【prologue】
ある晴れた日の午後2時頃、太陽が作る木の影の下では1人の少女がカメラを覗き込んでいた。
少女はレンズ越しに見えた"白うさぎ"の存在に気づき、シャッターを切った。
「……ねぇ、おいでよ?」
「言葉を話すうさぎ……さん……?」
頭上の木の葉は、風でザァッと音をたてた。
少女は言葉を話すうさぎに興味を抱いた。そして、そのうさぎをじっと見つめた。
「……やはり忘れているのか……還っておいで」
『還っておいで』その言葉が少女の耳に届くことはなかった。そして、少女はうさぎの持つ懐中時計を見ると同時に気を失い、バタンと倒れてしまった。
そして、目覚めた少女は記憶を失っていた。
お久しぶりの方も、はじめましての方もこんにちは。
低更新・低クオリティ・低語彙力の3つを兼ね備えた『れい』と言います☆
コメント大歓迎です(*^^*)
でも、荒らしはReturnでお願いします。
☆『不思議の国のアリス』になぞられて作られた物語というよりは、『不思議の国のアリス』の世界をモチーフに作られた別の物語として読むことをお勧めします
☆作者は語彙力かなり低いので上手い方に比べるとかなり描写が少ないです。ご了承ください。
☆登場人物は随時追加していきますが、当方の記載する設定と矛盾することを物語で私が書いていたら教えてください。なるべく早急に対応させていただきます。
久しぶりに小説とか書くので、読みにくいと思いますが楽しんでいただけたらな〜と思いますので、よろしくお願いします!!!
2016.6.4 れい
Episode.1
次に少女が目覚めたのは何時でしょう?
少女の横に落ちている懐中時計の針はIIIを指差しています。つまり午後3時。
少女は大分意識がはっきりしてきたようで上半身を起こした。
「……? あれ、これって」
少女が見つけたのはうさぎが持ってた懐中時計。
チクチクしている草の上の寝心地は案外悪いらしく、懐中時計を拾うとすぐに立ち上がりスカートの裾を手でパッパッとはらった。
あげ
5:れい Rei:2016/07/09(土) 21:00 でも、そこに広がっていたのは見たことのない世界。大きな樹が一本と近くを流れる小川がひとつ。
大きな樹の奥から小さな影が飛び出し樹の麓に消えてしまった。
「……??」
少女は首を傾げながらも、小さな影が見えた方向へ歩いて行った。少女の影が消えたのは彼女が樹のすぐそばまで行った時だった。
次に少女の目が覚めたのは土の薫りがするまた別の場所。つまり、樹の根の広がる世界。上方からはいくつもの根の柱が伸びてきておりその柱は少女の足元よりももっと深く伸びているみたいだ。
「……ここは、どこ?」
「いらっしゃいませ、ワンダーランドへ」
さて、ここで私の説明もおしまい。
邪魔者はここでおさらばしなければいけない。
ワンダーランドという、奇怪な世界を楽しんでね。
そろそろ時間ね。さようなら。
Episode.1
-ワンダーランドへようこそ-結