虹色いろは

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1:侑樹◆co:2016/08/20(土) 05:13

ども、侑樹っす。
えと、荒しはやめてな★
よし、スタート。

2:侑樹◆co:2016/08/20(土) 05:39

昔から俺は人見知りで
いつもぼっちだった。
***
そりゃーぼっちになっても仕方がない。俺の父さんは有名な会社の社長だったから…。6歳から婚約者がいた。俺は婚約したくないかない。
大体、知らない奴となんて絶対嫌だった。週に2回、婚約者と会わなきゃいけない。今でも続いてる。
父さんのせいで
俺は人見知りになったんだ。
いつも婚約の話とか習い事ばかり。
今まで、俺は父さんの言いなりになってきた。でも、それは今日で終わりだ。もう、父さんの言いなりになんかなるもんかよ。

3:侑樹◆co:2016/08/20(土) 05:56

俺の名前は神崎奏汰。
有名な会社の社長の息子。
昔から父さんの言いなりだった。
でも、今日で終わりにしてやる。
***
「奏汰、テスト見せてみろ」
げっ…父さん。
今回は期末のこと言ってねー筈なのに
何でテストのこと知ってんだよ。
「見せなさい」
「・・・・・」
部屋に呼び出した理由はそれかよ。
なんで、いちいち見せないといけないんだよ。意味、わかんねーよ。
すると…
父さんの顔色が変わって口を開いた。
「穂乃佳さんとはどうだ?」
穂乃佳は、俺の婚約者。
また、婚約者の話か。
でも、流石にこれは答えねーとまずい。本当、めんどくせーな。

4:侑樹◆co:2016/08/20(土) 06:08

「穂乃佳とは、上手くいってる」
俺が、そう言うと父さんの顔が険しくなったような気がした。
「奏汰…俺はお前を嘘つきに育てた覚えはないぞ」
・・・・・・は?
ちょ、ちょっと待て!
俺が嘘ついてるとでも思ってんのか!?
俺は真実を言っただけだぞ…?
父さん、何か勘違いしてないか?
「失礼します」
聞き覚えのある声と匂いがした。
嘘、だろ…?
父さん、何のつもりだよ。
なんで、穂乃佳が居んだよ!
失礼しますの声と共に髪が腰ぐらいまである小柄な女の子が入ってきた。
「穂乃佳…」
俺はただ、立ち尽くすしか出来なかった……。

5:侑樹◆co:2016/08/20(土) 06:22

「穂乃佳…」
***
「奏汰っ…」
穂乃佳の目から涙が溢れ出していた。
「私っ…嘘ついちゃいましたっ…(涙)」「どういうこと?」
俺が優しくそう言うと穂乃佳は父さんが座っている所へと向かっていった。
「あのっ、あの日言ったことは嘘ですっ…」
「上手くいってないってやつか?」
穂乃佳ははいっ…と返事を返していた。ただ、俺は立ち尽くして、それを見ていることしか出来なかった。
俺にはさっぱりで、意味がわからなかった。
***
「穂乃佳、昨日のことなんだけどさ」
俺らは今、家から近い喫茶店に来ている。昨日の話を聞くためだった。
「うん…」
「俺がわかるように説明してくれる?」穂乃佳はコーヒーカップを机に置いて喋り始めた。


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