STORY
10年前の12月20日
クリスマスまで四日。
公立高槻女子高校(当時)
今は共学した高槻高校2年2組
首吊り自殺した舞川千歳の霊が出ると
ー10年前ー
毎日が苦しい、誰にも邪魔にされない
疲れた毎日、誰にも構われない。
舞川千歳.17歳、自殺した。
2年2組の誰もいない教室
「登場人物」
新井絵美(あらいえみ)
公立高槻女子高校の卒業生
誕生日4月29日、年齢、27歳
アパレル店員として働いているギャル系
千歳とは身近な親友だった。
小林ゆかこ(こばやしゆかこ)
公立高槻女子高校の卒業生
誕生日、12月2日.年齢、26歳
昨年に結婚し一児の息子を持つ母親
専業主婦として働く。旧姓「木村」
片桐涼太(かたきりりょうた)
現在、高槻高校に通う高校2年生
霊感持ちで勉強、運動抜群な冷静エリート
舞川千歳(まいかわちとせ)
高校2年生の時に教室で首吊り自殺
未練がすごく高い霊として出る。
自分が死んだことにはきついていない。
ー10年前の続きー
その朝。
ガラァ
「おはよう」と教室に入る。
ザワザワと警察や先生が沢山。
「どうしたんですか?先生」
「実は舞川が首吊り自殺したんだ」
と女子生徒がいう。
「舞川さんが?」
彼女は声に出ないほど千歳の亡骸を見る。
そこにガラァ
「おはよう、丸山さん」
「新井さん」
丸山ひなえさんが涙目
「舞川さんが・・ひっく」
「千歳がぁ?」
絵美は急いでみる。
嘘だろう?まさか・・・,
今日は飽き教室を借り朝の会
「えっ、舞川が夜に自殺しました。死因は
首吊りだそうです」
その舞川千歳の葬式
骨になった千歳・・・・,
あれから10年後
みんな成人になりそれぞれの道を進む。
・・・・10年後・・*
プルプル(携帯の音)
「はい、もしもし、あっ!ゆかこ」
「絵美」
「なに?」
「あんた、結婚するんだってね?おめでとう」
「ありがとう」
「絵美って相手誰?」
「アメリカ人(ハワイ)のパティシエさん」
「パティシエ?」
「うん、でも住まいは日本だよ」
「よかった」
「ゆかこ」
「そいえば、挙式っていつ?」
「12月20日」
「12がつ・・」
「ゆかこ、どうした」
「12月20日って千歳の命日じゃん」.
「そうだよ」
「でも、私は結婚式の方が大事だから」
「ありがとう、ゆかこ」
「うちも行くから」
そいえば、千歳が死んでからいくつだっけ?
ガサッ、ドーン
「すみません」
「いいえ、いいえ」
高槻高校(旧女子高校、現、共学)
「おはよう、片桐君」
「下田かすみ?」
「フルネームはやめて!」
ガラァ
オレは片桐涼太、17歳
オレは片桐神社の息子、霊感持ち。
実はこの学校に入る理由もここに住み着く霊
10年前に死んだ女子高校生の霊
・・・・
まさか、みんな?うちのこと忘れた?
あたしは舞川千歳、17歳。
あたしは生きている、みんな、しらない。
でも、身体がすけっている、なぜ?
なんで、みんな、いない?
あたしは・・・あたしは・・,
キーコンカーコン
「帰ろうぜ」
「そうだな、佐田」
なんで、女子高なのに男子が?
見知らぬ生徒。誰が、気づいて。
気づいて、気づいて・・・,
・・・・・・・・・・・・・・・