台本書き共和国

葉っぱ天国 > 小説キーワード▼下へ
1:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 20:41

国歌

台本書き共和国建国を宣言する

国歌

アゼルバイジャン! アゼルバイジャン!
ああ英雄なる我が祖国、その名は台本書き
我らも台本書きを命を以て守り通す
神アゼルバイジャンよ、台本書きを守り給え
アゼルバイジャン! アゼルバイジャン!
アゼルバイジャン! アゼルバイジャン!

2:越後:2018/05/22(火) 21:05

怒涛のアゼルバイジャン推しに草

3:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 21:27

(1)


 大昔に誕生したとされる神聖小説守護教会。今では世界各地で信仰されている宗教である。しかし、この神聖小説守護教会は大きく2つの派閥に分裂していた。
 一方は東方正教会、他方が西方諸国国教会連合である。両者は互いに武力による闘争も伴って対立していた。ところが、最近になって両者の対立は沈静化しだしたのである。

「台本書き共和国などという異端は、直ちに十字軍を以て排除すべきだ! 」

 そう声高に主張したのは東方正教会の教皇である。今、この場には教皇と、そして西方諸国の君主又はその代理人が集まっていた。

「その通り! 神聖な小説様を汚す台本書きを国号にする国など亡ぼすべし」

「連中は旧文明最後の国、アゼルバイジャンを守り神として崇めているそうだな」

「ふん! 旧文明の蛮族共は表現の自由を盾に小説様を愚弄してきた悪魔じゃ! 」

 各国君主たちは教皇の主張に賛同した。つまりは、今は互いに争いを控えて共通の敵である台本書き共和国を倒そうということで一致したのである。





「神聖小説守護教会は今頃、十字軍を結成しているだろうな」

 そう言ったのは台本書き共和国初代大統領のムンムンである。

「そうですね。我が軍は僅か1万程度しか集まっておりません。早速ゲリラ戦を展開することになりそうです」

 そう答えたのは、台本書き共和国初代首相のア・リーアであった。

「直ぐにでも徴兵を行いたいところだが、陸軍の人事を司る陸軍大臣(陸軍省)はどうするつもりなのだろうか? 」

「ああ、陸軍大臣は大本営の要望に沿う人事を行わなかったとのことで、陸軍同士の争いに忙しくて本来の業務を疎かにしておりまして……。まあそれのせいで、閣議を纏まらないのですよね……。大統領閣下、首相にもう少し独自の権限を付与して欲しいところですよ」

 敵は十字軍を以て、この共和国を殲滅せんとしようとしているところ、早くも国内はグダグダとなっていた。これこそ内憂外患と言うべきか?

「それは駄目だ。あくまでも、内閣は合議体として活動してもらうからね」

「左様ですか……」

「まあ、頑張れ。いざとなったら大統領命令でなんとかしてやる」

4:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 21:29

>>2
アゼルバジャンの国歌を聴いていたら思い付いた設定なのだが、これは黙っていてくれ。

5:Son◆bQ hoge:2018/05/22(火) 21:32

君が代(の替え歌)かと思ったらまさかの....

台本書きね...

6:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 21:43

台本書き共和国(建国当時)

守護神 アゼルバイジャン

大統領 ムンムン


【内閣】
首相   ア・リーア
大蔵大臣 イタリニ・イテウコ
内務大臣 イタシツ・アクヨ・ヲンミシ
陸軍大臣 キテク・モガネカ
外務大臣 キセウコ・ノレオ
司法大臣 レダ・レオ
郵便大臣 トゴシル・ハテッキ

7:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 22:16

(2)


「大統領閣下大変です! 陸軍大臣が惨殺されました」

 朝早く、大統領府に飛び込んできたのは首相のア・リーアであった。

「なんだと? ということは大本営陸軍部の参謀総長が主犯か? 」

「え、ええ。しかもそれだけでは、ありません。大蔵大臣のイタリニが陸軍と結託して反乱を起こしました」

「こ、これから敵を迎え撃つというに! あの俗物どもめが! 」

 当時、大統領のムンムンは首相のア・リーアからその話を聞いた時、神にも勝る形相で怒り狂っていたという。それほど、ムンムンは許せなかったのだろう。大切な共和国が俗物に乗っ取られることに。

「命に代わるものなどありません。大統領閣下まずは逃げましょう」

 ア・リーアに説得された、ムンムンは共和国を取り戻すことを誓って逃げたと言われている。 
 そして、その日の内に台本書き共和国はイタリニによって支配されることになった。




「諸君! 汚物共十字軍からこの崇高な国を守るには強き君主が必要である。そして陸軍から支持を得たこの私こそが、この国の新たなる皇帝なるのだ。今日を以て、我が国を台本書き帝国とする」
 
 イタリニは民衆たちの前でそう叫び、そして自らが皇帝いなることを宣言したのである。この日を境に、台本書き共和国は台本書き帝国として成り代わったのであった。これは台本書き共和国が建国されて2か月あまり経ったころの話である。
 さて、これが台本書きと言う国にとって正解だったのかは、それは判らない。

8:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 22:18

台本書き帝国


国歌


我らの崇高な偉大なる皇帝陛下がお守りしてくださる
皇帝陛下に続こう! 皆、兵士になろう
戦うことによって、死を超えた先に本当の栄光が待っている
さあ、皇帝陛下に続こう! この台本書きを守るために

9:アーリア◆Z.:2018/05/22(火) 22:23

>>8は帝国検閲局によって差し止められました

帝国広報省によって正式に国歌の歌詞が発表されました
(帝国広報大臣 タ・ブ  ㊞ )

台本書き帝国


国歌


我らの崇高な思想を、偉大なる皇帝陛下がお守りしてくださる
皇帝陛下に続こう! 皆、兵士になろう
戦うことによって、死を超えた先に本当の栄光が待っている
さあ、皇帝陛下に続こう! この台本書きを守るために

10:凪紗◆OU:2018/05/22(火) 23:47

スレタイと>>1で噴いたあとに内閣メンバーの名前で盛大に笑った

11:アーリア◆Z.:2018/05/23(水) 23:30

>>5
>>10
酔ってアゼルバイジャンの国歌を聴いて思いついてしまった。

まあ、アゼルバイジャンの国歌ってなんだか、その歌そのものが神様のように感じてね。

尚、アゼルバイジャン=ソビエト社会主義共和国時代の国歌も好きだが。というかこれを毎日聴いてたらオススメ欄にアゼルバイジャン共和国の国歌があったから聴いたのがきっかけ。

12:アーリア◆Z.:2018/05/24(木) 01:05

大蔵大臣の名前をイタリニだはなくイタリナニと訂正。

13:アーリア◆Z.:2018/05/24(木) 01:05

まあ、もう皇帝だけど


書き込む スレ一覧 サイトマップ ▲上へ