りんごですっ
恋愛小説書こうと思います😍
受験の為、低浮上ですが応援よろしくお願いします😚💓
いつもと変わらない朝
いつもと変わらない家
いつもと変わらない家族
いつもと変わらない朝食
唯一変わったことと言えば
あたしが今日死ぬことだろうか
あたしは今日死ぬ。
自殺する。
もうこんな世の中にいる意味がわからない
いじめられたわけじゃない
死ぬ理由なんてない
でも…
生きる理由が、見当たらない
あたしは学校に行ってない
もう三ヶ月ほど無断欠席している
成績は優秀だし、学校は特に楽しくないし、いく理由が見当たらないので学校に行くのをやめた。
あたしの家族は母子家庭。
あたしの父はあたしが生まれてから他の女と一緒にでてった。
母は父に浮気されていて、できた子供があたし、らしい。
母は酔った時にいつも言う。
「××なんて産まなきゃよかった」って。
あたしはあたしの名前が嫌いだ。
あたしは母に名前で呼ばれたことがない。
名前アレルギーって言うのかな。
あたしは、名前で呼ばれたら気が狂いそうになる。吐き気が襲う。蕁麻疹が出る。
そのくらい、あたしの名前が嫌いで、あたしのことが嫌い。
今日も学校に行くふりをする。
今日はどこで時間を潰そうか……
退屈だなぁ。
いつ死のうかなぁ……
今日は天気が悪い
ひまだし、人生最後の日だし、学校でも行こう。
そう思い学校へと向かった。
学校に着き、屋上に向かう。
雨が少し降っているのでどこか他の場所に行こうかな…と戻ろうとした。
自分の目を疑った。
あたしの目の先には今にも屋上から飛び降りおうとしている人がいた。
あぁ、最後の日なのに縁起悪…
そう思って、あたしは自殺未遂者を止めに入った。
「なんで死ぬのー?」
目があった。
「生きてる意味がないから。」
…同じだ。
あたしと同じ種類の人間だ。
面白い!続きが読みたい!
うちは、恋愛記録物語をかいてるよ!
続き待ってます!
あややさん😳💓
ありがとうございます😂
ぜひ、あややさんの小説、読ませていただきます😤
同じ学校内でこんな人がいたなんて。
黒い髪に金髪のメッシュ
耳には何個も空いたピアス
綺麗に整えられた眉毛
そんな綺麗な顔立ちの彼に私は少しの間見とれていた
『お前さー』
いきなり彼が私に声をかけてきたのでびっくりした。
『……なに?』
『お前も、俺と同じ部類の人間?』
『…かもね』
彼は笑った。
腹を抱えて笑っていた。
『…なんで笑うのよ』
『同じ匂いがしたから。
あーおもしれぇ。お前、この学校にいたっけ?お前も死のうとしてたの?』
…同じにおいってなに。
…おもしろいって、あたしが?
…なんで死のうとしてたってわかるの?
あたしの思っていることが顔にでたのか、彼は言った。
『お前の手首見ればわかるよ。』
一番見られたくなかったもの。
なんでよりによってこんな人に見られてしまうんだろう。
『お前、名前なんて言うの?』
吐き気がする。
激しい頭痛に襲われる。
あぁ、きっとあたしの腕にはきっと…
腕を見る。
…ほら、ね。
彼はあたしの腕を見て笑った。
この人、なんであたしのことを見てこんなに笑うんだろう。
『俺も同じだよ。』
『…え?』
『きっと、俺もお前と同じ、名前アレルギー。俺は俺の名前が大っ嫌い。
俺の名前を知っている人は親しかいない。
皆俺のこと苗字で呼んでる。』
なにもかも同じ。
自殺志願者ってことも、名前アレルギーってことも。
『でもさ、気になる、お前の名前。』
この人にだったら、言ってもいい。
『…××。』
その人は一瞬顔をしかめ、でもすぐに笑顔に戻り、言った。
『気になる?』
『なにが?』
『俺の名前。』
『お前がもう自殺しようって考えないなら、教えてやってもいーよ。』
…なにそれ。
『そーゆーのだるいしくだらない。
あなたの名前なんて聞きたくない。
どーせあたしよりかもっといい名前なんでしょ?』
『お前と同じくらい、いい名前。』
『ふざけないで。』
『××。』
あたしの名前を呼ばれた瞬間、あたしは耳を疑った。いままであたしは名前を呼ばれる度、不快感があったのに。
なんだろう、この気持ち。
悪い気はしないし、まるで生まれて初めて名前を呼ばれたような気がする。
『いい名前じゃん。』
『…どこが?
あたしは人を××したことはないし、××された覚えもない。家族にさえ、××されてない。
そんなあたしの名前が、××?
おかしいでしょ、こんな名前…』
もうやだ。泣きそう。早く死にたい。
『××。××。××。』
あたしの名前を連呼する。
でも蕁麻疹も吐き気にも襲われなかった。
どうしてだろう。
こんな人に呼ばれる時だけ、どうして…?
『もうさ、死ぬ理由なくね?』
彼は言った。
『俺がお前のこと、愛してやるよ。』
ごめんなさい、ミスです。
最後の彼のセリフは『俺がお前のこと××してやるよ。』です。
本当に申し訳ありません💦
続き待ってました!
面白いね!
(この前、宣伝してしまってごめんなさい!)
ありがとうございます😂💓
感想くれて嬉しかったです✨
あややさんの小説もすごく面白いです😍
また読ませてもらいますね😙💓
思いがけない言葉に、少し胸が高鳴った。
こんな感情は初めてだった。
でも…こんな人があたしのこと××してくれるなんて、思わない。
絶対に、無理。
『こんなあたしのこと、××せるわけないじゃん。』
『お前さ』
『人に××されたことないとか言ってるけど、お前だって人を××したこと、ないだろ?』
…確かにそうだった。
『そんなこと…考えたこともなかった…』
『だろ?
じゃー××されなくて当たり前じゃん。
だからお前は俺のこと××せよ。
そしたら俺もお前のこと××してやるよ』
この人に××されたい。
あたしの心は確かにそう思っていた。
なんでこんな風に思ったんだろう?
あたしがあたしじゃないみたい…
昨日まで、死のうとしてたのが嘘のようだった。
この人は、どうして死のうと思ったんだろう?
あたしと同じ理由?
だとしたら、あたしみたいなつまらない人間…なんだろうな。
『あなたは、なんで死のうと思ったの?』
『お前が俺のこと××してくれたら、教えてやるよ。あと、俺の名前も。』
…知りたい。
他人にこんなに興味が湧くのは初めてだった。
…××したい。
そう思うのも
…××されたい。
そう思うのも
初めてだった。
なんでこんなさっきあったばかりの人に
こんな感情を抱くんだろう。
あたしってこんなに単純だったのかな。
死ぬ前に
この人に逢えてよかった。
この人が屋上から飛び降りようとしてなかったら
あたしが学校に向かわなかったら
あたしが今日死のうと思ってなかったら
あたしが生きていなかったら
この人に逢うことは
なかったんだな…
毎度コメしてすみません!
私の小説、読んでくれてありがとうございます!
面白いです〜!やっぱり!
いい話だ〜〜!!
あややさん!
毎回ありがとうございます✨
嬉しいです^^
申し訳ありません(;´・ω・)
もうすぐ入試なので端末を取り上げられてしまいました😢
なのでこれから低浮上になります。
見てくれてくれた人本当にごめんなさい😨
ときどき現れるつもりです!
おーけー!
頑張って!
『わかった。』
あたしは彼に言った。
『××してあげる。』
彼は驚いた様子であたしのことを見た。
でもまたすぐにいつもの顔に戻り言った。
『じゃー、約束な。
俺のことを××すること。』
あたしは黙って頷いた。
あたしって、単純だったのかも…
死にたくない。
死にたくない。
この人と
ずっと一緒にいたい
××されたい。
××したい。
あたしは始めて人を××することを知った
あの日から一週間が経った。
あたしは彼を××することに決めた。
あの日から、なんだかいつも気持ちが宙に浮いていて、ふわふわしていた。
こんな気持ちは始めてだった。
これが恋っていうんだろうな…
と考えていたら、なんだか可笑しくて1人で笑った。
彼だけになら、あたしは名前で呼ばれても蕁麻疹が出なくなった。
彼もあたしもまだ学校には行かなかったり、家族との壁はあったけれど、順調な日々を過ごしていた。
でも、あたしはまだ彼の名前を知らなかった。
彼の何もかも、知らなかった。
名前は?誕生日は?好きな食べ物は?血液型は?今までどんな恋をしてきたの?今までどんな人生を送ってきた?そして一番聞きたいこと。
なぜあの日、死のうとしたの?
気になって、仕方がなかった。
直接聞くのは怖かった。
なんだか、聞いてはいけないことのような気がした。
でも、聞きたかった。
意を決して携帯を開く。
彼のLINEのトークルームにきて、文を打つ。
『ねえ』
『なんであの日』
『死のうとしたの?』
送った瞬間、後悔した。
あまりにも直球すぎる質問…
彼はどんな返事を送ってくるんだろう。
『今から行く』
正直、焦った。
どういう顔をして彼に会えばいいかわからなくて。
しばらくして、彼があたしの家に来た。
あたしの名前を呼ばずに母はあたしのことを呼び、彼が来たことを知らせた。
勢い良く部屋のドアが開き、大好きな彼の顔があった。
『俺は』
『生きてる意味が無いなんて』
『嘘だったんだ。』
『俺の母親は』
『死んだ』
『自殺だった』
彼がゆっくりと話す。
『俺の母親は俺の名前が嫌いだった。』
『俺の父親がつけた名前だから。』
『その名前は』
『すげーいい名前で、俺がこんないい名前で呼ばれていいのかって、くらい』
『いい名前で』
『俺の名前は俺の母親の姉と同じ名前で』
『俺の母親の姉は』
『自殺した』
『俺の母親の姉は男をとられた』
『実の妹に』
『五年付き合ってプロポーズもされていたのに、あっさり寝取られて、子供もできて』
『その子供が俺』
『それが原因で母親の姉は自殺した』
『…それで』
『俺の父親が責任を感じて病んで』
『逃げた』
『俺は15歳までその母親に育てられてた。
決していい母親じゃなくて、でも嫌いではなかった。俺は15歳までその話を聞かされていなかった。ある日母親に呼び出されて、その話を聞かされて、その名前で呼ばれるのが耐えられなくなった。』
『俺は実の母親に初めて』
『死ねといった』
『そしたらさー、どうなったと思う?』
『次の日血を流して倒れてんだよ』
『死んだんだよ、俺のせいで』
読みにくい
面白くない
りんご!おひさ!
やっぱ面白いわ〜!
これからもがんば!
あややさんありがとうございます😆💕
30番さん、荒らしはやめてくださいねっ
『ありえねーだろ?』
『こんな俺、1人のせいで、』
『俺の家族めちゃくちゃになったんだよ。』
『…』
あたしは何も言えなかった。
彼は毎日あたしに微笑みかけてくれてた。
元気を出させてくれてた。
そんな彼が、こんな辛い思いをしていたなんて。
『俺はもう大切な人を死なせたくねー。』
『××。』
『××してる。』