ひょんなことから始まった戦い、
絶対にあたしたちはこの花を守りたいから――
※メンタル弱いし初心者なので、
アドバイス等を書き込む際はほどほどにお願いしますm(_ _)m
あたしは、霧月 羅星(きりつき らい)。
本当にただの中学生で、諸事情あり、きょうだい3人で暮らしている。
“諸事情”は、複雑すぎて話が長くなるから、言えないけれど。
*
「羅星ねえちゃん、遊ぼうよ!」
そう言ってきたのは、家が隣同士で幼馴染みの、星岡 宙(ほしおか そら)。
小学生だから、まだわんぱくなんだ。
あたしの弟の太陽(たいよう)は、宙と同い年。
だからしょっちゅうふたりで遊んだり勉強したりしている。
でも、1週間に一度ほど、あたしの兄――洸有(こう)と、宙の双子の姉――輝乃(きの)と5人で遊ぶ。
今日はその日だ。
宿題も終わっていないし、夕御飯も作らなければいけないけれど、どんなに忙しくても一緒に遊ぶのが普通だった。