どうも、小説志望の樹音が小説描いていきます。
感想どしどしお待ちしています(*^^*)
荒らし、特攻、成り済まし禁止。
**登場人物紹介**
毛利 にこ(モウリ ニコ)
にこという名前にも関わらず、滅多に笑わない
無表情ガール。超絶美人だがロリ顔で、笑顔はとても可愛い。
しっかり者で、頼りがいのある姉御肌。
武雅 澄歌(ムガ スミカ)
明るく誰とでも仲良くなれる性格。
smile factoryの社員。ほんわかしているが
結構しっかり者。超絶美人。
桃李 真波(トウリ マナミ)
大人しめでシャイな性格。にこの親友。
あまり頼りがいがあるとは言えないが、優しい良い子。
中学からにこと離れてしまい、今は神奈川に在住。
―大丈夫。あたしは独りでも大丈夫――。
いつも自分にそう言い聞かせていた。
**
ジリリリリ、と目覚しの音が鳴り、あたしは起きる。
「んん…」何だか身体が重い。―しっかりしなきゃ。
あたしは独り暮らしなんだから。頼る人はいないんだから。
今日の朝ごはんはコンビニで買ったパン。
いつもはちゃんと作るんだけど、今日は少し楽したい。
ピンポーン。
玄関のインターホンが鳴る。誰だ――?
学校に一緒に行く相手はいない。宅配便?
不信感MAXでドアを開ける。
「こんにちはー、smile factoryです!にこちゃんに笑顔と幸せ、届けに来ました♪」
―は?誰、この子。新手の詐欺?
と、いうか怪しさ半端ない。
「大丈夫、間に合ってます―」そう言ってドアを閉めようと
するが。
「私には分かります、にこちゃんが寂しいってこと―」
え?何言ってんの?
「ねぇ、アンタ、さっきから何なの?アンタにあたしの何が分かるのよ」
つい喧嘩腰になってしまう。それもその筈。
初対面で、こっちにしてみれば名前も知らない女に、
まるであたしの事を知ってるかのような言われようで。
「あ、自己紹介するね!私の名前は武雅澄歌。年齢は、にこちゃんと同じ17歳。どう?少しは私の事、分かった?」
―武雅澄歌。名前を聞いてもピンとこない。
それに、まだ謎は残っている。最初に言ってた
smile factory。その正体も明らかになっていないのだ。
「アンタの名前だけね。ちょっと質問なんだけど、最初に言ってたsmile factoryって、アレ、何?宅配便の類い?」
あたしが質問すると、澄歌は
目を輝かせ、「よくぞ聞いてくれました!」と
人差し指を立てて言った。
「smile factoryは、私が働いてる会社の名前。笑顔が少ない人に笑って貰えるようにって、作られた会社なの。んで、私が派遣されたのが、にこちゃんのお家って訳!で〜、なんで私がにこちゃんの事について知ってたかって言うとね、ある程度、派遣先の情報を知っておかなきゃいけないからって訳なんだ!」
―と。長い説明を聞いて、ようやく納得。
「―つまりは、お人好しが作った、おせっかいfactoryって訳。成る程?それであたしのトコに来たのか。でも、せっかく来てもらったのに悪いけど、帰って良いよ。お金払わなきゃいけないなら、ちゃんと払うし。むしろ、邪魔くさいから帰ってくれる?」
あたしは挑発的にそう言った。そんなの間に合ってる。
無表情だって、アンタには関係ないし。人の人生に
口出しするな。
⚠>>2に補足⚠
にこの髪色等
髪色は茶髪、髪型はポニーテールで長め。
にこちゃんマークのヘアゴム使用。
パンツスタイルが多い。
澄歌の髪色等
髪色は茶髪っぽいピンク、髪型はボブ。
カチューシャ着用。
普段は基本的にsmile factoryの制服。
私服はガーリーなスカートが多い。
真波の髪色等
髪色は黒髪、髪型はみつあみ。
赤と緑のギンガムチェックのヘアゴム使用。
ロングスカートを穿く事が多い。
真顔でそう言ってるとなんか説得力あるように思えるなwww
いいと思うよ。
小説とかあんまりわかんないけど。www
>>7
そお?ww
ありがとな、これからもよろしくやでww
おう
10:樹音@新一◆gQ:2019/05/05(日) 18:58 あたしが挑発的に睨みつけたのも軽く無視して
「お腹空いた〜」とか言いやがる。
マジで暢気過ぎるでしょ、コイツ。
「ねぇねぇ、にこちゃん!何か作ってよ〜」
はい?暢気な上に、図々しいのかよ。ないわ〜。
―でも。何か作ってあげたら帰ってくれるのでは?と
思い直す。「しょ〜がないわね。作ってやりますか!」
あたしが家に招き入れるとはしゃいだ様子で澄歌は
「何を作ってくれるのかい?」なんて聞いてくる。
あたしはエプロンを着けながら、ウインクしつつ、
「ひ・み・つ♪」と答える。これで澄歌から解放されると
思うと、自然に機嫌も良くなるものね。
すると――。パシャ。ウインクしたあたしをちゃっかり
スマホで撮る。「えへへ、珍しい顔GET〜♪」
「は?と、盗撮すんなし!」
ちゃっかり写真なんか撮っちゃうその精神が
羨ましい。どこまでも図々しいな。
「え〜?せっかく珍しい顔してくれたんだから、撮らなきゃ損だよ、損!」
―ふざけんな。作った料理に毒でも混ぜてやろうか。
**
はい、料理の完成。
「はーい、お待ちどうさま。オムライスよ。昔からオムライスは得意だったんだから!」
基本、料理には自信があるが、中でもオムライスは
得意料理中の得意料理である。朝ごはんを食べてないので
自分の分も作った。―コイツと食べるのはあんまり乗り気が
しないけど。
この小説好きです
13:樹音@新一 ◆6Y:2019/05/13(月) 18:14 ありがとうございます!
メチャメチャ嬉しいです!
「いただきまーす♪」
そう言って、もぐもぐとオムライスを頬張る。
あ、コンビニで買ったパンどうしよう。
今更ながら思い出した。
まぁ良いや。夜にでも食べよう。
―これも今思い出した事だが今日は学校は休み。
ボーっと考え事をしていた私を現実に戻したのは
澄歌の声だった。
「ねー!これから私、ここに住むね?」
…………はい?今何て?
「―ど、どういう事?」