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これから私は死のうと思います。
怖いことなんてない。
この世界にいることの方が怖い。辛い。
先生が教室を出て行った瞬間、みんな私に向かって歩いてくる。
にこにこと笑って。
ここだけ聞けば別にどこの学校にもあることだ。
…じゃあ、この先を見てみよう。どこの学校にもあってはならない事だよ。
ゴンッ
もう聞き慣れた音だ。本当は聞き慣れてはいけない音。
ただ、この痛みは慣れない。
頭を殴られたのだ。クラスで1番力が強い男子に。
ばしっ
顔を叩かれる。何度も、何度も。
痛い。痛い。痛い痛い痛い痛い。
“いじめ”だ。
今日はいつもの3倍近く弱くされている。
それなのに痛い。
いじめられる理由は私が“ちょうど良かった”からだ。
おとなしくて、教室で1人本を読んでいるタイプの私は、いじめのターゲットにはちょうど良かったから。
「お前親いないんだろ?かわいそっwwww」
「それな!あ、勘違いすんなよ。可哀想ってのは同情じゃない。バカにしてんだからなww」
「えー、流石にわかるでしょーw」
「いやいや、コイツバカだから説明しなきゃわかんないっつのw」
「たしかにーw」
わかってるよ。バカにしてることくらい。
親は私を捨てた。
確か今母は26歳。父も26歳。
13歳で私を産んだ。
遊びだったのに。
私が勝手に産まれたせい。
ごめんなさい。
許して。ねえ。お願い。
助けてよ。