1「ほのか」
夜の校舎を、中等部の制服を着た私が走っている。
肩をあちこちにぶつけ、足がズキズキいたんでも、走るのをやめない。
私は勢いよく立ち入り禁止の屋上のドアを開けた。
「りおなっ!!!」
私は叫ぶ。
すると、そこに……いた。
私の大好きな人と手をつないで。
死人のような顔をした、りおなが。
二人は屋上の柵を乗り越えて落ちるギリギリのところで立っていた。
二人が今何をしようとしているのか、これからどうなるのか。
瞬時に判断した私は二人に向かって手を伸ばした。
「りおなっ……瞬……!」
りおなは小さく口を開いた。
じゃあね、ほのか―……。
!
ショコラ?
小説うまー!
読者化しまーす。(もしショコラじゃなくても)
おーっす!プラマイ!
ショコラだよー☆
呼んでくれてありがと!
ごめん!訂正↑
×「呼んでくれて」
○「読んでくれて」
「……夢……」
私は、鳴りつづける携帯のアラームを止めて上半身を起こした。
最近、私は毎日同じ夢を見ている。
本当に、何なんだろう。
この夢を初めて見たのは中学3年生になったばかりの頃。
それからは見なくなったが、2か月くらいたった今、再び見始めた。
―コンコン……。バンッ!!
荒々しく部屋のドアが開けられ、誰かが部屋に入ってきた。
……いや、本当は誰がはいってきたのかわかっていた。
こんなドアの開け方をするのは一人しかいない。
「ほのかー!起き……ってかもう起きてんじゃん!」
「りおな……」
私は顔を上げ、その名前を呼んだ。
「おはようさぎ!」
単調な口調で声をかけてきたのは藤沢りおな。
彼女は私の双子の姉で、とても明るい性格。
それにしても、今時「おはようさぎ」はないでしょ!
そんな私の心境にも気づかず、早く起きろとか一方的に言いたいことを言うとさっさと出て行った。
低血圧ゆえに朝起きるのは非常につらいが、このままでいるとまたりおなが来るかもしれないし……。
私はベッドから体を出した。
洗顔と歯磨きを済ませ、制服に着替えて長い髪の毛を三つ編みにする。
それが済むと、鞄をつかんで下に降りた。
あっ、プラマイにお知らせ☆
私、今度こそ、本気の本気で小説書くことに決めたから!
「お星さまにお願い」っていう題名なんだけど、今週の土曜に話まとめてスレたてるね!