勇者「怖くないから安心してくれ」戦士「無理があるだろ」

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1:匿名◆aVc:2018/03/25(日) 15:28

勇者のssです。
豆腐メンタルなんで支援とかお願いします。

2:匿名◆aVc:2018/03/25(日) 15:32

勇者「なんで無理なんだよ」

戦士「いやな、お前……自分のレベル考えてるのか?レベル99だぞ?カンストしてるんだぞ?
更に、ステータスが素の状態でカンストしてて、そこに伝説級の装備付けてて……魔王も裸足で逃げ出すレベルのお前がよ、オークに襲われてたエルフを助けても、そらビビられるだろ。」

勇者「いやいやいや……そういうお前も、俺と同じでステータスカンストしてるし、銅の剣でもキングドラゴン一刀両断出来るお前が、俺に向かってそう言うこと言う?」

戦士「なんだと……」ガシッ

勇者「いや、やめとこう。また喧嘩して大地を吹き飛ばす争いになるのはもう御免だ。」

戦士「そうだな……と言うか、何で俺らは2人パーティになったんだっけな……」

勇者「そりゃアレだろ……アレ……」

3:匿名◆aVc:2018/03/25(日) 15:38

10年前―

勇者母「今日も精が出るわねえ」

勇者「勇者を目指すには、こんなの準備運動みたいなもんさ!」

勇者父(腕立て300回を準備運動とか言う脳筋が勇者かよ)

勇者「さて、これから特訓行ってきまーす!」

勇者母(さっきのが準備運動だったのかしら)

勇者父「知らんわそんなもんって、なんか落ちてた」

『勇者一日の特訓メニュー

腕立て3500回
腹筋3000回
背筋3000回
懸垂300回
国境跨ぎ走り込み100往復
300kgの剣素振り10000万回
王国兵士100人抜き(30kgの重りを四肢に着けて)
魔法並行詠唱1000回
王国難問問題集10冊解く』

勇者父「ブラック企業も心配するレベルだぞこれ」

勇者母「若いうちから頑張ってるわね〜」

勇者父「いやそれどころかもう死のうとしてないか?これ。アイツまだ7歳だろ……」



勇者「ってトレーニングしてたら、いつの日かステータスカンストしてて……」

戦士「俺と同じトレーニングしてたのかよお前」

4:匿名◆aVc:2018/03/25(日) 15:43

勇者「で、魔法使いと僧侶をスカウトしたんだよな」

戦士「ああ、でもアイツらはステータスカンストどころか、普通の奴らだったもんな……」

勇者「でも、俺たちが強すぎて、アイツらはいなくなっちまったからなぁ……」

戦士「で、俺達二人で適当に時間かけながら伝説の装備とか集めて頑張ってたよなぁ……」

勇者「もうとっくに集まったけどな。」

戦士「で、仕方ないから全装備コンプリートするために色々やってんだよな。」

勇者「そのせいで細かいことまで上達しちまって……」

戦士「銅の剣でキングドラゴン真っ二つに出来るようになったのは驚いたわ」

勇者「剣が耐えられるように振ってもあれだもんな。」

戦士「多分本気だったら剣が砕け散ると同時に、雑魚ドラゴンとか龍の塔吹っ飛ばしてたよな。」

勇者「魔王なんてただの鉄の剣で魔王城ごと真っ二つだしな……」

戦士「しかもそんだけ強くなり過ぎたせいか、俺達魔王が十倍くらいの強さになっても普通に倒せたしな。」

勇者「しかも、魔王を倒すとこ何度もループしてるしな。」

戦士「記憶、ステータス、所持金持越しとか言う地獄でな。」

勇者「でもまぁ、退屈じゃねえからいいだろ。」

5:匿名◆aVc:2018/03/25(日) 15:46

勇者「じゃあ、3999週目も終わりだから、4000週目と行きますかね。」

戦士「そうだな、じゃあ4000週目でな―」




勇者「……4000週目か。」パチ

勇者「行ってきまーす」

勇者母「気を付けるのよ〜」

勇者父「壊しちゃいけない物とか壊さないようにな〜」

勇者「よう、4000周目だな」

戦士「おう。じゃあ早速、僧侶とか探すか。」

6:匿名◆aVc:2018/03/25(日) 15:51

勇者「ヘイ、そこの僧侶ちゃんたち、俺達と一緒に魔王討伐行かねえか?」

僧侶「へ!?わ、私ですか!?」

戦士「そうだ。俺達脳筋だからね、君みたいな僧侶とか欲しいんだよ。」

僧侶「それなら……僧侶です、よろしくお願いします。」

勇者「よっし!じゃあ次は魔法使いだぜ。」

戦士「もういたぞ」

魔法使い「フ、私の力を望むとはお目が高いですね。上位魔法を扱いこなせる私ならば、魔王もたやすいでしょう。」

勇者(まぁ俺は最上級魔法を詠唱なしで撃てるし)

戦士(俺は最上級魔法を詠唱なしかつ不可視にして撃てるけどな)



始まりの洞窟―

勇者「手加減して戦うぞ」ボソ

戦士「おう」ボソ

魔法使い「ブツブツブツブツ……」

勇者「詠唱式かよ……よし、魔法使いが詠唱終わるまで、俺達で前線を維持するぞ!」

戦士「おう!って……洞窟崩れてねえか?」

勇者「多分、俺たちのステータスカンストのせいか、きっと声だけで洞窟が壊れたんだろうな」ボソ

戦士「マジかよ」

魔法使い「さぁ今こそ解き放つ!エクスプロー……って洞窟は!?」

戦士「なんか崩れたわ」

僧侶「はい、ガラガラガッシャーンって……」

勇者「悪かったな、魔法使い……」

魔法使い「幸先の悪いことです……」

7:匿名◆aVc:2018/03/26(月) 11:55

勇者「じゃあさらに進んでくぞー」

戦士「おー」

僧侶「ああ神よ……どうか私にご加護を……」

魔法使い「今度こそ魔法撃てますように……」

勇者「お、ありゃなんだ?」

戦士(モンスターって知ってるくせにこういう反応するのは勇者らしいな)

魔法使い「どうせモンスターでしょう。戦士さん、勇者さん、前衛はお願いします。」

勇者(仕切るなコラ)

戦士(声に出して言えよバカ)

※戦士と勇者はテレパシーが出来ます。

8:匿名◆aVc:2018/03/26(月) 11:59

モンスター「キシャーッ」

魔法使い「Cランクモンスター……グリーンドラゴン!今の私たちでは分が悪いですね……」

勇者「俺たちが前衛で引き付けるから、魔法使いたちは支援と攻撃頼む!」

魔法使い「はい、ブツブツブツブツ……」

僧侶「神の加護よ……」

勇者(まぁCランクモンスターくらいはデコピンで行けるよな)

戦士(それな)

勇者「くっ……なんて攻撃力だッ!」

戦士「ああ……強すぎるぜ!」

勇者(自分で服破いて鎧壊して盾へこませて演技……)

戦士(毎度毎度やってるよなこれ)

9:匿名:2018/03/26(月) 17:27

https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q12101703937


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