魔法少女部 部活動案内
顧問挨拶
魔法少女部は部員以外の生徒には秘密の部活となっております。ですので、他の生徒にはボランティア部ということにしています。
ここのところ、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します。
魔法少女部はいつ魔界に怪物が現れても良いように、毎日欠かさず訓練をしています。
この宮村東高校の魔法少女部は、怪物レベル1〜80までの怪物と戦います。
新入部員は全国魔法少女協会での決まりで怪物レベルが最大レベル10までの怪物のみ戦って良いことになっております。
夏の長期休暇での新入部員強化合宿での目標を達成できた部員は、9月より顧問の決めたレベルの怪物と戦って良いことになっております。
目標が達成できなかった部員は、9月にある記録会での結果で、顧問の決めたレベルの怪物と戦って良いかが決まります。
三年生は新入部員強化合宿に参加し、その後引退ということになっております。
宮村東高校の魔法少女部はユニフォームは無く、普段の制服で戦いに行きます。
その代わりに、魔法少女リングが必要となっています。魔法少女リングはブレスレットのようなもので、腕につけます。
活動期間は学年ごとに異なりますが、1年は五月の連休中に部活動が始まります。
二年生は4月〜3月、三年生は4月〜7月です。
部員 1学年
内田 海
野崎 咲愛夜
2学年
諸星 菜那
岩城 春陽
矢野 秋華
3学年
大原 悠
榎本 美柑
このパンフレットをお読みの皆さんのご入部を部員一同心待ちにしています。
顧問 遠藤梓
魔法少女モノやってみたかったのでやります!
日常系の小説になると思います!よろしくお願いします!(明日から
私は宮村東高校の生徒。
私は1年E組。
私はボランティア部。
それが私の高校3年間の肩書き。のはずだった_
「これから訓練を始めます。気をつけ、礼。」
『お願いしますッ!』
部長の大原悠先輩の大声。
みんなの大声。
ボランティア部部室。(元軽音部部室)
もう慣れた。
「岩城さん矢野さんは内田さん野崎さんとペアを組んで訓練。
諸星さん大原さん榎本さんは新入部員強化合宿の会議。以上。」
顧問の遠藤梓先生の声も慣れた。
ただ、入部から2ヶ月経った今でも慣れないものがある。
黒板の下に渦を巻いている穴_魔界へと繋ぐ穴。
回復薬箱と書いてある箱。
【全国魔法少女協会 魔法少女ルールブック】【魔法少女専用 魔法一覧】というタイトルの本。
遺品置き場と書いてある箱。
遺体置き場と書いてある大きな箱。
普通の普通にボランティア部かと思って入部したが、まさか魔法少女になるための、魔法少女のための部活とは思ってもいなかったわけだ。
「遘√′豸医∴縺溘%縺ィ 」
「え?なんて?なんて言ったの⁉ねぇ!ねぇってば!」
暗闇の中、突然現れた女の子。
暗いから、顔も、色も、髪型も、身長もわからない。
強い風のせいで、声も聞こえない。
かすかに声は聞こえたが、人の言葉では無いような言葉。
あれ…?ここ、見たことある。
あっ、ここは中学の教室か。
1年9組。先生は小林先生。
隣の席は日高くん。前の席は内田くん。
その隣は_
場所が変わった。ここは?あ、2年3組の教室。
ここで初めて恋を知った。
クラス替えで知らない人ばっかり。
でも優しい小林先生だったのが嬉しかった。
仲が良かったのは誰だっけ?
あ、そうそう。
小学生の時に仲良しだった梨沙ちゃんと
同じ部活の夢ちゃんと
また同じクラスだった_
また場所が変わった。
さっきから、1年2年と来たのでもちろん3年の教室。
3年4組。
またまた小林先生。
仲が良かったのは誰?
趣味が合う由花ちゃんと
ピアノが上手な千聖ちゃんと
2年の時から好きだった快晴くんと
快晴くんの親友の康一くんと
3年間同じクラスの_
また場所が変わった。
魔法少女部の部室で
先輩達も
先生も
みんなも_
夢か。さっきの夢に出てきたあの子、なんて言ったんだろう。それとあの子は_誰?
「_ってまだ四時じゃん!」
はい二度寝(^ω^)
夢の内容は_忘れた。
匿名のままだった 💦
6:甘園千楽:2019/07/15(月) 16:38 「まーりーんー!」
先輩の声でハッとなった。
あ、今は訓練中だ。ぼーっとしてたらダメだ。
「なにボヘーっとしてんの!ボヘミアンラプソディーにするよ?」
「いやボヘミアンラプソディーにするってなんですか!ていうか私クイーン知りませんし!」
いつもの絡み。
「海ちゃん…多分秋華ジョジョの方言ってる」
そしていつも通り春陽先輩のツッコミ的な何か。
「それにしてもまりんっていい名前だね!海でまりん…!」
「秋華先輩話変わりすぎ…DQNネームって言われるんであんまり気に入ってないんですけどね」
「でも今鹿とか光宙とか黄色熊とかよりマシじゃん!」
「そうかなあ…咲愛夜はオシャレだよね。漢字」
「わかるー!咲く、愛、夜!厨二心をくすぐられるわー。
私なんか春に陽!はるひだよ!?やだあああ!
秋華はさ、秋に華やかじゃん!秋華のお姉さんは春華と夏華で妹ちゃんは冬華と明華と美華でしょ?
華やかすぎんだろが!
菜那は妹さんが寧々と乃々でな行で揃えててすっごい良いし!
悠先輩もお兄さんは悠希、お姉さんは悠歌、弟さんは悠人と悠太!
美柑先輩もお姉さんが鈴吾でフルーティーじゃん?
羨ましいわ…」
私達は、気づいていなかった。ペラペラと話す春陽先輩の後ろに…先生がいたことを。(あとのことはご察しください)
「ったく…今日は魔界に行きます。準備は?」
「「「「しましたー!」」」」
初・魔界だー!
うをわわわわわわわ!?
ちょっと待って!?ここ見たことあるよ!?
え、魔界はずっとプリ○ュア系かと思って…た
まど○マギ系か…頭おかしくなりそう。
「せんせー!シャルロ「でません」…(´・ω・`)」
チーズ持ってきたんだけど…
「ではそこにいるGuiltyという怪物を倒します。スライムレベルです。」
それはそれは可愛い怪物ですね。
ぶちのめしましょう。
ポケモンでいうとコイキングコラッタオニスズメといったとこかな?
じゃあ一撃だ。
「惹かれ光れよ魔法よ。静め沈めよ罪の怪物_
Suicide time!」
ぶわっっと光が宙を舞う。
その光は鋭くなり、Guiltyに刺さる。
Guiltyはそのまま光と共に消えていった。
「よくやったよ、海!」
「凄いね!」
うんうん。初めてにしては上出来だった。
海もだが咲愛夜の腕前も凄い。
このまま・・・魔法少女を続けてもらうか。
きっと××にはならない。
もう、アイツみたいには、させない。