「『一目惚れ』ってヤツです。。」
「君本気で言ってるの?」
「た、多分。。」
小説板初めて来ました
ふぃおなです
誤字脱字はスルーで
>>2自己紹介
>>3プロローグ
ふぃおなです
この板初心者です
でも結構昔から葉っぱ天国は使わせて貰ってます
荒らし、成りすましは即アク禁出しますので注意
私が恋に落ちたのは
名前も知らない彼でした。
私のせいだよね。
ごめんねって。。
夏川楓(なつかわ かえで)
中学2年
女
頭が良い
でも理系が苦手
運動音痴
小山遥(こやま はるか)
中学2年
男
頭良い
サッカー大好き
運動出来る
Sっ気
主要人物
主要人物の友達
永沢愛冴(ながさわ あこ)
夏川の友達
女
頭は良くない
運動ができない
家庭科が得意
めっちゃかわいい
優しい
バスケ部
二階堂努(にかいどう つとむ)
夏川の幼馴染
男
音楽が得意
歌が上手い
ギター、ピアノ、ドラムが弾ける
運動ができない
頭はまあまあ
軽音部
香川凛(かがわ りん)
夏川の友達
女
おとなしい
凛としてる
読書が大好き
頭はまあまあ
運動できる
茶道部
遠藤蕾(えんどう つぼみ)
小山の友達
男
優しい
運動できる
頭は悪い方
陸上部
實藤愛(さねとう あい)
小山の幼馴染
女
フワフワ系女子
頭がお悪い
運動できない
可愛さで媚びを売る
帰宅部
西川祐也(にしかわ ゆうや)
小山の幼馴染
男
頭いい
運動はできない
音楽好き
軽音部
小山はサッカー部
7:ふぃおな:2016/03/05(土) 21:13 ID:Rkw夏川は帰宅部
8:ふぃおな:2016/03/05(土) 22:40 ID:Rkw 今日も学校が終わった
私は帰り道にあの人に会うことが楽しみ
名前、知らないけど
あの人との出逢いは数年前に遡る
小学6年生の夏川楓は
ガリ勉ちゃんだった
私立の赤羽中等学校に入学したくて
赤羽学校は中学の時は別学だが
高校からは共学になる、なんとも不思議な学校だった
私が赤羽学校を志望した理由は制服が可愛かったから
ただそれだけ
で、小6の私は塾の帰りの駅のホームの向かい側にある眼鏡男子を見つけたの
特にかっこいい訳ではないけど
目を奪われた
その人が私の片想いの相手
その人はいつも本を読んでいた
だから、名前の知らない彼の事を
「小説くん」と命名した
黒髪の短髪が
妙に艶やかだった
小説くんを観察する
いつもだったら社会の暗記をしていたところだ
それでもずっと
小説くんを見ていたかった
でも私が乗る電車が来る前に
小説くんは電車に乗って去ってしまう
最後まで見つめていた
しばらく塾の帰りに小説くんを観察していたら視線を感じたらしく、私の存在がバレた
目が合った
吸い込まれそうな深い闇の色の目
小説くんは怪訝そうな顔をした
でもその顔すら愛おしく思えてしまう
届かない想いってこのことかな?
それからというもの
月日は流れ、小説くんのことが少しずつ
わかってきた
例えば利き腕
ある日、いつものように観察をしていた。
右の甲に黒ペンでメモがとってあるのが見えた
右利きだったら左の甲に書くはずだから
左利きだということがわかる
こういう時だけは推理力があるんだなぁと、
自分に感心した
それから時は流れた
受験当日だった
半年前から当日まで毎日塾へ言っていた
1ヶ月前までは週に3回しか小説くんに
会わなかった
それでも当日まで1ヶ月を切った頃から
小説くんに毎日会えた
嬉しかった
赤羽学校は制服が可愛い
そのかわり倍率と偏差値が高い
家族からは絶対無理だろうと言われ続けた
でも
でも
合格したのだった
18:ふぃおな:2016/03/06(日) 22:15 ID:Rkw 私は泣きそうになりながらも
みんなに報告した
それが赤羽学校に入学したことと
小説くんに出逢ったことの経緯だった
面白いです!
キャラは多いみたいですけど(笑)
小説君の特徴がよくわかりますね♪
ユリも小説書いてみますってとこで恋愛もの書いているので、よかったら読んでみてください!
これからも読ませてもらいますね
>>19 ユリさん
ありがとうございます!
励みになります
赤羽学校に入学できたものの
まあ友達ができないこと
運動できないし文化部は地味なイメージだし
帰宅部になった
それも災いしてか友達ができない
今は
にかちゃんこと二階堂努くんしか知り合いがいなかった
愛冴とは衝撃的な出会いだった
―――――――――――――――――キリトリ✄―――――――――――――――――――――――――
それは中一の4月のことだった
誰も知らないところに放り出された私は今
絶賛ぼっち中
まあ、クラスメートの名前すら覚えてない私
がぼっちになるのは当たり前だけどね
悲しい。。
しかも今日は日直
プリントを職員室まで運べと命令されまして
わたくし泣きが入りました
プリント多すぎだし
そして誰も助けてくれない
「重いよー、だれかー」
誰かもってあげてー
25:ふぃおな:2016/03/14(月) 14:51 ID:Rkw そして廊下にプリントをまき散らしてしまいました
はい
転びました
ドジですね
そんなところに誰かがやってきた
辺りには、桜のようなヒヤシンスのような
優しい春の香りがする
「大丈夫ですか?
膝擦り剥けてますよ?
この絆創膏使ってください」
そう言ったあと当たり前のようにプリントを拾い始めてくれた
その子の可愛さと優しさと良い香りに圧倒されて開いた口が閉じなかった
現実にもそういう子いないかなー(笑)
27:ふぃおな:2016/03/17(木) 13:30 ID:Rkw >>26
多分いない笑
それで仲良くなったの
愛冴とは
それで今に至る訳
「ねえ愛冴。なんで皆あんなにキャーキャー騒いでる訳?
うるさいよ。。」
校舎の外には赤羽学校中学部の男子生徒たち、と。
女子生徒がいた。
私たちはつまらなくて外を眺めていた
気を晴らそうと思ってさ
でも、余計気分が沈んだ
女子生徒に囲まれているのは男子生徒2人組が見える
「しょうがないじゃん。年に1度の男子と交流できる行事だよ?」
そう。年に1度の文化祭は別学の赤羽学校で異性と交流できる唯一の行事なのは知っている
「で、でもさあ。2年後には高校生になるから、共学になるのに。。」
「だ、か、ら。今どきの中学生は貪欲なのよ。中学生のうちから男ゲットしといたほうが
りあ充になれるでしょう。」
なんか腑に落ちなかった。
別に今から付き合ったりしなくてもいいじゃん。。
「それにしてもこの騒ぎ方は異常だよ」
「それなーその騒ぎの原因となっている人はつまらなそうだけど。」
女子生徒に囲まれている男子生徒へ目を向けた
見た瞬間、驚きと喜びと嬉しさで心の中が猛吹雪のようになった
「っっっっっっっえええええええええ!!!???
小説くんーーーーーーーーーーーーーーー?!」
声のボリューム設定を間違えた
クラス中の人が私のことを好奇の目で見た
羞恥なんて感情は今はなかった
不幸なことに窓があいていて、私の声が外の騒ぎまで聞こえてしまったらしいのだ
外の人までもがこちらを見る
そう、勿論小説くんもだ。
小説くんと目があった
『え。。。。。。。。。。。?』