いつからこの世界は、こんなに残酷になってしまったんだろうか。
私は生きるために………人を殺す。
こんにちは♪(こんばんは♪)
文才ないけど不定期更新で頑張りマス♪♪
☆人物紹介☆
名前 アリス=クルーエル
年齢 14歳
性格 冷静、冷酷
初めて人を殺した年齢 10歳
名前 エル=ヘラルド
年齢 14歳
性格 明快、天才
初めて人を殺した年齢 11歳
エルはアリスの幼馴染みです♪
1
?「死ね、人間!!!」
やつらが私とリノに遅いかかってくる。
アリス「誰が死ぬって?」
ザシュッ
?「あ…がっ………。」
私に斬られたソイツは血を吹きながら地に倒れる。剣をしまう暇もなくソイツらは遅いかかってくるが、無駄なこと。
リノ「俺たち、急いでるんで。どいてくれ!!!」
リノが全員まとめて斬り捨てる。私達の足元にはの死体があり、服には返り血で紅蓮にそまっていた。
アリス「………手応えも無いし、時間を無駄にしたわね。行くわよ、リノ。」
リノ「あぁ、りょーかーい。」
私達のすむ世界の平和は、ある日突然現れた大量の人型の獣によって崩された。今襲ってきたやつらがそれだ。こいつらのおかげで、友人も家族も、みんな死んだ。
2,
リノ 「なぁ、アリス。覚えてるか?初めて人を殺したときのことを。」
アリス「………ええ。今でも鮮明に覚えてるわ。忌々しい血の記憶。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私が9歳のとき、この世界は変わった。ある日現れた人の形をした獣、すなわち獣人。彼らによる人間大虐殺が始まった。
そしてとうとう、10歳のとき、私の家にも獣人がやってきた。
バアン!!
獣人「おい、いるか人間。」
アリスの両親「!!??」
アリス「ただいまぁ〜♪お父さん、お母さ…!!??」
獣人「? まだ人がいたのか?お前も殺して……食ってやるよ。」
そう、獣人は殺した私の両親を食べていたのだ。それによってよりグロテスクな光景が広がっていた。しかし
アリス「食う?誰を?」
獣人「(な、なんだこの殺意は……………。)くっ!うおぉあぁぁぁぁぁ!!!」
獣人にとっての誤算は、私が悲しみもせず、殺意を抱いていることだと思う。
アリス「死ね。」
私は確かに両親の死体を見たときはこたえた。と、同時にわかったのは、『殺さねば殺される。』ということだ。よって、殺すことになんの躊躇いもなく、ナイフを手に取った。
グサリ
獣人「う………あがぁ……。」
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これが、私が初めて人を殺したときのこと。
久しぶりの更新
3,
sideアリス
私たちが目指しているのは、“世界の断頭台”と呼ばれる城塞である。その理由を話すには………この世界の歴史を話さないとね。
時は2100年。今から100年も前のこと。当時、食料不足により世界各国で戦争が起きていた。この争いはいつまでも続き、終わらないと思われていた。
けど、それは恐ろしい兵器によって終止符が打たれることとなった。
それは、一部の国で作られていた、人の死体に他の動物のDNAを組み合わせ、人と獣が合わさったヒトのようなものだった。前に読んだことのあるマンガに登場したキメラアントというのに近いであろう。
それは大量に作られ、作った国は順調に戦争に勝利していった。しかし、獣人たちは、人間を殺し始めた。獣人の脳が見完全だったのであろう、ある日突然知性をなくし、人を殺し始めた。生き残った人間たちは戦争をやめ、特殊な結堺を作って平和を築き上げた。
だが、食料不足であったがために、全ての人類を養うのは不可能な状態となり、半分近い人類を獣人を狩る名目で結堺の外に送り出したのだ。
しかし、結堺の中にいる人類に予想していなかった事態が起こる。結堺を解除するものとして、一部の人類が“世界の断頭台”を築き上げたのだった。
この世界の断頭台を消滅させれば、結堺の中に閉じ籠ったクズを殺すことができる、だから私達は世界の断頭台を目指しているのだ。まぁ9歳のときに獣人の存在を知った私だったが、そのはるか昔から獣人は存在していたわけだな。
4,
sideアリス
「お、おいアリス!どこ行くんだよ!!」
「は?決まってんでしょ。この街にいる獣人の溜まり場よ。確か東京タワーのあたりにいるはず。」
取り合えずこの街からでるには、その街にいる獣人のリーダーを潰す必要がある。だが、リーダーである獣人は全員知性を持っている。今まで完璧に知性を持っている奴に会ったことはなかっが、リーダー格は無知性の獣人よりも格別強い。
「さぁ、行くわよ。人類の進撃の、偉大なる、第一歩を踏み出す。」
「で、残った人はどーすんだよ?さすがに見殺しにゃあできんしなぁ。」
「……この街からでるときに連れていくわ。まぁ、生き残りがいれば、の話だけど。」
「そこらへんぶれねーなー、お前は。」
「………この世界は、弱肉強食だ。弱いものは、ただただ死んでいく運命よ。」
「随分と久しぶりに見るけど……何にも変わっていないのね。」
「そりゃそうだろうな〜。まぁ、お出迎えもいますし、とっととお邪魔しちゃいますか!」
獣人があちらこちらから出てくる。
「ええ。」
周りにいた獣人が一斉に遅いかかってくる。私たちは剣を握る。
「「雑魚に用はないっ!」」