夏鈴です!
小説をかかしていただきます。途中でやめてしまったり、下手だったりしますが
見ていただけると嬉しいです。
アドバイスやコメントもぜひぜひ♪
>>2登場人物
音咲 由奈(19)
主人公。9月7日誕生日。短期大学に通う2年生。小さい頃から身体が弱く体調を崩し
やすい。10歳の時に母親を亡くしている。
有村 拓也(19)
由奈の事が好きで大人になったら告白をすると決めている。由奈と同じクラス。
音咲 愛奈(10)
由奈の妹。小5。誕生日は2月18日。母親の顔を覚えていない。拓也の事が好き。
葉月 夢乃(19)
由奈の幼なじみで親友。由奈と同じ大学だが、年下の一年生。
大人っぽい話なのかな?頑張れ!更新楽しみにしてるよ!
4:夏鈴◆M2:2017/08/31(木) 22:27>>3ありがとうございます!
5:夏鈴◆M2:2017/08/31(木) 23:40 第1話「あと半年」
音咲 由奈19歳。
子供の最後の年。小4の時、2分の1成人式を迎えた。その頃は20歳なんて先過ぎまだまだ先だと思ってた。
それが、こんなにあっという間だったなんて……。
体が弱く、あまり外で遊んだ事の無い記憶、母親を亡くして悲しんだ記憶、そんな記憶を持ったまま目の前に、大人が
待っていた。
3月7日、大人になる半年前。なのに、
「なのに、なんで入院しなきゃいけないの!」
昨日、夢乃と遊びに行った時ちょうど倒れてしまった。実は昨日、ほんの少し熱があった…。元々体が弱いのに、無理して遊びに行ったからだ。念のため入院するらしい。まだいつ退院するか決まってない。
「このままこんなに体が弱いまま、大人になっていくのかな?」
「私のバカ。何であんな状態で遊びに行こうとしたんだろう。」
シャッ
「由奈、お見舞いに来たよ。ごめんね、私が誘ったから。」
「いいのよ。夢乃」
親友にまで迷惑かけてしまった。情けない…………。
大人になっても、心が大人になっていくのは遠いのかな…。
早く大人になりたい…。
お母さんも体が弱かったからなー。その遺伝?
なんか頭ぼーっとして来た。夢乃に言わなきゃ。でも迷惑かけるからいいや。
その後2時間私たちは、おしゃべりしてた。
「じゃ、由奈バイバイ。話して楽しかったよ!」
「うん、私も楽しかった!バイバイ。…………うっ!」
「頭痛い。うん?やば、点切れてる!」
ポチッ。ピンポーン
「あっ、看護師さん、点滴が切れてます。」
――――――――――
「由奈さん、持ってきましたよ。体調どうですか?」
「ありがとうございます!えっと頭痛くて…。でも大丈夫です。」
「無理しないでね。」
夢乃に頭痛いから早く帰ってって言っとけば、
良かったかなぁ。でもせっかく来てくれたのに、そんな事言えないよね。私我慢しやすいって言うけど、どうなんだろう?私もお母さんみたいに早く死ぬのかな?
「そういえば、愛奈どうしてるんだろう。おばさんの言うこと聞いてるかな?」
「お姉ちゃん来たよー!」
噂をすれば何とかね。あっ言わなきゃ。でも言えない。
「たくさんお話しようね!そういう果物持ってきたよ!」
そういえば、丸1日愛奈と話してない。さびしかっただろうな。
お父さんも単身赴任だし。
「あっあのね。愛菜、私ちょっと調子悪いからたくさんは話せないの。」
ごめん。
「分かった。お姉ちゃん早く退院出来たらいいね。じゃ私帰るね。」
「えっ、少しなら話してもいいんだよ。それに私大丈夫!」
「大丈夫じゃないよ。だってお姉ちゃん体が弱いのに。」
「じゃ、お言葉に甘えて、バイバイ」
「バイバイお姉ちゃん」
やっぱり少しくらいお話してあげた方が良かったかな。でもいいって言ってくれたし大丈夫だよね。
何でこんなに体が弱いんだろう。大人になれば治るかな。治らないか。
………………………………………。
誤字
✕そういう
〇そういえば
失礼しました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈………
「やっと、退院できたよー。」
「お疲れ様ー。」
入院は2泊3日だった。帰れるのは嬉しいけど、なんか寂しい。
「よし、じゃあ夢乃、行こうか。」
私たちは、駐車場へ駆け出した。
「ゆ、由奈速いよー。」
「あっ、ごめん!」
夢乃が文化系って忘れてた!
「でも、由奈退院したあとだよ。そんなに走っちゃ…。」
「大丈夫大丈夫。治ったんだから。それに私運動系でしょ?」
夢乃は、もうって顔をしていた。
二年生になる前から、入院って私も運悪いな。
でもまさか、あんな事が起こるなんて…。この時の私はまだ、知る由もないもなかった。
名前名前!
11:夏鈴◆M2:2017/10/09(月) 21:02一ヶ月ぶり(^_^;)
12:夏鈴◆M2:2017/10/09(月) 21:22 病院
「音咲さんが退院して良かったですね。」
「そうね、でも一つ気になることがあって…。音咲さんの二の腕辺りにあざっていうか赤いできものがあって…」
「私も知ってます。だけど先生がぶつけたアザって言ってましたので、大丈夫かと…。」
「そうだと良いけどね…。でもどうしても気になるの…本当にぶつけたあざなのかと…。」
退院してから、しばらく経ってようやく2年生になった私。
「夢乃、合格おめでとう!
凄いじゃない、こんな頭の良いところに合格するなんて…。私なんか一生分勉強したって感じくらい頑張ったのに…。夢乃なんか余裕で合格しちゃって…」
「そんな事ないよ…。あっ大学着きましたよ!」
「あっ夢乃、大学では先輩って呼んで、あと敬語で。」
「はい。じゃあ先輩2年生頑張って下さいね!」
「夢乃もガンバ!じゃバイバイ。」
夢乃は元気よく手を振ってくれた。
音咲 由奈2年生になりました!
2週間後
2年生になった今、楽しくやっています!
ただ1人だけ気になることがあって…。このアザっぽいもの。なんか大きくなってるような
気がするようでしない…。いつか治ると思ってそのままにしちゃってる。
「由奈ー?このあざ大丈夫?」
「確かに、割と大きいよね。」
「だっ、大丈夫だよ!酷くぶつけただけ。心配ありがと!」
「そっか、でも由奈って頑張り屋だからちょっと心配。体も弱いし。」
「じゃ、うちら用事あるから。」
だんだんこんな事言われる回数が多くなってきた。
まだ春だから長袖着たいけど、毎日気温高いし、暑がりやだし無理。
なんかの病気かな?
「あっ夢乃いた!おーい夢乃ー!」
「夢乃、あとで相談が…」
「分かりました。」
夢乃が一番相談しやすい。だって小6の時から仲良しだもん。
もうこのアザのこと言われたくない。
もし病気だったら、私の場合かなり深刻になるんだろうなー。
「あーレポート疲れた!ったく、体が弱いんだからもう少し手加減してほしいわ!」
なーんて無理だろうけど。ところで夢乃さっき言った事覚えてるかな。
私が大人だったら、このアザのこともう少しよく分かってたのかな?
大人になりたい今日この頃。
「私ったらなーに考えてんだか。」
気付けば、前には夢乃がいた。よし、声を掛けてみよう!
「夢乃ー!」
「先輩!ここは学校ですよ!叫んだら…」
相変わらず、真面目な夢乃。
「大丈夫!誰もいないし。あと、敬語じゃなくて大丈夫」
「そういえば、相談があるって言ってたよね」
「そうだよ。夢乃が1番相談しやすいんだもん!頼りになるし!」
そういうと、夢乃は照れた。ちょっと可愛いってのは内緒。
「そっそんな事ないよ(苦笑い)」
「あのね、夢乃!」
私は夢乃にこのあざのことを相談した。なんて言うんだろうかと思いながら言った。
「そっか…。」
「それって確か…なんとか病になる合図だと思う。」
「な、なんとか病って…どういう事⁉
他に何かわからないの?」
夢乃はコクリとうなずいた。
翌日
「今日は休めるー。……。」
ふと、昨日の事が思い浮かんだ。病院行ってみようかな?
でももし、命に関わる事だったら…。でもこのまま何も知らないというのも嫌だ。
「よし。もうすぐ大人だもん。病院に行くのが嫌だなんて、情けない!」
私は愛奈に留守番を頼み、家を出た。