短編です。
色々な人に、別の世界を見てもらいたい。
__僕の心はずっと、満身創痍だった。
ただ、それを認めることが怖くて、いつもそれを悟られないように、疫病神になった。
自分が傷付いていると思うのが嫌だから。何故って、結局それはファッションで、周囲に気に掛けてほしいだけ。そんな薄っぺらな傷なんて、本当に苦しんでいる人に失礼だ。
僕はいつだって、そうして自分を咎めてきた。
幼少の頃の記憶は、はっきり言って曖昧だ。
ただ、酷く親に虐げられた記憶がある。それも、理不尽な都合でだ。
家は監獄だった。人の皮をかぶった化け物が、僕を殺そうとしている。
言動一つ一つに気を配り、鋭く刺さる恐怖から、必死に逃れていた。
だけど、自分のことなんてどうでもよかった。
僕には兄弟がいて、その兄弟も、僕と同じように親に虐げられていた。
号哭する兄。虐げる親。目をつぶりたくなってしまうその地獄に、無力の僕は、ただ慟哭するだけだった。
そう、つまり僕はクズだということ。
無力の僕は、贖罪を行わなければいけないということ。
学校でも家でも、僕は罪を背負う。
僕の身勝手で自己中な行動で、たくさんの人が不幸になった。
あの時依頼、虐待が嫌いで、時折弟に暴力を振るおうとする親を止めても、当時のことを知らない父親には、都合のいい正義だと正論を突き付けられる。だけどそれは仕方がない。何故なら、全て自分の為だからだ。
あの無力感をもう二度と味わいたくないが為に、僕は恐怖を振り払った。つまりクズだ。
教師やカウンセラーにすら、過去のことは話さない。
話したら、きっとまた悪者にされる。そんな恐怖だけ抱えて、毎日無駄に生きている。
安寧を得ることがすごく怖い。
自分は頑張ってるとか傷付いてるとか、思いたくない。
それは甘えだからだ。無力な自分が、許されていい筈がない。
あんな思いを他の人にさせることが、自分にとっては大罪で、だからかばって罪をかぶる。
地獄を知るのは自分だけでいい。それなのに、傷付きたくないと恐れる僕はやはりクズなのだろうか。
意図してこういう思想をしているのではないと分かっていますか?
強制的に自己犠牲をしなければいけないという思想になることを分かっていますか?
知らない人に知ってほしいだけの自分語り。
9:アマイモン◆j. 北の悪魔様:2018/07/24(火) 01:00 ただ分かっていてほしいのは、人の思想の神髄。
偏見の仮面より、本物の仮面を知ってほしかった。
贖罪の山羊は、アダルトチルドレンの一種である『スケープゴート』です。
私はなんせクズですし、自分の気持ちが分からない。だからアドバイスすることもできない。できないから、ただ書き記しただけの駄文。
こんな、同情を買うような甘えたクズの文章をお見せしてすみません。
ではさようなら。
分かりにくいと思うのでざっと整理。
幼少の恐怖→無力感→他人に地獄を見させたくない→かばう→怒りの対象(身代わり)になる
無力感→贖罪しないと→甘えちゃいけない→自責
迷惑をかける→失敗した→自責
これです。まあ、自分がこうなるのは当たり前ですね。クズで、自己中ですからね。