小説を書くだけです。
この先こんなかんじにして
などのコメント受け付けます
雨の中。
僕は山を駆け抜ける。
山登りもしたことが無いような僕が、しかも雨の中。
昨日、僕の彼女が死んだ。
太陽のような笑顔を持つ彼女だった。
僕には勿体ないくらいの美少女だった。
だが、彼女はこの世界にもういない。
彼女が死んだというのに、僕は何をしようというのか?
もちろん、死ぬためだ。
彼女がいないこんな世界は、僕にはもう必要ない。
一人で死んでしまった彼女に会うために。
きっと彼女は天国にいるだろうなぁ、自殺をしても天国にいけるだろうか?
いや、彼女のためにどうしても天国にいかなくてはならない。
きっと一人で寂しい思いをしているだろう。
僕がいかなくては。
彼女が寂しい思いをしないように。
僕が側にいなくては。
そう、彼女と誓ったのだから。
震える手で木に吊るしたロープを掴む。
思えば彼女に会うまでは、散々な人生だったなぁ。
人見知りで頼りのない僕にも優しくしてくれた彼女。
彼女に会うために、世界に別れを告げる。
雨に打たれた体は、妙に冷たく感じた。
名前とかの案も受け付けます!
決めてるキャラの名前は無理ですけど…
雑談もOKですよ!
荒らしは基本スルーします!
怖くて目を開けられない、だから目を開けずにずっといた。
目を開けて、そこは天国なのか?
本当に僕は天国に来れたのか?
そんなことばかり考えてしまう。
そこがもし、本当に天国だとして、はたして彼女に会う事は出来るのだろうか?
それよりも気になるのは、今僕が「どこで」寝ているかだ。
少し硬いけど…なんか上下に動いてて、今どこで寝ているか見当もつかないっ!
ていうかなんで上下に動いてるんだよっ!
意味わかんねーし、僕って確実に死んだよねっ!?
とにかく、目を開けないと始まらない。
よしっ、開けるぞっ!
目を少しずつ開ける、久しぶりに感じる光がとても眩しい。
今、僕がどこで寝ているか、その答えはすぐに出た。
僕が寝ていたのは、鱗の上だった。
鱗の一枚一枚がとても大きく、その鱗の主は縦に細く、そして長い瞳で僕を真っ直ぐ見つめている。
冷や汗がだらだらと頬をつたっていくのが分かる。
僕のいた世界では起こらないような出来事。
そして、この世界は僕が描いていた天国という世界とはほど遠い世界だった。
赤く光る鱗をもつドラゴンの上で、僕は寝ていたのだ。
「いや、なっ…なんでドラゴンがいるんだよぉぉぉー」
「キシャァァァァーーーッ!」
コイツッ、僕が起きるのを待っていやがった!
なんて嫌な奴だっ!
ていうかここ…
「どこだよぉぉぉーーっ!」
っていうことでギャグ系になります。
つまんなかったらごめんなさい!
絶賛逃走中なう☆
何からって?
ドラゴンからだよっ!
「っていうかなんでドラゴンなんだよっ!普通こういう展開の時は美少女が「大丈夫ですか?」とかなるパターンだろうがぁっ!」
そんなことを叫びながら逃げていると、ドラゴンが何かを感じたのか、火を吹いてきた。
それはもう「火を吹く」ってレベルじゃないね。
どっちかというと「○の○のナウ○○」に出てくる巨神兵みたいなレーザー光線を打ってきている。
てかもう巨神兵だね☆
「ってなるかぁぁぁぁーーっ!うぉぉぉぉぉーーっ!」
今まで出したことのないほどの速さで走った。
「ギャァァァァァーーッ!」
僕が走るその前には少女がいた。
そして、ものすごい奇声を発しながら走っている。
数秒立つと、少女と並んで走る事になった。
「お前っ!ものすごい奴を連れて来やがったなっ!」
フードを深くかぶっているが、声のかんじから怒っていると分かる。
「キシャァァァァーーーッ!」
「ヒィィィーッ!くそっ!面倒な事に巻き込みやがって!おい、お前っ!」
「あっハイ」
少女は僕の横に手を出して…
「魔力を貰うぞ!」
そう言った。正直「はっ?」って思った。
頭が混乱する。
死んだはずなのに変な世界に来ていて、しかもその世界にはドラゴンがいて魔力というものがあるらしい。
もう、ファンタジーの世界じゃないデスカーヤダー
はぁ、もうどうにでもなれや…
少女の言葉を無視して僕は走るのをやめた。
そして、そのドラゴンに言ってやった。
バカだなぁ。僕。
「かかって来やがれっ!クソ爬虫類(?)がぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!」
そして、案の定。僕はドラゴンに踏み潰された。
そう、アリみたいに☆
あぁ、踏み潰されたアリはこんな気持ちだったんだろうなぁ
〜少女〜
…師匠へ
今日は、師匠よりもバk…変な人間に会いました。
その人間は、ドラゴンに向かって行って、踏み潰されました。アリみたいに。
そして今、ぺしゃんこになったハズの人間の前にいるのですが…
人間は生きてました。
「…なっ、なんて生命力が高い人間かしらっ…人間にもこんな奴がいたなんて…ていうかコイツ人間?」
あぁ、師匠。こんな時はどうすれば良いでしょうか。
こんなバカみたいに生命力が高いゴキブリなんて聞いた事がありませn…
「いや、全部聞こえてるからねっ?声に出てるからねっ??」
「うおっゴキブr…いや人間。まじで生きてたのか。」
〜少年〜
「いや、さっきから人のことゴキブリゴキブリってなんなの?!僕達初対面だよね?失礼じゃない?!」
「いやいや、あのゴキブリ以上の生命力をもつ人間をゴキブリ以外になんと呼べばいいっ!」
「普通に人間て呼べっ!」
…気が付くと僕は、どっかの家のベッドで寝ていたらしい。…星柄の可愛いベッドで…
「…ていうかここどこだよ」
「私の家に決まってるじゃない」
…つまりこのベッドはコイツのか…
「はぁ…お前、魔女なのか?」
僕はベッドを見つめながら聞く。
「魔女というか、私は魔法使いね。魔女という呼び方はもう古いわ」
「そんなことはどうでもいいんだよ。とにかくさっきのドラゴンはどうしたんだよ。」
「あんた、段々口悪くなってるわよ…」
そう言ってソイツは僕の寝ていたベッドに座る。
「あんたが魔力くれなかったから、大変だったのよ?わざわざ魔力増量の魔道具使って倒したんだから。」
…僕は下を向きながら話を聞いていた。
『下』といっても、ただ一点を見つめながら…
そう本来あるはずのないもの…胸だ。
「ん…んんんんんーー??」
「ちょっと、私の話聞いてるの?」
僕はソイツの方を向いて聞いた。
「僕って何に見える?」
「なっ、何って何が?人間だと思うけど?」
「いや、人間なのはわかってんだよ。性別は何に見える。」
「…女じゃないの?」
ん、んんんんんんんーーーーーーー????
じゃあ、つまりなんだ?異世界転移っぽいこと起きて、性別変わったって?
「そんなのありかよぉぉーー」
(迷い中…絵を載せるべきか…)