「赤黒い色が好き。あなたの好きな色は__
何?」
それは、突然現れ、
「あなたの好きな色は何…?」っと唐突な、質問。その質問に絶対答えてはならない…。もし、答えたら__。
こんにちわ!Misuzuです><
中学入学までこの小説をやっていきたいと思います☆
↓設定↓
アリス・ドールアイ
魔女で、この物語の主人公でもある。赤黒い色が好きな子好物は、人の血。
夜月 真己(よづき まき)
代々継ぐ寺の息子。この物語の主人公でもある、冷静な性格な男の子。次期に、アリスの執事になる。
設定はこんな感じです★
中学入学してもやるかも(?)です!暇な時に書き込む小説なので、投稿日等は決めておりません。
注意
荒し・その他はお止めください。なお、この小説はパクリなど一切入れるつもりはありません。(←いつも入れてないだろーが^^)
暖かい目で読んでくれると幸いです。
少しずつだが、暖かくなってきた時期。3月…。3月は、卒業行事・短縮日課等の多い学校も多いだろう。俺は、部活が休みだったこともあり、早めに駅のホームに到着した。
(電車が来るまであと、20分か。)俺はスクールバックから読みかけの小説を読書して電車が来るのを待つことにした…。
しばらくして、駅のホーム内でアナウンスがした。
『まもなく、○○駅行きの電車が来ます。危険ですので、黄色い線に越さないようお願いします』俺は、そのアナウンスの同時に小説を、スクールバックに閉まった。
駅から出て徒歩30分。急げば、25分で着く、てrじゃなくて家。俺の家は寺で、寺の門を潜れば、江戸時代から代々継ぐ大きい寺。でも、俺が潜る門は、裏門だ…。父から昔から、
「出入りする時何が何でも、裏門にしなさい」っと言われた。
何で?それが、当たり前だからだ。神社もそうだが、門や真ん中の入り口は神様の通り道らしい。だから、初詣や、何かの記念日の時以外、門や真ん中を潜ってはいけないようだ。
4:Misuzu H.Y Love☆:2018/03/20(火) 16:38 裏門を潜り、家の大きな玄関ドアを開ける。
「ただいま…」いつもは母さんか父さんが出迎えてくれるのに今日は出迎えてはないようだ…。
(買い物かな…?)俺は軽くそう思い自分の部屋へ入室した。
「…」特に変わりのない自分の部屋。勉強机には、音楽を聴く道具が放置してあった。俺は、制服から私服に着替え勉強をはじめた。うちの学校は私立で、高校逝く時はエスカレーター式なため、受験する必要はないが、毎月の放課後までのテストをやる。受験の代理的存在のテストだ。実はそのテストがあと少しの間近に迫ってた。
(このテストが来ると深夜までテスト勉強だから辛いだよな…)塾に通えば簡単なテストだが、家はそんなに甘くない為、自力でテスト勉強をしなきゃならない…。
どの位経ったのだろう…。気がつけば辺りは夕日に包まれていた。
(母さん達、どうしたんだろう…)小腹も減り、俺は、キッチンに向かった。台所にあるテーブルには、ラップに包まれたおかずと白米と手紙があった。
[真己へ
寺の仕事で、今日は帰れません。明日のご飯は、冷蔵庫にあるからレンジで五分位温めてから食べてね。
お母さんより]
「仕事…か…」俺はため息を吐いてテーブルにあるご飯を食べた。食事を済ませ、風呂も済ませ俺はベッドにダイビングした。気づけば、八時を過ぎていた。最近、睡眠不足のか睡魔が襲ってきた。俺は、意識を手放し夢の中へと入っていった。
夢の中は、暗闇だった…。その中に一人の20代位の若い女性が立っていた。彼女は、髪は長く綺麗な顔立ちをしていた。透き通る目が特徴で、夜桜の図をした和服を身にまとっていた俺は、その彼女に一目惚れした。
(うわ、綺麗な人…目も透き通っていて綺麗だな…。まるで、お人形さんみたい…。)
「………」
彼女は何かぶつぶつと呟いてるのが解った…。
(何を呟いてるだろう…)俺は、その彼女に好意と興味もあり、彼女に話掛けた。
「あの…どうしましたか?何か悩んでるですか?」
「…っ、あなたの好きな色は何…?」
「………え?」唐突な質問だった。俺はつい、一歩引いてしまった。
「貴方の好きな色は、何?」その質問しかしなかった…。俺は嫌な予感をして、その女性から逃げ去った。
(あれは、おかしい…その質問しかしないとか、ヤバい…!あの質問に答えちゃダメだ!)俺はそう判断した…。すると目の前から彼女が現れ、俺に襲いかかった…。
「うわ…っ!!」
彼女はいつの間にか和服からアンティークな洋服を着ていた…。目も透き通ってるが、目の色が赤く光っていた。
「貴方の好きな色は、何?」
一瞬にして俺は、恐怖のどん底に突き落とされた…。咄嗟に俺は、
彼女の質問に答えてしまった…。
「綺麗な、黒…!悪魔な色っと言われてけど、綺麗な黒が好きっ!」
「…」その瞬間、彼女の姿は消えていた。
俺は、現実へと戻った…!時刻は、真夜中…。俺は彼女が何者なのか気になり急遽、倉へと閉じこもった…。
倉にある、一冊の古い本に、彼女は載っていた。この本曰く、彼女は悪魔。名前は、アリス・ドールアイ年齢は、悪魔な為、ない。人間の血が好物な彼女。人間を装って夢の中に出てくるらしい…。
「夜桜の図をした和服を身にまとい、相手に“好きな色はなに?”っと質問をするらしい。もし、その質問に答えると、
呪われる__。」この文を読み終わった瞬間俺は、(短い人生だったな)っと心の中で呟いた。また夢の世界へ逝くと彼女に会い、彼女に予告されるらしい…。
俺は覚悟を決めて寝る事にした…。
夢の中に出てきた、同じ暗闇に包まれた場所。
「…」
その先には、彼女が無言で手招きをしていた…。
俺の足は勝手に彼女の方へと向かった。向かいたくないのに向かってしまう…。良くホラー映画とかにあるあるな光景…。まさか映画あるあるを実際にやるとは思いもしなかった…。彼女の方にたどり着くと突然、視界が歪みはじめた。暗闇から、廃墟の病院に…。目の前にいた彼女は居なかった。俺は、驚いたが冷静になった。
(大丈夫…予告されるだけだ…)俺はそう言い聞かせ、彼女を探した。
「…居ない?」
彼女は…アリス・ドールアイは、居なかった。何処を探しても…居なく俺は、屋上に向かった…。夜風が良くて俺は風に当たっていた。
「…こんなところで何してるの…?」俺は、反応し、後ろを振り向いた。そこには、アリスが居た。
「私の事、探すの諦めたの…?つまんない…。ねぇ、遊ぼう?」アリスは、俺の方へとに近づいて来た…。俺はその、“遊び”が怖くなり、一歩下がった…。
「やめろ…来るな…」
「…皆、それ、言う。私は、ただ遊びたいだけなのに…」アリスは、俺の方へ小走りして俺に抱きついた…。
微かに自分の両手が小刻みに震えてるのがわかる…。
(このまま、夢の中で死ぬのか…?本では、その予告を聞いた数日に死ぬハズなのに。まだ、心の準備してないよ…)そう思っていると、アリスがゆっくり口を開いた。
「…あなた、寺の息子みたいね…。寺の息子の割には、良い男じゃない…気に入った…。私の執事になって?」
「…え?執事?俺が…?」俺は、アリスに視線を動かした…。
「心の準備整ってないみたいだしね…?それに、あなたの好きな色、私の好きな色とちょっと同じだから…。」俺は、コンクリート型の地面に、膝を落とした…。
(助かった…のか?)しばらく、放心状態が続き、頭の回転を再開した。
「それで?名前は…?」
「あ、えっと…夜月 真己です…」
「あら?珍しい名字ね。夜月て名字、あるだなんて知らなかったわ…。あら?朝が来るみたいね…明日、また夢に出てくるから。それじゃぁね?」アリスはそう言った瞬間目が覚めた。
時刻は、朝の五時…。目覚ましが鳴る寸前だった…。
「…」
(まさか、執事とは…)
俺は、執事っという職業についてはあまり知らない…。時間もまだあった為ケータイを手に取り、調べた。
とりあえず、【執事のやり方】で検索。すると、様々な掲示板・呟き等の検索結果があがった…。その中で興味持ったのが、
【執事のルール】だった…。
(執事に、ルールなんてあるんだ…。知った方が良いよね?)俺はそう思い、【執事のルール】をクリックした。
【執事のルール。
執事には、ルールがあります。そのルールだけは大切に守って行動してください。】
俺は、執事のルールをひたすら暗記した。時刻は朝の、6:00。そろそろ支度しないと…。俺は、そう思い、パジャマから制服に着替え、髪を整えた。洗面所の鏡で、髪を整えていると…ふとアリスの言葉が浮かんだ…。
『寺の息子の割には、良い男じゃない…』
(良い男…?俺が…?)そう言われてみれば、良く女子にモテている。
(俺からしたら、ごく普通の中学生に見えるのに…)俺は、そう思いながら朝食を済ませにキッチンへと向かった。
ピコン♪_
制服のポッケに入ってたケータイから着心音が響いた…。
(何だ…?)俺は、ケータイを取りだし、液晶画面を見た。液晶画面には、
“母さん”っと標示されていた。
「母さんからだ…」俺は、標示されていた“母さん”をクリックした。
[真己ごめんねっ!
仕事がまた入った!夜ご飯、適当に食べて!それから、ポストに新聞あると思うから新聞取ってホントごめんね!
><]
「また、仕事か…うちの寺は忙しいな…。」そう呟き、俺は母さんに返信した。
[別に大丈夫だよ。新聞は、玄関の隅に置いとくね。]そう返信させ、俺は、冷蔵庫にある朝食を取りだした。朝食は、ラップにかけてあり皿はひんやりと冷たかった…。そのまま、レンジに入れ、レンジの温めボタンを押した。五分っとタイマーをかけた俺は、その間ポストへと向かった…。
ポストの中を確認すると、
今日の新聞に、一通の大きな封筒…。
俺は、新聞より、封筒を手にとった…。封筒の後ろには、“夜月 真己様”っと記されていた
(俺宛の封筒…?なんだろう…数学の教科書かな…?でも、まだ数学の教科書遣ってるしな。)封筒を開けると、何枚かの写真と手紙があった…。そこには、俺が家に入る瞬間の写真、学校へ登校する写真、電車で転た寝してる写真等が何枚もあった。手紙には、
“あなただけを見てる”っという文だけだった…。(これは俗に言う、ストーカー行為だ。警察に連絡するか…?でも相手が誰なのかわからないし、何よりテストがある…)
「…自分の人生が、かかってるんだ…。警察に連絡してる暇はない。エスカレートするんだったら警察に連絡をしよう…。」俺はそう呟き、家へと入った…。
『次は、○○駅〜○○駅〜行きの電車が通りまーす…お乗り方は、黄色い線に越さないようお願いしまーす』
アナウンスと同時に俺は、ケータイをスクールバックにしまい、電車に乗り込んだ…。
(今日、確か美術だったな…彫刻刀用意しろって先生言ってたけど、この、古い彫刻刀で良かったかな…)寺の倉にあった古い彫刻刀…。それは先代が代々受け継いでる彫刻刀…。自分の彫刻刀、今親が持って行ったみたいで…ないようだ…。
(でも、親が持って行ったのか分からないし…後で、母さn…)
キィィィィィィィィィ…!___
突然、電車が鈍い音と供に止まった…。乗客者は、悲鳴をあげながら何か物掴まっていた…。
「皆様、左側のドアを開けますので、外に避難してください…。火災が起きます…!」駅運転員さんがそう言うと皆一斉に、外へと出てった…。
(は?待って!皆、俺も行く …!)予定外の展開が起きてる為、俺は皆の後に追うのに必死だった…。外に出た瞬間、俺は、学校の裏校門に居た…。
「………え?」
(何で、裏門に居るの…?さっきまで電車の中に居たよね?)
ふと、胸ポケットを見ると切符があった…。
「切符が…ある…」
(とりあえず、恐る恐る学校へ行こう…まだ、ダイブするかもしれない…)俺は、恐る恐る学校へと入った。だけど何ともなかった…普通の一日だった。
(何ともない…?ダイブする気配もないし…でも、もしかしたら幻覚を見てたのかも知れない…最近、テスト勉強で忙しいし…。)俺はそう思いながら家に帰宅した。
「…」俺は、今リビングに居る…。
『7:30頃、○○駅へ行く途中、電車が爆発事故が起きました…。この事件で、乗客者60名のその内、10名の死亡が確認しました…警察は__。』
(嘘だろ…?その電車って、俺が今朝乗ってた電車じゃん…しかもその時刻って、電車から降りる時間帯の時…)その時、ケータイからバイプ音と着心音が響いた…。ケータイの液晶画面からは、[母さん]っと標示してあった。俺は、タップし、ケータイを耳に当てた。
「もしもs…」
『真己!?良かった生きてて…。テレビ観た?あの電車、真己がいつも乗ってる電車よね…!?』
「うん…観たよ電車、爆発事故起きたんだったね…」俺は、頭が真っ白だった為か、その後の記憶は覚えてなかった…。
目が覚めると、自分の部屋居た…。きっと寝たのだろう…。起き上がるとアリスが居た。
「え…?あ、アリス…?」アリスは、一日、疲れたのか、眠っていた。
(何で、アリスがここに…?アリスは、現実には……)俺は、アリスに触れようとアリスにそっと、手を出した。
グイッッ!!
「うわっ!?」気づけば、俺はアリスに抱かれていた。アリスは、目が覚めたのかそっと目を開けた。アリスは寝ぼけてるのか目の色が赤く染まってなかった…。
「ア…リス…?目の色が…」
「…真己、生きてて良かった…」
「…え?何を言っt」
Chu……
アリスは俺にキスをして、また眠りについた。
「Oh…………No…………。」
(アリスの唇…すげぇ柔らかくて美味しい。じゃなくて、え?アリスとキス…?は?え?何で、アリスは、『生きてて良かった…』って言ったの?寝言?寝言の割には、意味不の事なを…とりあえず、アリスを起こそうか。)俺は、アリスの肩を優しく揺らしながら起こした。
「アリス、起きて?ねぇ、アリスってば…っ!」アリスは、目をゆっくり開けた。目の色は、赤く染まっていた。
(あれって、寝ぼけてる証拠なのかな…?)
「真己…?あぁ、私、真己の寝顔見てたら寝ちゃったんだ。おはよう…」
「アリス何で、現実に居るの?本では現実には居られないって載ってあったのに…そんな事よりアリス、教えてほしい事があるんだけどさ?」
「何かしら?」アリスは、目を擦りながら俺を見つめた…。
「その、えっとアリスは覚えてないっと思うんだk…………。」
「…真己?」…俺は、とんでもない思い込みをした…。
電車爆発事故の事だった…。
(もし、アリスの仕業だとしたら…?でも、アリスは知らない様な事を寝言で言ってた…。)俺は、今回の電車爆発事故に興味が湧き、少し、首を突っ込む事にしてみた…。
(話を、変えよう…)
「真己…?」
「アリス、話があるんだが…良いか?」
「良いわよ?」
「…アリス、今日、電車爆発事故が起きた事は知ってるか?」
「えぇ知ってるわよ…そうだ、それで真己の事が心配d…」
「アリス、お前の仕業じゃないだよな?だったら、誰がやったんだ…?俺、今回の事故に興味が湧いたんだ。首、突っ込んで良いか…?」
アリスは驚いてるのか、目を大きくしていた。
「…何言ってるの…!?興味が湧いたからって、首突っ込むじゃないわよ…!馬鹿じゃないの…!?」
「悪いな、アリス…“馬鹿”は、良く言われるんだ…。」俺は、ベッドから降り、アリスを勉強机に連れて俺は、勉強机の下の引き出しにあるPCを取りだし、PCを開いた…。
「…何するの…?」
「何って、アリスと一緒に電車爆発事故のニュースをもう一度読むんだよ。俗にいうお復習…かな?」
「冗談じゃないわ…絶対、手を貸さない…!それに、貴方は私の執事になるのよ?私を巻き込まないで!」
アリスに許可は得られなかったが、俺は“○○駅電車爆発事故”っとPCに書き込み検索した。
「ちょっと、聞いてる…!?私は真己の事を思って…!」
「良いのかなー…?アリスさん、あなた、執事が欲しいですよね?」
「…脅す気?」
俺は話を続けた…。彼女が手を貸すまで話をする作戦だ…。アリスは悪魔だが、意外と優しい…。だからきっと脅せば手を貸してくれるだろう…でも、女は怖い生き物で、激変すると面倒だ…。だから俺は、慎重に脅し話を続けた…。
「良いだよ?俺、執事しなくても…でも、俺は寺の息子だよ?寺の息子の血はきっと美味しい血だろうなー…。ねぇ?アリスさん?」
「…わかったわよ。その代わり、この事故の件終わったら、執事の契約する為に、あの世行くからね…?良いわよね?」
「やっった〜〜!」俺は、子供の様に嬉しいかった。俺は直ぐ様、爆発事故のニュースを読み上げた…。
「…なるほどね?コレは、俗にいう原因不明の事故って訳?」
「このニュースからすると、そうみたいだな…。アリス、アリスは心当たりのある妖とか知ってる?」
「心当たりはないわ…でも、死神とかならあり得そうね。」
俺は、死神っと言葉で疑問が浮かんだ為、アリスに疑問をぶつけた。
「死神、関係あるの?」
「えぇ。死神は、一応、神とも言われてるから人間の運命は変えられるわ…。」俺は、人生初めて死神が、神様なんだなっと思った…。
(ん?待てよ?)俺は、アリスに続けて疑問をぶつけた。
「死神が、神様なら他の神様の仕業ってないの?」
「う〜ん…っ。」アリスは首をかしげながら、難しい顔をした。眉間にシワができる程考えてるのだろう。
アリスは、質問回答した。
「世の中には、色んな神が居るからね…。心当たりは死神しか思い当たらないわ…。」
「そっか…何か、ごめんな。眉間にシワができる程考えさせて…」
「いや、私こそごめんなさいね…あ、そうだ、真己!」アリスは何かひらめいたのか、パッと明るい表情を見せ、俺を見つめて話を続けた。
「倉の中ある本に、何か神に纏わる事が載ってるじゃない?」俺はその言葉を聞き、俺はアリスの意見に同意した。
倉に向かった俺とアリスは、早速お目当ての本が出てきた。
俺は、ページをめくって探ったが、居なかった…。次は、妖の本を探ってみると…
居た__。
「!?妖に居たのか…アリス、この妖知ってる?」俺は、アリスに本を見せ聞いた…。
「えぇ…知ってるわ。確か、妖界では有名な妖よ?」俺は、その妖の特徴・名前・名の由来・その他をメモに記して部屋へと戻る…。その妖の名前は、
悪狐(あくぎつね)っと名だった。名の通り狐だ。悪狐の由来は、“邪悪”・“悪運”等のとにかく、“悪”の意味を込めた名だった…。
「“悪狐の封印法は一つ。でも、その封印法は100年しか持たない…”」
アリスはそう読み上げた後、俺は倉にあった悪狐の封印札三枚を持った。
「…封印札三枚で100年まで封印かよ…」
「この札には寿命があるのよ…仕方ないけどこの方法しかないわ…」
そう言ってアリスは、指を鳴らした。すると、視界が歪み電車爆発事故の現場へとワープした…。目の前には電車の椅子に座ってる自分と乗客者が居た。
「ここは…?」
「事故に遭う前の映像よ。見て、悪狐が電車の天井に居るの。分かる?」アリスがそう言うと、電車の天井に張り付いてるかの様に座ってる生き物が居た…。
「悪狐…」俺がそう言った瞬間事故が起きた…。また視界が歪み今度は、悪狐の場所が映った。
「悪狐の場所は彼処よ…。
…あの時、たまたま私は、貴方を見かけたの。悪狐が居たのも知ってたわ。だから私は、学校にワープさせたの…いや、正確には
記憶を、変えたの__。
」
「……え?」
「あの時、貴方も巻き込まれてるの…爆発事故に…。つまり、真己は60名の内の一人なの…。貴方あの時切符見たでしょ?切符、ほんの少しだけど汚れてなかった…?」
「…あ…っ。」俺の目の前に。居る自分が爆発事故に巻き込まれてる姿の映像が映った。でも、まだ意識はあり傷も電車の窓ガラスの破片が少し刺さった位。つまり、軽傷で済んだようだ。
気がつけば自分の部屋に居た。映像が終わったのだろう…。ふと、左腕に激痛が走った…。
「…さっきの軽傷のところ…?」俺は左袖を捲り、腕を見ると包帯が巻かれていた…。血が滲んでるのか白い包帯は赤黒い色になっていた…。アリスは目を輝かせてして包帯を外した。
「あ、アリス…?…まさか、お前。俺の血を……?」
「…」アリスは、無反応だった。俺は怖くなり、アリスを押して一歩、下がった…。今ので正気が戻ったのかアリスは、正気に戻った…。
「あ、ごめんなさい…私、こんな時に…」
「良いだよ。それがアリスなんだから…謝らないで。ね?そんな事よりアリス、詳しく聞かせて?本当の事故を教えて?」
アリスは首をたてに動かし事故の真実を話してくれた。
俺が運良く軽傷で済んだ事…。
でも、脳の一部が麻痺起こす寸前だった事…。だから、脳を治したアリス自身の手で治した事…。全て話してくれた。
「脳は何とか治ったわ…。でも爆発事故でただ一人が、無傷ってのもおかしいわ。だから学校にワープさせたの。正門だと、皆から不思議がられるでしょ?だから裏門にしたの…。コレが事故の真実よ。さ、早く悪狐を封印しましょ?このままだと何されるかわからないわ…」俺たちは、悪狐の元へ向かった…。でも、その後の記憶は、
ない___。翌日、聞こえて来るのは母さんの声とすずめの鳴き声…。
「朝…か。」俺は、下へとかけ降りた。すると母さんと階段で遭遇した。
「あぁ、真己おはよう…昨日はごめんね…電車爆発事故あったのに…」母さんは俺に優しく包むかの様に抱いた。
「母さんは何も悪くないよ…仕事だから仕方ないよ。ね?だから謝らないで。」
「ホントにごめんね…真己。駅はしばらく休止するって。だから今日からお母さんが送り迎えに行くね?」
「わかった。ありがとう。」俺は礼を言って、洗面所へ行った。そして今日は満月の夜。幸い明日から春休みだ…。そう、今宵はあの世へ逝って契約する日…。12時に迎えに来るっとアリスは告げてた。俺は、歯を食い芝って執事の契約をする事を誓った…。
アリス…じゃなかった。アリス御主人様の役に立つように__。
(とは思ったものの…あの世の世界へいざ逝くってなると怖いな…)
「真己…!」そこで、アリsじゃなくて、御主人様登場。
「アリス…ご主人様」
俺は、アリスこと、アリスご主人様の手を掴んであの世へと逝った。
「夜月 真己を執事にしたいのですが…」
「手続き所は彼方になります」
今居るのは、役所的な場所。あるいは保険所的な…。
(…あの世へ逝った感がなくてちょっと残念…)まるで、この世に居るみたいで不思議な感覚…。 建物やアスファルト空等はこの世なのに人は違った。死神な人も入れば幽霊も居る。いつの間にか個室部屋に到着した。
「夜月 真己様ですね?」
「あ、はい…」
「こちらの契約書にサインを書いてください♪」
「はい…」
(ここの社員さん…どの人も役所員さんみたいだ…)
俺はそう思いながらサインを書いた。
契約書を社員さんに提出して話を聞いた。
「契約書にサインしてもらったので、翌日契約所で契約書と供に提出してください♪私からも契約所には言っとくので翌日契約所、に行く前に役所に寄ってくださいね♪」
「はい」
アリスは普通に応えたものの、俺は何で立ち寄らないといけないのかわからない…。
(質問してみよう)
「あ、あの…!どうして、その契約所(?)に行く前に役所に寄らないのいけないのですか?」
「あの世のルールですね♪」
「あの世のルール…?」
「(例えばあの世で、)執事遣いになる・婚約する等に契約書を書かないと成立しないのはこの世も同じルールですよね?」
「はい」
「ですが、あの世のルールは…
一度役所に行き契約書を終わらる→その翌日に契約所っという場所へ→行くには役所からの紹介状が必要。
っまぁ、感じでしょうかね♪役所からの紹介状を持ってないと即死刑ですから…♪」
(あの世でも死刑とかあるんだ…)
「あ、えっと教えていただきありがとうございます…」
その後、俺たちはこの世へ戻った。
「じゃぁ、明日の夜また迎えに行くから…」
「うん…それじゃぁ…お休み」アリスご主人様に挨拶をして俺はベッドにダイブした。
「…あの世とこの世って、変わってないんだ…。」そう呟くと当然の睡魔がきた…。俺はそのまま、意識を手放し夢の世界へと入っていった。
ピッピピッピッピピピッ…!
タンッッ!!
目覚まし時計の音で目を覚ました俺は制服に着替えた…。
「…」
(そーいえば今日から春休みだった…制服に着替えなくて良いじゃん…目覚ましもかけちゃったな…)
「随分、お疲れのようね?」
「!?あ、アリs」
「はい、コレ」そう言って渡されたのは、執事の制服だった…。
「…執事の服…?」
「明日からこの服も着るのよ?執事っとして…」
「…」
「それから契約印、指輪にする?それとも__
眼にする?」
「………え?」
(この人、今何て…?)俺は、頬に冷や汗をかいた…。
「指輪は、いつもはめる事になる。眼は、眼の色が変わるどっちが良い?私は指輪の方が良いと思うの。」
(何だ…決まってたのかよ…)
「決まってるならそれにすれば良い話じゃないですか!びっくりした…」
「指輪の色は紅い指輪だけど良い?」
「…綺麗な色なら、何でも良いですよ?」
(あれ?俺、何言ってるんだ…?綺麗な色…?宝石はキラキラしてて綺麗なのに…って、俺は女子かよ…w)俺はそう思いながら執事の制服をタンスに閉まった。
「そう…んじゃ、綺麗な紅い色の指輪にしましょうか…。あ、それから何着は執事の制服を持って行くわ。着方の説明は一応持ってくるから」
「はい」
俺達はあの世の世界へと逝った__。
「此方が予約してあった指輪でございます。」
「ありがとう。」
「…」
数週間後、俺は執事になる契約もして指輪も作ってもらったところだ…。
にしても、指輪が綺麗だ…。
(紅く染まった綺麗な指輪…。吸い込まれそう…)
「真己…指輪、はめて…?」
「あ、はい…」俺は、指輪を取り左手の小指にはめた。指輪は本物らしく結構重い…。
「真己、明日からあなたは私の執事?その指輪は外しちゃ駄目。良いわね?」
「…分かってます。」俺の将来はきっと、アリスご主人様の遣える執事っとして生きて行くのだろう寺の子でもあり、悪魔の執事でもある。ある意味の表裏の持つ男っとして__。
〜1年後〜
時は流れ、俺は、最高学年になった。
(高校進学どうするか…)俺は、そう考えながら、制服をハンガーにかけた。
時刻は、12時…。俺は、Yシャツのボタンを一つ一つ閉めネクタイを整えた…。執事の制服を整えて俺は、あの世へと向かった…。
あの世の世界は相変わらずこの世と同じ建物が多くて違和感なんてなかった。
「…」俺は、アリスご主人様の話を脳内で再生した。
『真己、確か来年には中学、卒業するのよね?』
『はい』
『あなたの私立は高校進学、強制よね?だったら良い公立高校進学しなさい。』
『え…?公立?無理ですよ…公立進学になるとテストのランク、高いし…。』
『中学が私立ならいけるわよ…真己、優秀でしょ?私の執事なら公立高校なんて余裕で行けるハズよ…それに、公立に行けば、どの大学だってエスカレーター式だし、受験する事もないわ…。』
『…はい』俺は、アリスご主人様に1つのプレッシャーがきた…。
(公立なんて、余裕で行けるハズないよ…)そう抱えながら、アリスご主人様の家に到着した。
「…」
「どうしたの?真己、顔色悪いわよ?」
「え…?あ、いやその…」
(今の俺、何も言い返せないよ…ご主人様を会う度にプレッシャーが…)
「…そんなに抱えてたの…?」
「…え?何を、ですか?」
俺は、頭の中が困惑した…。確かに、抱えてるには抱えてる…。重いプレッシャーっという五文字の言葉を…。
(でも、ご主人様にあんまり迷惑をかけちゃ駄目だ…迷惑かけたら執事失格だ。冷静を装わないと……。)
そう思い、俺は冷静を装った。できる限りの演技力で俺は、ご主人様にバレないか冷や冷やした。でも、相手は悪魔。人間の考えてる事・心の中で思ってる事なんてすぐにお見通しなもの…。すぐにバレるなっと思い俺はバレたら相談しようっと決意した。
でも、ご主人様は…
気づかなかった___。
「気のせいだったかしら…?ま、無理はしないようにね?」ご主人様はそう言い残して自分の部屋へと戻った…。
「ぁ…。」俺は、何処か気づいてほしい自分が居た…。いや正確には、気づいてほしかったんだ…。俺に悪魔な笑顔も天使な笑顔を見せてくれて、俺にいつも優しくて、悪魔じゃないんじゃないかって言うほど優しく温かく俺の事包んでくれてたご主人様に、俺は甘えたかったんだ…。構ってほしかったんだ…。俺に、“愛してる”って言ってほしかったんだ…。自分がご主人様に恋をしてるって気づいた時、俺はもう遅かった…。悔しくて涙が溢れてきた…。
(っ…!もっと…もっと、早く自分の気持ちに気づいてやれば良かった…っ!何でもっと気づかなかったんだろう。今更甘えたって、今更…今更、告ったって…!もう遅いのに…もう後戻りもできないのに…!今更、公立無理って断ったって、ご主人様に迷惑かかるだけだよ…。)俺は、自分の事を責めた…。ボロボロと溢れてくる涙…。力が入らなくて、いつの間にか俺は床に、膝を付いていた…。
「…っ!ふぇ…っく…っ!」俺は、ご主人様に気づかれないように泣いた…。でも、神様は意地悪な奴だ…。
「…真己。」
「…っ!」俺はご主人様に泣いてる姿を目撃された…。
(…嗚呼、泣いてる姿見られちゃった…。恥ずかしいな…)俺は、涙を拭き立ち上がった…。何もなかったかの様にご主人様に満面な笑みを見せて…。
「どうされましたか?ご主人様…!」っと質問をした…。
「…」
ご主人様は、戸惑っていた…。
(そりゃ、そうだよね…執事が泣いてたんだもん…。そりゃぁ、悪魔だって…戸惑うよね?)
「…真己、ごめんなさい。」
「…え?」突然、ご主人様は俺に謝ってきた…。
「…何で、謝るですか…?ご主人様には何も…」
「貴方の事責めるつもりは、なかったの。ただ、貴方が私に…甘えてきてくれるのかなって思って…。貴方は一年だけで身も心も執事になってて…敬語遣って喋る様になって、はじめて会った時と比べれば…結構変わってて、だから…だから…」
(…そうだったんだ。俺、てっきり気づいてくれなかったって思ってた…。ほんの少しのすれ違いだったんだ…)そう思うとなんだか安心して、また涙が溢れた。
「っ…!良かった…俺の、気持ち…っ気づいてくれなかったんだ…って思って、て…ほんの…少しのすれ違いだったんですね…っ」
「真己…私ね貴方のこt……………」ご主人様の言葉が途切れた…。俺はご主人様を見つめた。
「ご主人様…?どうしたんですか?」
「…真己、あなた…
赤黒い眼の色してるわよ…?」
「………え?赤黒い色した眼…?」俺は気になり洗面所へ駆け込もうとした。
「!?真己っ!見ちゃダメッ!!!!!!」俺は、ご主人様に呼び止められた。
「……え?」
「貴方は、私の執事…いつ悪魔の感染者になるか分からない…!自分で鏡を見たらパニックになって人間の本能はなくなるわ…!眼、良く見せて。もしかしたら感染したのかも…」
ご主人様は俺の眼を見つめた…。
(うわ…っ近い…///)
「頬赤いわよ?熱でもあるの…?」
(いつも、俺の事を気にかけてくれて…本当に悪魔なのかな?)
「…蜘蛛の眼…」
「!?」
俺は、倉にある妖本で読んだ“蜘蛛”の事だと確信した…。
「蜘蛛って…赤黒い眼になるとなす術ないっていう…妖最大の…」
「この様子だとあと半年には…蜘蛛に食べられるわ…」
「…」蜘蛛に眼を食べられると俺は、
死ぬ___。
「大丈夫よ…今のうちに眼を貰わないとね…?寺の息子だから血統の眼が良いわね?吸血鬼の眼が良いかしら?」
「…吸血鬼の眼…?」俺は少し疑問を抱いた。
「吸血鬼の眼は良いっていうのよ?赤い眼になっちゃうけど、あなた人間だからたまに赤い眼になる位よ。」
(へぇ〜…そうなんだ…。)ご主人様は眼の下をそっと触れた。
(やめて…期待しちゃうよ…。)
「…真己?」
「…はい」
(期待して、良いの…?俺の気持ち受け止めてくれる…?)俺はずっとその事しか考えてなかった…。その時、ご主人様が俺の頬にそっとキスした。
「ご主人様…?」
「…私の事、好きでいてくれてありがとうね…。私も、真己の事好きだよ?でも、恋愛対象なのか執事対象なのかは、教えないわよ…?」
そう言って、ご主人様は優しくて温かい笑みを俺に見せてくれた。
「っ…はい…!どんな対象だろうが、俺は、ご主人様の事好きです…!」
「ふふふ…好きで居てくれて嬉しいわ…♪」
今日、ご主人様とのコミュニケーションがまた深まった…。ふと、指輪の方に視線を移せば、綺麗な紅い指輪は今日も綺麗に紅く輝いてる…。
END
“綺麗な紅い指輪”一応終わりです!雑に終わりましたねw続編・番外編も出す予定です…。続編・番外編が出たら読んでくれたら嬉しいです。本日は、“綺麗な紅い指輪”を読んでいただきありがとうございました。m_ _mペコリ