嫉妬

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1:美郷:2017/03/16(木) 22:06

どうもこんばんわ。美郷(みさと)です。
これは恋愛物語です。
初めて書くので、誤字脱字等、お許しください。


*登場人物

☆早見桜(はやみさくら)高3
☆早見遥(はやみはるか)高2
☆大崎音葉(おおさきおとは)高3
☆大崎姫花(おおさきひめか)高3
☆夢野琉太(ゆめのりゅうた)高3
☆水口空良(みずぐりそら)高2

2:美郷:2017/03/16(木) 22:24

朝7時。
私、早見桜はこの時間になると遥を起こしに行く。

遥「そっかぁ〜わかった!ありがとぉ。」
桜「(誰かと電話かな?)」
遥「うん!じゃあね〜琉太!」
桜「(琉太?誰だ?)」

ガチャッ

遥「あ、お姉ちゃん!もしかして今の電話、聞いてた?」
桜「え?たった今来たとこ。朝から電話してたの?」
遥「知らないならいーや!早くご飯食べにいこー。」
桜「はいはい。(遥、嘘ついてゴメンね。)」

桜・遥「お父さんお母さんおはよー。」
お母さん「おはよう。ご飯出来てるわよ〜。」
お父さん「おはよう。珍しく今日は遥はバッチリ目覚めてるな。」
遥「は!?いつもこうだし!」
桜「(いいえ、遥はいつも寝起きは眠たそうにしているのです。)」
お母さん「お味噌汁冷めちゃうから早く食べましょう。」
桜・遥「はーい。」

登校。私は気になったことを聞いた。

桜「遥、朝って誰と話してたの?」
遥「え〜言いたくない!」
桜「教えてよー。」
遥「やーだ。」
桜「えー…。」
遥「あ!じゃあ私はここで!お姉ちゃんまた後で〜!」
桜「え、遥っ…」
急にどうしたのだろうか。
悪いと思いながら、私は遥の後を追った。

3:美郷:2017/03/17(金) 18:24

遥「おっはよ〜琉太!」
琉太「お、遥!遅いじゃないか〜。」
遥「ごめんごめん!ちょっと遅れちゃって〜。(テヘッ)」
琉太「…まあいいや。行こうぜ。」
遥「はぁ〜い。」
桜「(もしかして遥の彼氏…?普通にイケメンだ。)」

学校に到着。

遥「学年違うからここでお別れだねぇ…。」
琉太「だな。また帰り会えるって。じゃあな、遥。」
遥「うん!バイバイ!」
桜「(私は3年A組だけど、琉太君って子は何組かな?)」
私、琉太君を追っていく。

追っている途中。

?「よ!桜!」
桜「わ!!…空良!」
空良「随分久しぶりじゃね?」
桜「…ごめん、どちら様?」
空良「は!?さっき俺の名前言ってたじゃん!てゆか忘れるとかひでぇぇ!!」
桜「嘘嘘(笑)忘れるわけないよ。」
空良「だよな。」

水口空良。高校2年生。私より1個下の幼馴染。
お互い小さい時、家が近くて、よく遊んでたんだ。
私が中学1年の時、空良は他の町へ引っ越した。
すごく悲しくて、初めは泣いてばっかりだったけど…。

桜「まさか高校生になって会えるなんて。」
空良「な。同じ高校に通っているとはね〜。」
桜「すごいよね。」
空良「これって…運命ってやつじゃね?」
桜「運命とか大げさだって〜(笑)偶然だよ。」
空良「…そっか。」
桜「あ!琉太君…見失っちゃった。」
空良「誰そいつ?」
桜「あぁ…遥の彼氏と思われる人。私と同じく高校3年生。」
空良「ついに遥に彼氏が!?」
桜「声が大きいよ!」
空良「あぁ…すまねぇ。え、で?そいつ、どこ?」
桜「だから、見失ったんだって。追ってる最中、空良が…。」
空良「あぁ…すまん。邪魔して。」
桜「(そんな素直に謝れても…。)…ううん、また探すよ。大丈夫だよ。」
空良「そっか…。じゃあな、桜。」
桜「うん、じゃあね、空良。」
空良「…会えて良かった。」
そう言って去って行った。
最後、ちょっと頬が赤くなってたのは、きっと気のせい。

4:美郷:2017/03/19(日) 16:53

結局琉太君は見つからず、私は仕方なく自分のクラスへ入った。

?「さーくら!おはよう!」
桜「音葉、おはよう。」
音葉「なんか今日、元気ないね?」
桜「え?気のせいだよ〜。」

大崎音葉。私と同じく高3。
中学1年の時に、同じクラスになり、仲良くなった親友。
優しくて、面倒見がよくて、面白い音葉が私は大好き。
成績は私と同じぐらい。高校も同じになるなんて嬉しすぎ。

音葉「なんかあったら言ってね!」
桜「うん、ありがとう。」
音葉「桜は我慢するからな〜。ほんとに、何かあったら絶対言ってよ?」
桜「言うよ。音葉は親友だもん。」
音葉「その言葉を桜から聞くとは…!泣くわ!」
桜「え〜泣かないで(笑)」
音葉のこういうとこ、ホント好き(笑)。

?「ちょっと。音葉。」
音葉「あ、姫花だ。ちょっと行ってくるね。」
桜「いってらっしゃい。」

大崎姫花。私と同じく高3。
音葉とは双子の姉妹。
双子とはいえ、2人はあまり顔が似ていない。
音葉は可愛い系で、姫花は綺麗系。
けど、姫花には裏がある。

音葉「はぁ〜もうほんっと姫花ムカつく。」
桜「何かあったの?」
音葉「今日、帰りに男友達の家寄るから晩御飯よろしく。だって!」
桜「男友達?」
音葉「ああ見えて、姫花は結構男好きだからね。」
桜「そうなんだ…。」
音葉「あ〜もう!イライラする〜っ!!」
桜「音葉、晩御飯作るの、手伝おうか?」
音葉「え!?いいの!?」
桜「もちろん。料理するの好きだから。」
音葉「助かる!ありがとう!桜大好き〜!」
桜「(なんとなく音葉が助けを求めていたのは分かっていたからね(笑))」

5:美郷:2017/03/20(月) 23:52

放課後。
音葉は帰る直前に、呼び出しをくらった。
私は音葉が来るのを待っている。

桜「(まだかな〜。)」ピロリン
あ、LINEだ。
音葉(LINE)「やっと終わった!待たせてごめんね(汗)今すぐ向かうね!」
桜「お、やっと終わったのか。」
遥「お姉ちゃーん!!」
桜「遥。遥もこれから帰るの?」
遥「うん!」
桜「1人で?」
遥「いや…あ!来た来た!私、ちゃんと一緒に帰る子いるから、大丈夫だよ!」
桜「そっか。」
遥「じゃあね!!」

琉太「お待たせ。待った?」
遥「ううん!さっき来たとこだよ!」
琉太「そうか。あ。」
遥「ん?」
琉太「ちょっと用事思い出した。ちょっと待ってて。すぐ戻ってくる。」
遥「はぁい。」

琉太君がこっちへ近づいてきた。

琉太「あの。」
桜「…え?私ですか?」
琉太「うん。名前、なんていうの?」
桜「え。」

初めて会うのにいきなり名前聞いてくるんだ…。
琉太君は元々そうゆう性格なのかな?

桜「ええと、早見桜です。」
琉太「早見?もしかして遥のお姉さん?」
桜「あ、はい。」
琉太「だと思った(笑)。顔似てたから。」

あぁ〜なるほど。多分遥と似ている人がいたから気になって声かけてきたんだ。

桜「あの…遥とは、どういう関係ですか?」
琉太「え?ただの友達だよ。」
桜「え、カップルじゃないんですか?」

…って私何唐突に聞いてんの!

琉太「ははは(笑)。んなわけないよ。」
桜「そうなんですか…。」
琉太「てゆうかなんで敬語なの?」
桜「あ。」
琉太「遥のお姉さんっていうことは、3年生でしょ?俺と同い年。」
桜「あ、そっか。そうだった。」
琉太「気付いてなかったの(笑)。面白いね。」
桜「別に面白いこと言った覚えないです。」
琉太「また敬語。まぁちょっとずつ慣れてくれればいいよ。遥が待ってるから、じゃあね。」
桜「さようなら。」

結構気さくで喋りやすい人だった。

6:美郷:2017/03/21(火) 23:53

音葉「ごめ〜ん遅れちゃって!」
桜「大丈夫だよ。何か言われた?」
音葉「想像してたのと違った!体育祭の時、執行部を務めてほしいって頼まれた!」
桜「え?すごいじゃん!音葉運動得意だもんね。いいなぁ〜。」
音葉「そこまででも〜(照笑)。高校生活最後の体育祭が執行部で終わるって最っ高!!」
桜「いいなぁ〜。」
音葉「おっと。早く帰らないと。ゴメンね桜。今からスーパー寄っていい?」
桜「もちろん。」

音葉とスーパーへ向かっている。

音葉「それにしてもさー良かったよ。」
桜「何が?」
音葉「桜、朝よりも元気そうだから。」
桜「え?そう?ていうかそもそも元気なかったわけじゃないよ。」
音葉「いーや。私にはわかる。朝ボーっとしてたもん。」
桜「え〜。」
自分では全然わからない。

音葉「今日何がいっかなー。」
桜「音葉と姫花は何が好きなの?」
音葉「それが好みが違うんだよねぇ。私はハンバーグで姫花はから揚げ。」
桜「あらま。」
音葉「んー。まぁいいや!ハンバーグにしよー。」
桜「音葉が作るんだし音葉の好きなものでいいよね。」
音葉「そーそ!」

?「あ、桜!」
桜「空良。空良もスーパー来てたんだ?珍しいね。」
空良「いや、桜達を見かけたからさ。追っかけてきた。」
音葉「はー!?何それ!ストーカーじゃん!!」
空良「ちげーし!そんなんじゃねーし!」
音葉「じゃあ何よ。」
空良「それは…。」
音葉「それは?」
空良「…べ、別にいいじゃねえか!追っかけてきても!」
音葉「よくない!」
桜「(2人仲いいなぁ(笑))」
音葉「桜!何笑ってんの?ほら桜も一緒に!」
桜「いや。私は別に空良がいても大丈夫だよ。」
空良「…。」
音葉「えー。。桜は優しすぎ!」
桜「そんなことないよ。」


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