【学園女王が底辺に落ちた話】

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1:かえで:2018/04/02(月) 23:00

初めまして!かえでです!
この板で小説書くの初めてなので下手くそかも知れませんがどうぞよろしくお願いします!
そしてこのお話は学校でトップだった女の子が底辺に落ちたお話!つまりいじめみたいなものですね!
とりま話はここまでで次から書き始めるのでよろしくお願いします!!

2:かえで:2018/04/02(月) 23:06

「第1話〜高瀬莉亜」



──私は、この女よりは上、でもこの女よりは下──




私、高瀬莉亜(たかせりあ)は現役高校一年生。
中学の頃から可愛い、オシャレで有名だった。
そして私の通う高校は女子校、女子しかいない世界は意外と快適なんだ。
美人でも男子がいないから嫉妬されないしみんなの憧れの的になっている。

3:かえで:2018/04/02(月) 23:16

「わぁー、莉亜ちゃんやっぱかわいー!」
「それな〜!莉亜ちゃん最高!可愛すぎ!」
ふっ、当然じゃん。
みんなより人一倍努力してるんだから♪
私はやっぱり自分が好き!
みんなさ「自分に自信が無い」とか言ってるけどそれはただ単に美しくなるために努力してないからジャン?www
そうしてある日、私は言ってしまった。
私のグループ全員に、この発言で自分が底辺に行くとも知らずに、軽い気持ちで。
【皆自分に自信ないとか可愛そ〜、努力してない証拠だね♪】
と言ってしまった。
「は?何言ってんの?莉亜」
「人の努力バカにするとかうっざ」
「みんな見えないところで努力してるし」
「てかあんたのナルシストもそこまで行くと才能だわ」
なによ…皆して、私は本当のことを言っただけなのに──……
「はぁ?私は本当のことを言っただけじゃん」
「本当の事?じゃああんたにみんなが思ってる本当のこと言ってあげようか?」
「なによ」
「みーんな、あんたなんかに憧れてねえーんだよ!!みんな憧れてる風の演技してたんだよ!莉亜ってホント痛いよ、見てると不愉快だから近づかないで」
そう言うと佳奈美たちは去っていった。
私は許せなかった。
佳奈美達が…許せなかった。
だから私は決めたの。
権力のある先輩に近づいて佳奈美たちをいじめてもらおうと…
だけどこれが地獄の始まりだった。

4:萌夏 友達じゃいられない:2018/04/03(火) 00:42

面白いです!

5:かえで:2018/04/03(火) 22:46

萌夏さんありがとうございます!

6:かえで:2018/04/03(火) 23:24

うーん、やっぱ権力のある先輩と言えば木村ゆいみでしょ!
ちなみに木村ゆいみとはこの学校で1番派手でおしゃれで可愛くて私を1番可愛がってくれた先輩だ。
そしてゆいみの姿を見つけると
「あ!ゆいみせんぱーい!」
するとゆいみは振り向いて
「あー!莉亜だー!どうしたの〜?」
「あの〜、ちょっと話があって〜」
「ん?」
そして私は少し声のトーンを低くして
「実は〜、いっつも私に付きまとってる佳奈美たちいるじゃないすか〜、その佳奈美たちをいじめてほしいんすよ〜」
私が言うとゆいみは目を見開いて少し黙ると意外な言葉が返ってきた。
「何言ってんの?」
「え?」
「莉亜だから言うけど、あんたサイテーだよ、そんな性格だからモデルのオーディションだって落ちるんだよ」
ぎくっ
私はびっくりした。
「な…んで…その事…」
「佳奈美たちから聞いたよ」
「うっ…」
「今の3年みんな言ってるよ?莉亜は先輩を利用するサイテーな人間だって、簡単に人に嘘をつくサイテーな人間だって」
「くっ…」
「とにかくあんたの時代ももう終わり、あんたはこれから底辺として扱われるのよ」
私はその言葉を聞くとその場から駆け出した。

7:かえで:2018/04/04(水) 08:43

そしてしばらく走ってようやく教室についた。
教室に入り私は佳奈美たちを見つけ
「あ〜!佳奈美〜!茉夏〜!」
そう言って私が近づくと佳奈美たちは警戒するかのようにこっちを睨みつけ
「何?」
と言った。茉夏はただ見てるだけ。
「何って……こっちのセリフなんだけど、何その目」
「別に?」
「別にってさ、あんた私に逆らっていい立場だとでも思ってんの?」
「あんたさぁ、いい加減気づいたら?今のあんたの立場。」
「は?」
「言っとくけど今あんたクラスで立場やばいからね?ねぇ茉夏?」
佳奈美に聞かれると茉夏は
「う…うん…」
「なっ……」
キーンコーンカーンコーン
「あっ次体育だから茉夏行こ!」
「え、うん…」
そうしてバタバタと走っていった。

8:かえで:2018/04/04(水) 13:42

くっそ…
なんなのあいつら
そう思いながら私も体育館へと向かう。
と、その時前から茉夏が走ってきた。
「あ、茉夏」
「莉亜」
私はニヤリと笑い
「ねえ茉夏、一緒に行こうよ」
「……ごめん、私忘れ物取り行くから」
「あっ…」
私がそう言うと茉夏は教室へと走っていった。
なんなの茉夏まで。
茉夏前まで私と一緒じゃなきゃなんにも出来なかったくせに。
いっつも私についてきて
『わー!莉亜かわいー!』
『やっぱ莉亜は普通のことは違うなー!』
とか言ってたくせに。
そんな茉夏にイライラしながら体育館へ行くと茉夏以外みんなもう集まっていた。
私がのうのうと体育館に入ると体育教師の田中が
「高瀬さん!もっと早く来なさい!もう授業始まってるわよ!?」
私はそんな教師を無視して自分の体育する位置に行った。
それから1時間後…
今日の体育はほんと最悪。
教師に怒られるわ、準備体操のとき1人になるわ、ほんっとうにありえない。

9:かえで:2018/04/05(木) 18:50

そして教室に戻ると
「きゃあっ!何これ!」
同じクラスの秋元ゆいが悲鳴をあげた。
「どうしたの!?」
「どーした!?ゆい!」
クラスのみんながゆいを心配する
そしてゆいは口を開いた。
「こ、これ…私の制服のリボン…汚れてるの!せっかく親に買ってもらったのに…」
「え!?ゆいのリボンってめっちゃ高いんでしょ!?サイテーじゃん!」
「てかこれマニキュアじゃない?」
「だれよやったの」
「ちょっとそれ貸して」
そう言うと茉夏はリボンを取り汚れを落とし始めた。
「ありがとう茉夏ちゃん」
「うん」
そうして10分後汚れは取れたが
「私犯人だと思う人先生に行ってくる」
「え、そんな事しなくても…」
「離してっ!それともやっぱりあいつの肩持つの!?」
そう言うとゆいは走っていった。
その中で茉夏は焦った顔をしている。
茉夏…か
犯人は。
私は犯人が誰かわかった。
それは茉夏だ。


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