いじめでつながる友情物語

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1:みー:2019/06/15(土) 22:39

友達のいない火虎(ひとら)はいじめグループに加入してしまうのだった。

2:みー:2019/06/15(土) 22:47

オス!!

亜土琉夫火虎。
父はドイツ人で母日本人なんだぜ
日本語はベラベラなのに
内気な性格と外人みたいな見た目せいで
友達はゼロだった

3:みー:2019/06/15(土) 22:52

ー中間休みー
寂しさは鳴るぜー
寂しい、寂しいって心ん中でずっとずっーと鳴ってるぜ
誰か俺に話しかけて来いよ
いつでもウエルカムだぜ
かと言って自分から話しかける勇気はないんだ
ゲームとかスマフォは禁止だからなあ、この中学はよー
しょうがねえなあ、プリントでも千切って寂しさを紛らわすか

4:みー:2019/06/15(土) 22:59

「きめーんだよ湯陀也」
教室からヤンキーどもの怒号が聞こえる
いつもの日常、おとなしい湯陀也くんは、毎日いじめられていた
湯陀也くんかわいそうかわいそう、いじめてるのはイケメンヤンキー
悪い奴らだけど、女子にはもてもてで、何にも恋人がいるって話だ
俺が好きだった子も、こいつらの恋人って聞いた、正直うらやましいぜ

5:みー:2019/06/15(土) 23:07

「いたいよー、やめてくれよー」
湯陀也くんがヤンキーどもに殴られた
悲痛な悲鳴を上げるも湯陀也のことは誰も助けようとしない
みんなヤンキーが怖いのだ
先生さえも恐れている
だって彼らはヤクザの息子だから誰も叱れないのだ

6:みー:2019/06/15(土) 23:13

ートイレー
しょんべんもれるー
俺はトイレに入った。
入った瞬間、背筋が凍る
ヤンキーどもが湯陀也くんを集団で暴行していたのだ
逃げようと思ったがしょんべん我慢できなかった
暴行されてるのスルーしておしっこをした
「たすけてーくれよ。火虎くん」
湯陀也くんが俺にすがりついてきた

7:みー:2019/06/15(土) 23:33

無理無理無理無理
ヤンキーこええー
無視無視無視無視
「火虎くん、たすけてーくれー」
湯陀也が俺に抱き着いてきた
やめろやめろやめろやめろ
俺は湯陀也を突き飛ばしてしまった
吹っ飛んで尻もちをつく湯陀也くん
「噂どおり、つえーなあ、火虎」
ヤンキーのリーダー格が俺に言った
俺の身長は190cm超えていてガタイも大きい
ゆえに俺は、最強の巨人と勝手に思われ恐れられていた
 


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