私は 鈴木 花音(すずき かのん)これは私の運命の話だ
私は高校1年になって楽しい高校生活を送っていた
あっという間に夏休みも過ぎもう9月 場所によっては寒く
なりだしたり 紅葉が進む時期 そんな9月1日 転校生
黒木 遥斗(くろき はると)がやって来る 偶然席替えで彼と席が
隣だった 対してキモイ エロイ様な人では無く普通に男子と仲良く
する様な普通の人だった だが違和感を感じた (この人…獣臭くね?)と
心の中で思った 聞いてみた所 犬を2匹飼っているらしい
そこはあまり気にしなかった
私の学校の席替えは2ヵ月ごとにある だが席替えが迫る
10月31日 今日はハロウィンなので友達と仮装パレードに出る事に
部活が終わって友達とすれ違い「後でね!」と言った 友達は「うん!」と
言い返してくれた もう教室には誰もいない だがその時 黒木が
教室に入ってきた 「仮装衣装無いでしょ?」と聞いてきた
「あるわよ!魔女のが」と言い返す私 「そんなのじゃ物足りないね」
と言ってきた黒木はこっちに近づいて来た 私の腕を掴まれ私に
コップに入った血の様な物を無理やり飲ませられた するとその瞬間に
体が制御出来なくなった 体の細胞が破壊され体が制御出来なくなると
言う話は聞いた事がある
この状況を和らげようと水道に走り出そうとする だが
体の細胞が破壊されて不可能だ 終いには頭の細胞や機能も破壊された
そして声を出そうとしても無理 「やめなさいよ!!!」と大声で叫ぼうと
しても小さい声で「ャねぱざいゆ!!」と意味の分からない声しか出ない
その時聞こえた声が「もうこれで僕達の仲間だね」と言う声がした
意識が無くなった私はその場に倒れこんだ 30分後に起きて
立ち上がった その時水槽の鏡で見えた私の姿は猫耳と尻尾の生えた猫の
獣人だった「ニャンだと!」と声が出る 猫の口調がついてしまった
これからどうなるのか?
取り合えず家に帰り仮装はせず服だけ着替え 猫の仮装に偽った
ここはバレずに行けた だが問題は学校だ 帽子を被れないから
仕方なく引きこもる事になる だが私が引きこもり初めて数日後
私のスマホに電話がかかってくる 最近は誰も電話をかけて来ない
恐る恐る電話を聞く事に その電話から聞こえた声は「真樹だよ 今日
公園に夜来てくれる?」と言うクラスメイトからの電話だった 夜の公園なら
誰も居ないだろう と思い帽子を被り尻尾をズボンの中に押し込んで隠した
公園に行った時 私は驚いた その友達は変わり果てた姿だった
私の様に猫耳と尻尾があった 「どうしたの?真樹」と問いかけると
「あなたも同じなんでしょ?教えてくれない?」と真樹は言った
「えっ?何の事?」知らないふりをする すると真樹は近づいて来て
帽子を脱がせ 押し込んだ尻尾をズボンから引き抜いた
「あっ!!」と思わず声を上げてしまった 「黒木君でしょ?」
正直に「うん」と答えた そこに黒木が通りかかった
「あぁ おめぇら どうだい?その姿は」黒木が言う
二人合わせてこう言った「アンタ 殴り潰してやるわ!」
真樹は剣道 私は柔道と言う死角無しの二人組が一人の男子を
相手にしたら?
だが猫の様にさせられた為あまり力が出ない パンチしようとしても
素早い動きで避けられる 黒木は私達を目掛けて強烈なパンチを繰り出した
私達はまだこの姿にも慣れていないため思いのまま体を動かせない
その場に倒れこんだ私達はそこで眠った 夜の11時前 眠りから覚めた私達は
「あいつをどうにかしよう」と思いを決め家に帰った