主人公のナナを筆頭に、
東京の街で和気あいあいの何でもない日常を書く。
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七月の土曜日、
渋谷のカフェ「Blue Ocean」で、
ナナは長めの髪を払って紅茶を飲む、
店主の麻丘は、ヒゲを撫でながら腹を揺らし、
「ナナ、そろそろ結婚はしないのか。」
ナナは、大きめの目を丸くして。
「私は自由人だから結婚はしないの。」
麻丘は、うなずきながら。
「まあナナはミュージシャンの仕事があるからな。」
「そう、仕事が忙しい、付き合ってる男がいるから良いんだ。」
「しかし外も暑くなったな。」
「今日は30度だよ。」
「こうやってボサノバの曲流すのが良いな。」
「木で出来た店内だから暑いよね。」
「アメリカンコテージ風だからな店内は。」
「麻丘さんセンス良いよ、
置物も浮き輪とか潜水服とか海外の海をイメージした感じがいい。」
「ちょっと薄暗い感じが良いだろう。」
「うん、雰囲気出てる。」
その時、ドアを開けて入ってきた二人組の男。
一人はサングラスをかけて黒いポロシャツを着ている。
もう一人は背が高く、青いTシャツを着ている。イケメンだ。
ナナ。
「よう松本、稲葉。」
サングラスの松本。
「おお、ナナ来てたのか。」
背の高い、稲葉。
「よ。」
麻丘。
「二人ともまたいつものブラックか。」
松本。
「ああ、キリマンジャロ。」
稲葉。
「ヨーロピアンで。」
ナナ。
「なんか面白い情報ある?」
松本。
「バイク屋の売り上げが前より上がった。」
麻丘。
「そうだ二人ともバイク屋なんだよな。」
稲葉。
「最近良い仕入れが出てるんだ。」
ナナ。
「こういう時はお互いの悩みでも語ろう。」
松本。
「悩み・・・、あ、レンタル中のレニーグラヴィッツ返さないとな。」
稲葉。
「スマホのゲーム、ソードアートオンラインのボスが倒せない。」
ナナ。
「それ悩みじゃない。」
松本。
「じゃあお前あるのか?」
ナナ。
「え・・・・、蚊に刺されてかゆい・・・。」
稲葉。
「ふざけんな。」
麻丘。
「まあ二人とも一息ついて。」
ある夏の日の何でもない日常だった。
豚骨らーめん「アメイジング」の前でナナは。
「ラーメンでも食べようと。」
ガラ。
「いらっしゃい。」
と、金髪でモヒカンの固肥りの中年店主がいた。
ナナ。
「味噌ラーメン。」
「パン?」
「いやラーメンだよ、どこをどうやって聞き間違えたんだ。」
「あ、すみません。」
「オヤジさん、この店長いの。」
「10年経つね。」
「へえ。」
「あごめん、2年だ。」
「どう間違えるんだよだから!」
「ごめんごめん。」
「ああ、あ」
「はい出来たよ、味噌ラーメン。」
「ありがとう・・・美味しいね。」
「ダシがネズミだからね。」
「またまた。」
「ぷ、なんてね本当は豚のチ○コだよ。」
「う。」
「でも美味しいでしょ。」
「まあ、背筋は凍るけど美味い。」
「嬢ちゃん仕事何してるの?」
「ミュージシャン。」
「ストリッパーか。」
「だからさ!どうやって間違えるんだよ!」
「再びごめん、そうかミュージシャンか。」
「聞こえてるじゃん!」
「俺もドラム叩いてたときあったよ。」
「へえ。」
「三日でやめたけど。」
「やってたって言わないよそれ。」
「あ、東京オリンピックまであと一年か。」
「そうだね。」
「スノボが楽しみ。」
「それ冬だよ。」
「ああ!ムカムカする!」
「何だ急に。」
「あんた家でラーメン食べるなら出てってくれ!」
「何で!ラーメン屋じゃん!」
「そうなのか?」
「そうだよ!」
ラーメンや編、終わり。
和式の家の前で、
ナナは戸を叩いて。
「おじゃましまーす。ナナだよ、
坂本さん。」
白髪のやせ細った和服の紳士が出てきた。
「おお、ナナまあ上がれ。」
「おじゃまします。」
「最近どうだ。楽器は。」
「坂本先生の今日みたいな指導があって順調です。」
「何の楽器弾いてるんだっけ。」
「え、ギターですけど。」
「ああ、ギターか最近忘れっぽいからな、そうだピアノか。」
「いえだからギターです。」
「あ、ギターか、そうだそうだドラムだったな。」
「・・・大丈夫ですか?」
「何がだ?」
「記憶力。」
「大丈夫だよ。」
「・・・。」
「で、今日の授業はな・・・あれ。」
「え、何。」
「あんた名前なんだっけ。」
「ええ!」
「かな子だよな。」
「ナナです!」
「ハジメか。」
「ナナです!!」
「うん、まあ名前なんて覚えなくていいや。」
「う、酷い。」
「で、何しにきたの?」
「授業だよ!」
「何の?」
「音楽!」
「何、音楽って?」
「・・・。」
「それよりゲームやろう。」
「もういいよ帰る。」
「まてタカシ。」
「ナナだよ!」
「ああ、もうそこの女!」
「何だよ!」
「名前は?」
「ナナだ!」
「名前は?」
「ナナだ!!」
「名前は?」
「だからナナだ!!!」
「そうかシンスケか。」
「病院行け!」
「床屋?」
「病院だあ!!!」
ナナは教会の前で、神父に挨拶した。
「おはようございます神父さん。」
「ああ!?」
「何で怒ってるの!」
「機嫌悪いんだよ俺。」
「あんた神父かよ本当に。」
「今日の朝飯が味噌汁でね。コーンスープがよかったのに。」
「そんなんで怒らないでよ。」
「神なんていねぇよ。」
「言っちゃダメだろあんたが。」
「金欲しい。」
「うわー。」
「け、何で神父なんてなったかな。」
「本当に何でだよ。」
「話せば長くなる、親父の後を継いだんだ。」
「長くねー。」
「ああ!スズメの鳴き声うるせえ!」
「なんて感情のない男だ。」
「うう、ワールドフェイマースなりたいよ。」
「中学生みたい。」
「今日から神父やめる!」
「何やるんだ?」
「俳優だ!」
「できるのか演技。」
「できる!うまかったぞ!演技会で賞取った。」
「へえ。」
「今見せる・・・・、手を上げろババア!!」
「こわ。」
「そこのバッグに金を入れろ!」
「ああ、でも上手いよ。」
「どうだ明日にでもやるからな。」
次の日、ナナが新聞を見ると、
公園で不審な男が叫んでいて警察に囚われたらしい。
おそらく演技の練習だったのだろう。
ナナが女友達の大竹と公園のベンチで話す。
ナナ。
「子供の頃戻りたいって思う?」
「いや、思わない。」
「私も思わないけど、戻りたいって思う。」
「ねえ、今の発言おかしくない?」
「え?そうだったかな。」
「うん、かなり変だった。」
「そうか、大竹I.Q高いんだね。」
「いやそういう問題じゃないよ。」
「ムカつくよね中学の武勇伝語る大人、
部活でエースだったとか、テストで満点とったとか。」
「いやだよね。」
「何で?」
「え、またおかしいこと言ってないナナ。」
「そうかな。」
「うん変だった。」
「でもさ、昔に戻りたいっていう大人って、
今に挫折してるんでしょ。」
「そうらしいよね。」
「そうなの?」
「いや、だから何なのその発言さっきから。」
「え・・・やっぱ変かな。」
「大丈夫今日?なんかいつものツッコミ感覚のナナじゃないよ。」
「ちょっと朝風邪気味だった。」
「後でゆっくり家で休みなよ。」
「でも聞いて、学園スターって大抵十代で燃え尽きるんだってね。」
「そうだよね。」
「だからそういう大人とは付き合わないようにするんだ。」
「へえ。」
「大竹とかそう?」
「いや私は十代の頃は地味だった。」
「だっせ、私輝いてたよ。」
「・・・じゃあ、十代で燃え尽きたんだね。」
「何それ!なんて酷いこと言うの!」
「お前が言ってたんだろ!」
「言ってない!」
「言った!」
「なのを根拠に!十代で燃え尽きた奴が!」
「だからお前だろそれ!」
ナナは幼馴染の内山という百貫デブの男と、道で遭遇した。
「よお内山。」
「あ、ナナか。」
「相変わらず痩せないな。」
「痩せたら負けさ。」
「へ、見栄っ張りが。」
「今度、モデルになる。」
「デブ専門のか。」
「いや、一流のファッション雑誌だよ、
ほら俺昔よりは痩せたじゃん。」
「・・・いや。」
「いやでもそうなんだよ、
スカウトの人が割とスレンダーだって言ってくれたんだ。
今からそのスカウトの会社にお金振り込みに行くんだ、
デビューするにはお金もいるらしい。」
「だまされてない?」
「え、そんな感じの人じゃなかったよ。」
「ちょ、早まるな、振り込んじゃダメだ。」
「大丈夫だよ。」
「じゃあお前何キロ体重?」
「百三十キロ。」
「どこがスレンダーなんだ。」
「見た目はそうでしょ?」
「いや。」
「わからないんだな、
目がどうかしてるよ。」
「いやそれお前だ。」
「いいやもう、じゃあね。」
「待て!振り込んじゃダメだ!」
「やいてるんだろ僕に!」
「やくかお前みたいなデブに!」
「僕はデブじゃない!」
「デブだ!」
「ほらパトカーも来たよ!離して・・・。」
パトカーの中にスカウトの人が連行されてた。
「え。」
「どうしたんだ。」
「やっぱ・・・詐欺かな。」
「詐欺だ。」
「僕デブ?」
「かなり。」
「痩せる・・・。」
「そうだ痩せろ少しは。」
「ラーメン食って考える。」
「昼食べてないのか。」
「おやつ。」
「もうダメだお前。」
ナナは11歳のいとこのハヤという少女と公園を歩いてた。
ナナ。
「ハヤはどんな歌が好き?」
「Jポップ。」
「誰が好き?」
「米津玄師。」
「いいよね、あの人は。」
「ナナ姉ちゃんは?」
「自分の曲。」
「・・・え、ナルシストだね。」
「ハヤも私の曲好きだろ。」
「いや、聞いたことない。」
「え!聞いたことないの!?」
「メジャーじゃないでしょ。」
「そうだけど、インディーズでは名の知れてる方だけど。」
「インディーズなんて聞かないもん。自分の曲以外だったら誰?」
「スマップ。」
「・・・へえ、ミュージシャンでスマップ好きって変わってるね。」
「世界に一つだけの花が好き。」
「・・・なんか、ナナ姉ちゃんにこだわり感じない。」
「良い曲じゃない?」
「良い曲だけど、もっとさ、知る人ぞ知るアーティスト好きじゃないの?
他に何聞く?」
「嵐とTokio。」
「・・・うーん、お姉ちゃんの作った曲ってチャラそう。」
「よく言われるよ。」
「やっぱそうなんだ・・・ねえ、じゃあ好きな俳優は?」
「木村拓哉。」
「タレントは?」
「松潤。」
「お笑い芸人は?」
「サンドウィッチマン。」
「ねえ、そんな安っぽいセンスしてるからメジャーデビューできないんじゃないの?」
「あ、でもあれ好き。」
「何。」
「ワンピース。」
「だからダメなんだよ!」
読んでみましたが、話が続いてないですね。1レスごとに一話ということですか?
それに場所と誰と話しているかは書いてありますが、これじゃただの会話文だし台本書きです。
ナナの表情だったりどういう話かわかるように書ければいいと思います。