百人一首の女性の頂点である「クイーン」を目指す少女とバトミントンで奇才の才能を持つ少年の話。
頂点を目指す彼らが突き進む先にある困難。
それを越えた時、彼らが見る者とは---
[ルール]
>>2〜登場人物です。
荒し・なりすまし・乱入以外は受け付けます。(コメント・アドバイス)
それじゃあスタート。
[登場人物]
瀬川 御琴(せがわ みこと)
泉ヶ丘中学に入学する新中1。百人一首をこよなく愛し、小5でA級に昇進。クイーンを志すようになる。かるたスタイルは敵陣であろうと自陣であろうと一枚を的確に飛ばすこと。まとめて飛ばして並べなおすのはめんどくさいという考えから。7月16日生。身長156cm、体重36kg。得意札は一字決まり。努力家。
村田 伶(むらた れい)
泉ヶ丘中学に入学する新中1。バドミントンで奇才の才能を持つがそれを鼻にかけるどころかあえて隠している。御琴と同じクラスになり、御琴のまっすぐな努力に心惹かれるようになる。
8月1日生。身長168cm、体重45kg。
神崎 忍(かんざき しのぶ)
御琴の大親友で大切なかるた仲間。彼女もまた泉ヶ丘中学に入学する新中1。かるたにおいて最も大事な「感じ」を持っており、小4でA級に昇進した逸材。御琴とは違い、期待されている。3月9日生。身長154cm、体重35kg。得意札は「しのぶれど」
>>4追加
忍は伶に思いを寄せるようになる。
かなり久々の投稿ですが古スレ上げてる訳じゃないので……
7:瀬早◆2w:2018/06/09(土) 17:27 1、出会い<1>
私の名前は瀬川御琴。今日からこの、泉ヶ丘中学に入学します。
「御琴!!」
もう少し進んだ先で手をふっているのは親友の忍。
「おはよう、忍。」
やんわりと挨拶すると、
「おはよう!!」
と明るい挨拶が返ってくる。
二人で歩いていると、いよいよ泉ヶ丘中学に着いた。
正門を潜り、表に張り出されているクラス表を見る。
「御琴、何組?」
「私は、3組。」
「そっか、私は1組なんだ、離れちゃったね……」
残念そうに顔をしかめる忍に、
「でも、私達が親友なのに変わりはないでしょ?」
と笑顔で言う。
と。
「みことぉ……!!」
と忍が涙目で抱きついてくる。
………知らなかった……この関係が壊れるなんて……