ですよ。」
スタッフ「そっかー。なるほど、中々いい線いってるね。」
浩大「……あの、撮影まだっすか。」
スタッフ「ああ、ごめんね。前の撮影が長引いちゃってさ。時間になったら呼ぶから、楽屋で待っててくれる?」
志保「はい。行こう、浩大君。」
浩大「ああ。」
〜楽屋〜
志保「ここね。あ。そうそう、浩大君」
浩大「何だ?つうか、君付けやめろ。呼び捨てでいい。で?」
志保「分かった。じゃあ、浩大。番組収録中は私のこと、凛って呼ばないでね。本名バレるとマズイから。」
浩大「ああ。分かったよ。志保でいいな?」
志保「うん…」
それから10分ぐらい話をして待っていると、
スタッフ「志保ちゃん、浩大君、収録でーす。」
志保「すぐ行きまーす。行くよ、浩大」
浩大「ああ。」
さあ、頑張らなきゃね!
訂正
スタッフ&浩大の台詞が、『はじめて』に、なっているので、正しくは『はじめまして』です。
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〜志保said〜
志保「ねえ、これも美味しいよ?食べてごらんよ!」
浩大「あ、ああ…」(ぜってー不味い…)
ちょっと緊張しすぎなんじゃない?もう少しリラックスしたらいいのに。
志保「浩大、大丈夫?緊張しすぎよ。…これ、どうだった?美味しいでしょう!」
浩大「まあ…悪くねぇな。普通にうまい。」
良かった。緊張をほぐせたみたいね。あれ?私、何で良かったとか思ってんの?…この企画に出てもらえるように利用しただけなのに……?
浩大「おい、どうした?お前こそ大丈夫かよ?」
志保「え…?あ、ごめんなさい!大丈夫よ!…口の横にソース付いてるわよ、子供みたい」
私は笑い出した。そっかぁ。よく分かった。
スタッフ「撮影終了!お疲れ様でしたー!これの放送は、3週間後だからね。よろしく。あと、浩大君。ありがとう。どうだった?」
浩大「ありがとうございました。…緊張したけど、楽しかったっスよ。」
志保「そっか。私も楽しかったよ。ありがと!」
私達は明日学校で!と言って、解散した。
番外編〜幼稚園編〜
これは、私達がまだ幼稚園の頃のお話…
未愛「…………。」
やよい「未愛ちゃん、おはよお!」
未愛「………おはよう。」
私は幼稚園が大嫌いで、無愛想で、友達が誰一人いなかった。その愛想のなさにみんな呆れて私からだんだん離れていって、声をかけてくれたのが、やよいだけになってしまったある日。
聖「痛いよぉー!」
やよいとぶつかった子が転んですりむいてしまったのだ。私は当然、知らん顔。当時はやよいの事を友達だと思ってなかったの…(今、やよいに言ったらどうなるか…)
先生「あらあ。聖ちゃん、どうしたの?」
聖「やよいちゃんが押してきて転んだぁ!!」
やよい「え…?」
私はその光景を横目で見ながら通り過ぎる。やよいと目が合ったが、すぐそらす。
先生「やよいちゃん、駄目じゃない!わざとじゃなくてもぶつかっちゃったなら、謝らないと。」
やよいは今にも泣きそうな顔でうつ向いている。それを見た先生はやよいの腕を掴み、聖ちゃんの前に立たせようとし、無理矢理謝らせようとした。時だった。
未愛「……やよいちゃん、何もしてないよ。聖ちゃんからぶつかって転んだんだよ。やよいちゃんは悪くない!」
自分でも驚いた。私が誰かの為に動くことなんて今まで無かったから。
やよい「未愛ちゃん…!」
それから長い時が流れて今にいたる。葉子「未愛ちゃん、やよいちゃんが来たわよー」
未愛「はーい!…そういえば、聖ちゃんも同じ学校だったけ…今。」
私はそう呟き、幼稚園の卒園アルバムをしまってやよいを迎えに出た。
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未愛said
夜見中「はい、中間テストが終わりました。皆さんお疲れ様でした。…さて、テストが終わっていよいよ、職業体験ですね。行く場所はもう決まっていると思います。グループで別れて座ってもらいますので、私が言う通りにしてください。」
そう。あと一ヶ月後には職業体験がある。前にも言った通り、役職別で行く場所が決まっているから楽なのよね。私達、隠密は王宮。将来の働き場だ。
未愛「えーっと…名前を一人ずつ言ってって。」
私は、グループリーダーなの。嫌なんだよねぇ。でも学級委員だからと素敵な理由付きで。
麻衣加「渡辺麻衣加。」
未愛「うん。次は?」
浩大「……中谷浩大。」
未愛「う…え?な、何で浩大が!?いるのよ!?」
だって浩大は…
浩大「何でって隠密だからに決まってんだろーが。お前の頭はどうなってんだ?」
相変わらず腹のたつ言い方ね。
未愛「どうなってるんでしょうね?…先生、全員揃いました。隠密です。」
夜見中「はい、OKです。隠密班は、季栄蘭城(きざかえらんじょう)ね。じゃあ今から、この紙を見て計画を練ってください。」
未愛「分かりました。」
どんな職業体験になるのだろう。期待と不安が入り混じっている。今はクラス替えをしてから一ヶ月たった5月。
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やよいsaid
私達『会計士』は、デパート。レジをうてるんだー!超楽しみ♪
やよい「はいはーい!会計士の人は、名前を言ってねー」
そう。私は未愛と同じでグループリーダーなんだ。しっかりしなきゃ。
信太郎「伊藤信太郎」
やよい「うん!…次!」
水柚季「酒井水柚季ー!」
やよい「OK!…よし、これで全員なだね。先生の所、行ってくる」
ちらりと未愛を見る。未愛ったら気づいてないんだろうな…自分の気持ちさえも理解してない部分があるのに。今だって。ほら。
未愛「やよいー。計画どうしよう。」
その質問をする相手が違う!…まあ、頼ってもらえるのは嬉しいんだけど。たまに心配になってくる。
やよい「それは私が答えを出す物じゃないよ。3人で考えないと!…頑張ってね!」
夜見中「皆さん、あと10分ですよー」
やよい「まずい、急がないと!」
私は小走りで先生の元へと走った。
来たよー!おもしろいね!