あなたを好きに、なるものですか!

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1:若桜&◆5A:2019/08/08(木) 14:41

♪キャラクター♪
華江 優奈(はなえ ゆうな)
ツンデレ  毒舌 根は優しい 美人でモテる 
成績 よし 運動神経 よし

神瀬 友翔(かんせ ゆう)
優しい イケメンでモテる 甘えん坊なところも…!? 優奈が好き
成績 よし 運動神経 よし

石井 美海(いしい みか)
優しい 優等生 美人 優奈の友達
成績 よし 運動神経 普通

朝栄 陸翔(あさえ りくと)
根は優しい やんちゃ イケメンでモテる
成績 普通 運動神経 よし

2:若桜&◆5A:2019/08/08(木) 14:56

第1話 転校先の学校

「早くしてくれないかな、本当に。」
ここは学校。今は授業中。しかし、廊下で立っている少女がいた。
なぜ立っているのかと言うと…
「じゃあ、入って来てください。皆さん、転校生を紹介します!」
そう、転校生だったのだ。クラス中に、楽しそうなどよめきが広がる。
少女はめんどくさそうに、教壇に上がった。
「華江 優奈です。よろしく。」
優奈がそう言ったとたんに、盛大な拍手が。
みんなが笑顔だ。しかし、優奈だけは笑顔ではない。
優奈は、真顔を通り越したくらいの顔だった。
その異様な雰囲気に気がついたのか、クラス中から聞こえてきた拍手は、次第に小さくなってゆく。
先生も気を使ったみたいだ。優奈に声をかける。
「本当に、なにやってんだか。」
優奈は、もう、転校生はいやとでも言うように呟いた。
その声は、誰にも聞こえなかった。

3:若桜&◆5A:2019/08/09(金) 07:52

第2話 告白

「あ、あのー!華江さん、ちょっといい?」
「何よ」
どうせ告白でしょう。

ここ最近、私に告白する人が急増した。
絶対に断っているけど。
だって、私が恋なんてあり得ない!するわけがない。
私と…学(まな)だったかな?は、体育館の裏に着いた。

「僕、華江さんのことが…す、好きです!」
学は顔が真っ赤で、手も震えていた。
でも、私は
「断る」
と言う。学の顔は、残念そうな顔になってゆく。

「えっ!また断ったの!?」
私は、教室に帰ると、美海に色々聞かれた。
別に友達じゃ無いような。

4:美桜:2019/08/09(金) 08:17

若桜ちゃん頑張って👍
私も新しい恋愛小説初めたよ〜

5:若桜&◆5A:2019/08/09(金) 08:49

ありがとう!お互い頑張ろう!

6:若桜&◆5A:2019/08/09(金) 16:45

第3話 この人めんどくさい

「華江さぁん!ちょっといいですか?」
また来た。どうせ告白でしょうね。

あれから、学と話していない。もう諦めたのかな。
学だけでなく、他の男子もそう。みんな、アピッて来ることはない。
本気じゃないなら告白すんなよって話よ。

また体育館の裏に着いた。
そしてお決まりの言葉。

「す、き、です!付き合って下さい!」
「断る」
あまりにも即答で驚いたみたい。

そりゃそうだよね。男子は「うーん」って少し考えるのを嫌ーな目で見て、「考えといて」って言いたいだろうし。
今は、誰とも付き合う気はない。まして、このクラスの男子となんて…

とにかく、もうこの男子もアピッてこないだろう。
そう思ってた。

「おはー」
「華江さぁん!付き合って下さい!」
公開告白、か。ってこの男子昨日も…!
みんなみてるっつうの。

みんな祝福モード。そんな中、美海だけ暗い顔だった。
ははーん。このめんどくさい男子が好きなのか。
確かに、他に比べれば良い顔してる。
って何考えてるの!私!こんな人のこと、好きになるわけがない!

7:若桜&◆5A:2019/08/09(金) 18:07

第4話 彼氏な訳がない!

「華江さん!俺、神瀬 友翔です!付き合って下さい!」
また来た…!すごいな〜と、尊敬の目で見つめていると…

「っ!付き合ってくれるんですか!?」
「な、何よ!そんなわけないわ!あんたなんかと!」
思わず強く言ってしまう。だいたい、尊敬と惚れてることの違いがわからないのかしら。
しかし、友翔は無視。

「石井さん。俺と華江さんが付き合ったらお似合いだと思う?」
「思わない。」
美海、よく言ってくれた!
友翔はがっかりした様子だった。
「美海、ありがとう!」
思わずお礼を言う。

「ううん、優奈ちゃんは、友翔君のこと、好きじゃないんだよね。」
そんなの、決まってる!
「好きな訳がない!」
「なんか、カレカノ見たいに見えちゃう。」
あいつが、私とお似合い…!?あり得ない!

8:若桜&◆5A:2019/08/09(金) 19:18

第5話 美海が友達!

「ね!優奈ちゃん。私達、友達なの?」
いきなり、友達なの?って…
むしろこの会話してる時点で友達じゃないと言うことは分かるような…

「さあ」
「さあって何よ!さあって!もう私と友達になろ!」
友達…ね。いいかも知れない。
「良いわよ。」

「華江さぁん!付き合って下さい!」
今日も来た!友翔ってば、日常会話にしちゃって。
「む、無理って!」
またまた残念そうにした。

「せめて華江さんの話し相手でも…!」
私が寂しそうに見えるわけ?

「友翔君!大丈夫!私がいるから!」
むしろがっかりさせてるよ。フォローになってないね。
「ね、優奈。」
いきなり呼び捨てですか… これも友達証明の一つ?
「は、はあ」

9:若桜&◆5A:2019/08/11(日) 15:04

第6話 体育の授業

「さっすが、優奈!」
そう言ってきた美海ににこっと笑いかける。
私でも美海には優しくしたくなるんだよね。これが友達ってのか…

「流石(さすが)です!華江さん!」
うぐ。またまた来ました…友翔。
流石に私も疲れてきたよ。もう、うんざり。

「優奈は渡さないから!その代わり、私なら…!」
ちょっと待て〜!何ですか、さりげなくアピールは!
美海が友翔のことを好きって分かってるんだけどね。

10:若桜&◆5A:2019/08/11(日) 15:08

途切れました!

「華江さん、また!」
友翔もうんざり。どっか行っちゃったよ。

「うわーん!スルーされた〜!」
「な、なによぅ!」
美海は私にすがり付いてくる。

「華江さぁん!そっちボール来たよー!」
えっ?ちょっと待って?今は…!

その後、どかっという鈍いおとがしたように感じたが、意識が遠のいた。

11:若桜&◆5A:2019/08/11(日) 16:39

第7話 友翔は優しい?

真っ白な天井。ベットの上。病院にしては狭すぎる。
保健室?
「華江さぁん!タヒなないで!タヒぬなら俺とご一緒に!」
そう、私はこの声で目覚めた。
友翔…だ。

私は少し痛みが残る上半身を起こした。
「人を勝手にタヒなせないでくれる?」
「華江さぁん!」
友翔はそう言って、私に抱きついてきた。
私は驚いて、「ぎゃー」と、可愛くもない声を出した。

「ご、ごめん…なさい!」
もう遅い。第一何で抱きつくのかな。
でも…男子に抱きつかれたのは初めて…

「あ、謝っても遅いわよ!」
「華江さん〜!よかった!」
わっ!また抱きついてきた!

「華江さんのこと、心配で授業サボったんですが…」
「授業はサボるなぁぁ!」
私は怒鳴った。多分、保健室の真上に教室はあるから聞こえただろう。

これも、優しさに入るのかな?

12:若桜◆ME:2019/08/15(木) 09:45

第8話 陸翔が来た

「転校生を紹介しまーす」
先生かっる!めんどくさそうなオーラが凄い…
教室の扉を開けて入って来たのは、男子だった。
て言うか、こいつ…

「朝栄 陸翔でぇす!よろしくお願いしまーす!」
やっぱり、陸翔だ!
陸翔は、私の幼なじみで、小学生の頃に東京に転校していった。

結構めんどくさいやつだから嫌ってたんだけども。

「じゃ、華江さんの隣に座って〜」
なななんで私!?

「お、優奈じゃん!よろしく〜」
「よろー」

「軽いな、おい」
軽いのは陸翔だろ。
その時、やばそーな視線を感じた…

13:若桜☆郁里◆ME:2019/08/20(火) 18:29

第9話 ついに…!?

「ねえ、優奈。私…告白しようと思うんだ!」
中間休み。質問攻めに会っている陸翔をよそに、美海が告白宣言をしに来た。
にしても、何で私…?

「いいと思う。」
私は、適当に答えた。友翔のことを考えるだけで疲れるんだから。
「もう、少しは考えてよ!私、行ってくる!」
そう言って、少し怒りつつも、友翔の方へ向かっていった。

「優奈〜!私、振られちゃった!」
中間休みも終わり、友翔と美海が一緒に教室に帰ってきた。
まあ、私に毎日告白するくらいだもんね。
美海は泣きそうな顔をしていたので、突っ込む気にもなれず、
「そっか。」
とだけ答えた。

「もう少しだけでも考えてよ!」
と、またにたような言葉を発して、席についた。
考えてよ!って言われても、私の友達に告白した人いないから…

14:若桜☆郁里◆ME:2019/08/22(木) 13:53

第10話 また…!?

「あらら。今日はご機嫌斜めね。美海」
私は、朝登校するなり机に落書きしている美海にこえを掛ける。
聞こえてるのかな、これ…

「友翔…くんっ…友翔…くんっ…私は、何でぇぇ!」
「みっ美海……」
本気で好きだとこうなっちゃうのかな…
ま、私が恋に落ちるなんてそんなことないけどっ。

「優奈〜!これ教えてー!」
そうこうしてるうちに、陸翔が登校してきた。
数学のノートを私に見せる。
教えるわけ、ないじゃない!
「それくらい自分でやりなさいよ!」

「え〜!オレも不機嫌なんだけど〜!
みかりんにこくったら振られたんだよー!」
みか、りん…?まさか…
「美海に!?陸翔がこくった?振られるに決まってるわ!」
美海は、友翔一筋なんだから!

「まじかよ〜!」
陸翔まで…
というより、いつもの…
「友翔は?」
「友翔って神瀬か?それなら女子に引っ張られてどこか…あー!告白だ!」
わざとらしいところは置いといて、友翔ってモテる男子なの…?

15:若桜☆郁里◆ME:2019/08/23(金) 09:37

★10話記念★〜優奈の彼氏!?〜
これは、優奈が引っ越して来る前の学校でのお話。
「オレと付き合ってくれ!」
「………いいよ……」
私は思わずそう答えた。告白してきた相手は、初恋の拓也だったから…

それから、私に彼氏が出来た。
いつもより体が軽い。学校に行くのが楽しみ。そんな不思議な気分だった。

だけど……
「華江さんは、今月中に転校します」
そう、朝にみんなの前で告げられた。
私……そんなこと聞いてない…
ちらっと拓也を見る。うつむいていて、もう見たくなかった。

「ごめんね……そんなこと聞いてない、聞いてないのに……」
「ううん。優奈のせいじゃない。でも……別れてほしい……」
その言葉に、えっ、と驚く。別れてお別れなんて、嫌だよ…

そういえば、とこんなときに思う。
拓也といると、私のダメなところ(毒舌)が出てこない。
でも……ツンデレは、変わりないか。

「分かった。その代わり、友達でいてね……」
「うん、もちろん!」
こうして私達は別れたのだった。

16:若桜☆郁里◆ME:2019/08/25(日) 09:00

第11話 恋してる?

中間休みも終わり、授業も始まる頃。友翔が隣の女子と教室で別れて、戻ってきた。
「あ、華江さん!すみません、結構人気で…」
今、さりげなくアピってるように感じたけど…

「別に探してた訳じゃないから」
「お前、俺に聞いてきたじゃん!私の友翔はどこ〜!ってさ」
「はあ!?そんなこと言うわけないじゃない!」
私と陸翔がずっと言い合っていると…

「友翔君!忘れてた!」
と、先ほど教室で別れていた女子がやって来た。
「えっ?どうしたの?」
友翔は気づいて立ち上がる。

「断るなら、好きな人教えて!」
「え''!?何で?」
結構勇気ある人。私のクラスメートみんなが見てるのに。
「じゃ、私と付き合って!決まりね!」
「……」
えっ、友翔何も言い返さないから付き合うことになってるじゃん!
でも、私に毎日告白してくることは、なくなるかな。
そう思って、少し嬉しい気もした。なのに、胸の奥がズキズキしていた。まるで、あの時…拓也と別れた時みたいに。
私が、友翔を好きみたいじゃない…

17:若桜☆郁里◆ME:2019/08/30(金) 18:39

第12話 いつもと違う

いつも通り登校する。廊下、教室、クラスメート。何も変わりない。
けど、友翔に彼女が出来た日から、ずっと引っ付いている友翔の彼女。
クラスが違うからか、教室の前までにしているけど。

「じゃあね!友翔君!」
「うん……」
「ホントに私のこと好きなら名前で呼んで!実里ってさ!」
うわ…私だったら死んでるわ。こんなにみんなの前でそんなこと言うなんて。

「実里…」
友翔が呟いた。でも、教室の奥にいる私にも聞こえた。
実里はみるみる笑顔になっていく。かわいいかも…
その時、私の胸の奥がズキズキした。
これって、この間、友翔が告白されてたときと同じじゃないの。

やっぱり私、友翔のことを…
そこまで考えて首を横に振る。私が友翔のことを好きになるわけないでしょ!

「どうしたの?ゆ、う、なちゃん!」

18:美桜◆8g:2019/08/30(金) 22:12

若桜ちゃんの小説読みやすいわぁ、、、
すごく読んでて楽しいし!
これからも頑張ってね👍

19:若桜☆郁里◆ME:2019/08/31(土) 07:12

おー!美桜!ありがとう!

20:若桜☆郁里◆ME:2019/08/31(土) 19:27

第13話 ホントの親友!

私が迷ってるときに来たのは、美海。
でも、これって言ったらいけないパターンじゃ?

だって、美海は友翔のことを好きなんでしょ?でも、友翔は私のことが好きで、陸翔は美海のことが好きで…
ちょっとややこしくない!?
だからといって、返事をしないといけないわけで。
ここは言っちゃう!うん、言っちゃおう!

「あのさ、美海は友翔のことが好きなんでしょ?」
「へ?私はね、新たに好きな人が出来たの!」
えっ、なんか話と違うんですけど!
まあ、いいや。この方が言いやすいわけだし。

「それはいいんだけども、美海が恋したときってどんな感じ、なの?」
相談って気が引ける。特に恋愛だしね。
一方、美海は難しそうな顔をして、なにやら考え込んでいる。
「私が友翔君を好きになった時と、陸翔君を好きになった時と違うよーな気がする。私は、ね」
「えっ陸翔好きなの?引くわー」
「ひ、ひどいよ!優奈!」

そうやって言い合っているうちに、チャイムが鳴った。
「じゃ、チャイム鳴りそうだしさ。私席いくね」
「もう鳴ったから。早くいけば?」
「ひどいよ!優奈!」

結局分かったのは、美海が友翔を好きになった時と、陸翔を好きになった時と違うってこと。
私も、拓也を好きになった時と、友翔を好き(?)になったと思われる時とは違うよね。
恋って複雑…

21:若桜☆郁里◆ME:2019/09/01(日) 10:20

第14話 菜穂ちゃん

「ね、華江さん。委員長として気になることがあるんだけど。」
私が小池さんという1年2組の委員長に呼び出されたのは、昼休みのこと。
美海もついていく!って言ってたけど、小池さんがダメって断った。
そして、屋上に来た。

「はい?」
「口が悪すぎよ。それくらい直して欲しいわ。」
「…」

口が悪い…毒舌ってことか。それくらいわかってるんですけど。
と言いたいところだったけど、この言葉のあとにこれを言うとどうなるのか想像もつくので。
小池さんも口悪くない?私に言うよりも自分の癖直せよ。

そう思っているうちに、小池さんはどこかにいってしまった。
友翔は、毒舌の私も好きなのかな。

いつの間にか、私は友翔のことを考えるようになっていた。

22:若桜☆郁里◆ME:2019/09/02(月) 18:23

第15話 トリプルデート!

私が小池さんに口が悪いと言われてから数日がたったある日。
美海がさも嬉しそうに私のもとへ駆け寄ってくる。
「ねえ!優奈!私に名案があるんだよ!」
美海の考える名案、か。なんだか恐ろしい。
「遊園地にデート行こ!」
デ、デート⁉誰とよ!

「メンバーは、私と優奈、友翔君と陸翔君!」
「Wデートってことね。」
私がそう返事をすると、美海は首を横に振った。
「それに、菜穂&朔ペア!」
「えっ?付き合ってたの!」
でも、このメンバーじゃ、正式に付き合っているの小池さんと朔だけじゃん…

23:紅蓮◆jk:2019/09/02(月) 18:30

1話1話区切るのではなく長いひとつの話にしてみてはいかがでしょうか

24:若桜☆郁里◆ME:2019/09/02(月) 19:51

>>23
なるほど。ありがとうございます!

25:若美小説◆YQ:2019/09/02(月) 20:51

こんばんは、ここまで読ましてもらいました!(敬語でいくぞ)

感想
すらすら読めて、面白いのが魅力だと思います。
ラブコメ…みたいな感じでしょうかね?

アドバイス
>>23でも言われていますが、区切ってしまうより、長くすることでより読者は分かりやすくなると思います。
また、1話を長くするといいと思います。
あと、会話文の「」の」には、。と同じ意味があるので、「分かった。」→「分かった」にする方がいいと思います。

26:若桜☆郁里◆ME:2019/09/03(火) 18:12

>>25 ありがとう!ございます(?)



「みんな誘ってるの?」

「もっちろん!あとあと!陸翔君に告白しよっかなーって思ってさあ!」
テンション高っ‼よく簡単に告白しよっかなーなんて言えるなあ…

まあ友翔もか…

「とっにかく!みんなで遊園地いくからー!そこよろしくー!」
待ち合わせ時間は⁉集合場所は⁉

そういうところを直せば美海もモテるだろうな…
そして、美海は去っていった。

「華江さん!遊園地行きますよね?行きますよね⁉」
そこへ現れた(?)のは友翔。

「行くよ。て言うか彼女さんは?」
「別れたのです…!そして、遊園地で華江さんと二人っきり…」

友翔はそこまで言うとすっごく恐ろしい顔をした。言うことも恐ろしいけど。
「ね。もし私が友翔のことをふったらどうする?」
あ、ヤベ…さらっとヤバいこと言っちゃった。

でも、友翔はにたあっと笑ってた。

「ふふん、俺はフラれてるんだから!」
「え?」
「だーかーらー!もし今フラれても、変わりないってわけ!」
し、辛抱強い…
負けた…わ

27:若桜☆郁里◆ME:2019/09/03(火) 19:03


「ところでさ、集合場所とか聞いてる?」
私はそういえば、と思い出す。

「えっ?そいえば聞いてなかった!」
「そう?ならいいけど」
やっぱみんなにも言ってないのか…

「そういえばさー!次学活だよねー!」
「そうそう!なにするんだろ!」
そう友翔と話しているうちに、そんな会話が聞こえてきた。

私は少々気になったから、予定を確かめた。うん、確かに。二時間連続の学活。
すると、横から覗いていた友翔がこう言った。

「うーん…先生いないしラッキー!」
「ま、そうだね」

その時、チャイムが鳴った。と同時に先生が教室に入る。
「今年二人目の転校生だぞー!」
転校生…どんな人なんだろ?

28:若桜☆郁里◆ME:2019/09/03(火) 21:07


「朝比奈 美咲です!よろしくお願いします!」
あさひな みく…か。みくは、真面目っぽいメガネの女の子だった。
「じゃ、朝比奈さんはそこに座って。先生職員室いるから自習なー」
そう言って先生が教室から出た瞬間。

「っっしゃあ!」
と言って、朔が立ち上がる。
「朝比奈さんに自己紹介してこーぜ!」
そう言うことね。しかし、みくは首を横に振った。

「いいよ。自己紹介なんかしんでも。自分で覚えたいしさ。ありがとう」
……なんかなまってない?
気のせいかな、みんな気にしてないし。
「ねえ、みくってどんな漢字?」
フレンドリーな美海が早速質問する。
「美しいって字に、咲くやで」
やっぱなまってる!関西弁?

みんなも気づいた様子で、絶句。
しかし、昭江 陽光(あきえ ようひ)と言うクラスのお調子者は…惚れてる…
ギャップ…萌え…だな。

「わ、私なんかした?」
シーンとする教室に、戸惑った美咲の声が響いた。

29:若桜☆郁里◆ME:2019/09/03(火) 21:33

>>27
今年3人目でした…

あと、読んでくれている方がいたら、どんなキャラが登場してほしい・好きか教えてください!
小説に出そうと思います!

30:若桜☆郁里◆ME 主関西弁ー美咲書くの楽ー←:2019/09/04(水) 18:42

>>29
いたらの話wです

「別に……」
「何でも…」
みんなは戸惑った声で沈黙を破った。
美咲はほっとした様子だ。

にしても、どこ出身だろう。やっぱ近畿辺りかな?
ここは千葉県。だいたいの人は標準語。

「どこ出身?」
またもや美海が質問する。て言うかナイスー!
「大阪生まれ、京都育ちだよー!」
思いっきり近畿やん!あ…私まで…

とにかく!私は質問なんてするよりも!読書したい!
そう思って本を取り出そうとすると、誰かに腕を引っ張られていた。
美咲…?て言うかなぜに私⁉

「あ、あの?」
「…」
何も言わないなら腕引っ張るな!うざっ!
「私はあなたと友達になりたいのです!」
私……?うそぉ〜!

31:若桜☆郁里◆ME:2019/09/04(水) 19:38


「何で私⁉」
「かわいいと思ったから…?」

かわいい…ねえ。よく言われるけどどこがかさっぱりわかんない。
そんな理由で友達になりたいと思うんだね。
私にはよくわからん。

「別に、良いけどさ」
「ホント⁉ありがとう!名前は…?」

知らんのかいっ!
「華江 優奈」

「優奈ちゃん…!よろしくね!」

「はい。よろしく。美咲」

「テンション低くね?」

「陽光のツッコミはいい」

「ひでぇ」

そんなこんなで二時間はあっという間に過ぎていった。

32:若桜☆郁里◆ME:2019/09/06(金) 19:02


「ねえ。私ね好きな人出来たんや!」
放課後。私は早速美咲と帰ることになった。

「…誰…?」
友翔だったりしないよね、と思っているからか、低い声が出る。

案の定、美咲は気にしていない。
「陽光君‼」
よ、陽光〜⁉意外だわ…まあほっとした(?)けども。

「優奈ちゃんはいるん?好きな人」
「特に…」

まだ友翔への好意を認めた訳じゃない。あんなやつ、私のタイプと思ったけど性格引く…


私、素直じゃないのかな…

思わずそう思っているうちに、はっとして美咲を見る。
私が考え事をしていたことさえわかってなさそう。

にぶい……!
「友翔君って前彼女いたんよね?」
友翔の話がいきなり出てきてびっくりする。その上唐突。ていうか何で知ってるの、その情報…

しかし、ここは美咲も何か勘づいたみたい。
「さーてーは、友翔君好き?」
「…」
何でここは気づくの?

美咲って


猫みたい。

33:若桜☆郁里◆ME:2019/09/06(金) 21:55




現在18:20。私はリラックスタイム。ポテトチップスを食べていたら。

「優奈!いい加減やめて!」

ってお姉ちゃんに言われた。私にはお姉ちゃんがいる。大学生の21歳。一人暮らしだけど、たまに家に帰ってくる。

「お菓子禁止」

とかってよく言うんだ。私は、毎回どう言い返そうか、と考える。
今回はやっぱり…

「元野菜」

ちょっと理屈があれだけども。

でも、お姉ちゃんはすぐにウケる。私にはよくわかんないことでも。これでも。
今回ももちろんウケる。っしゃあ!


私は宿題を終え、ベットの上で美咲に教えてもらったグループラインを開く。

『ねえ、グループラインしよう!』

美咲がそう言ったのだ。別に嫌じゃないし、どうやら美海も入ってるみたいだ。
それはいいんだけど、小池さんがいるんだよな〜。

今度の遊園地もくるんだっけ?

楽しみ…って訳じゃないけど気が引けるな。いっそ断っちゃおうか。
でも、今断っても美海は聞かないだろうし、友翔に言ったら大騒動に巻き込まれそう。


………選択肢は一つ。行くしかない‼よし、行こう‼


そして、ラインを見る。美咲が転校してきて一日もたってないのにグループってすごいな…
私は美海がいなければ一生のぼっちでもおかしくないくらいだったのに。

『ねえ!優奈ちゃん誘っといた!』
『ありがとー』

そんな感じの他愛のない会話だった。でも、疑うような小池さんのメッセージが履歴にあった。

『ありがとー!私、友達になりたかったの!』

嘘だああああ!なら最初から言えよ。←

34:若桜☆郁里◆ME:2019/09/07(土) 08:11



金曜日の朝。美海が私の元へ駆けてきた。

「ねえ!遊園地の約束覚えてる?」

「え?うん」

きっと日付、きまったのだろう。
ようやくだよ。

「今週の日曜日〜!」

日曜日⁉私用事ある…

「私用事が…」

「じゃーねー!」

もちろん、美海が聞くはずもなく。さいごまできけや←
結局いかないことになった…

実は結構楽しみに…

35:若桜☆郁里◆ME:2019/09/07(土) 09:07



「華江さん!遊園地…来るんですか?」

1時限目が終わったとき、友翔が振り返ってきた。
1時限目の席替えで私の前の席になっちゃった。

めんどくせー←

「用事あるから無理」

「じゃ俺もやめとく‼」

「え"!?」

「いいじゃん」

「まじでかい」

友翔もやめるのかい!
とそこへ、美海が来た。

「ねえ、二人とも。日曜日よろしく〜!」

「ごめんだけどいかない」

「俺も」

「…そっか。私もいかない」

えええ?どういうこと?

「だって陸翔君…いかないんだって」

陸翔が、か。来週くらいなら行けると思ってたメンバーだね。

って言うことは!wどころか小池さん&朔のデート…

ある意味いい気もするけど、恐ろしい…

36:若桜☆郁里◆ME:2019/09/07(土) 15:09



「ただいま〜」

私は玄関の扉をそっと開ける。

そして、自分の部屋に一直線!

そこへ、スマホが震えた。電話だった。

誰だろう…

「はい?」

『優奈。俺だよ、俺』

おれおれ詐欺⁉切らないと…
でも…


⎯⎯「対応した返事をする事!」

そう言った先生の言葉を思い出す。何か言わないと。

「誰」

『へ?拓也!久しぶり!』

拓也…ホントに……?

「なんだおれおれ詐欺かと思った。紛らわしい」


『詐欺なんてしねえよ。今さらかもだけどさ、もう一回。もう一回だけチャンスをくれ‼』

チャンス…?

「なんのよ」

『オレと付き合ってくれ‼』

……どうしよう…

私は、断るべきなのかな。それとも、もう一度拓也と付き合うべきなのかな。

そして、私は10秒だけ考えてこう言った。

「確かに、私は拓也が好き。でも、私…好きかよくわからない好きな人がいるんだ」

この返事も、自分で理解できなかった。でも、胸がいっぱいで、それどころじゃなかった。

『…?よくわからないけど。振られたってことだな……』

「なんかごめん…」

『ううん。でもさ、明日。会おうぜ。行けるだろ?』

「え?用事はないけど」

いきなり会うなんて…
しかも私、拓也のこと振ったんだよ!おかしい神経してるな…←

37:若桜☆郁里◆ME:2019/09/08(日) 06:45


「行ってきます…」

実際の所いくきはない。二人っきりってなんかまずくない?

とりあえず、待ち合わせ場所の駅まで来た。

「はっや。て言うかどこ行くの?」

既に拓也は来ていた。もし来てなかったら、ラインでもして断るのに…

「へ?別にどこでも」

めんどくせー!友翔よりめんどくせー!

はあ、とため息をつく。

「帰りたい…」

「じゃ優奈の家行こうぜ!」

へえ⁉私の家⁉何でそうなるの…

「親いるし…」

「知ってるだろ、行くぞ」

そう言って私の腕を引っ張った。

「ちょっと!もう付き合ってなんかいないんだから!やめてよ!」

「え〜!別れ話切り出したの俺なんだけど〜」

めんどくさっ!別れ話切り出した人が付き合ってなんておかしい!


家の前まで来ると、見慣れた後ろ姿が。

「みんな?」

そう、遊園地に行くメンバーだった。

ヤバイ…昨日拓也に好き(?)な人言っちゃったんだよね。

「優奈!その人は?」

「ああ、この人は前の学校で同じクラスだった…」

「俺、如月 拓也。優奈の元カレ〜」

無駄なこというなああああ!

「彼氏いたんだあああああ!」

「今は違うってばあ!」

みんなすぐに誤解を招く上に、全然聞かないし…


正直、前の友達の方が楽。これはこれで楽しいと感じているかもしれないけど。

前の友達の中でも、一番仲良しだったのは雪(せつ)。よく話すんだけど、人の話もよく聞く。

口癖は分からないくらい、色々違う言葉を使っている。


雪がいたらな〜

「一人ひとり自己紹介しいひん?」

その時、美咲が提案する。みんなはいいね!と賛成。

……私はしなくていいよね。

「私、石井 美海。みかりんとか美海って呼ばれてるよ〜」

みかりんって陸翔だけだよね?キモッ。

「私、朝比奈 美咲!つい最近転校してきたんやけどよろしく!」

「俺は朝栄 陸翔。俺も転校生。よろしくな」

「俺は、神瀬 友翔。よろしく」

良かった。拓也気づいてないみたい。

「僕、赤田 朔でーす!菜穂と付き合ってまーす!」

……やはりヤバイなこいつ

「小池 菜穂です。学級委員です。よろしくお願いします」

と言うことで、一通りの自己紹介は終わった。

「ね。何で私の家の前に?」

「遊園地今日にしようって!」

今日⁉いきなりだな。拓也もいくのかな、やっぱ。

「俺も行く‼」

やっぱり……大混乱になる予感…

38:若桜☆郁里◆ME:2019/09/08(日) 11:24



「ついたZ!」

「騒ぐな‼」

「まあまあ入ろー!」

拓也と私が言い合ってると、美咲が割り込んできた。

拓也はさっきから騒ぎすぎなくらいハイテンション。

まーためんどくせーやつだ。




「ジェットコースターだろ!」

「観覧車でしょ!」

「いやメリーゴーランド!」

みんなは何に乗るか騒ぎ始めた。

私は何でもいいと思っている。せめてジェットコースターかも。

「乗りたいのでいいじゃん」

「それな」

私が同意したのは小池さん。

学級委員ならピシッと言えや‼←


とりあえず、美咲、友翔、拓也、私はジェットコースター。

美海、陸翔はメリーゴーランド。

小池さん、朔は観覧車になった。


うわ……友翔いるのか。でもこのグループが一番無難かな。

て言うか、ジェットコースターって横二人のだったから…



「もう、何で友翔と隣なの〜!」

そう、予想的中で友翔と隣に。せめて美咲とが良かった。


「いいじゃん」

「ホント〜」

まあいっか。ベルトは個別だし、20cm位離れてるし。

でも20cm⁉近いわ…


「そろそろ出発しまーす!いってらっしゃーい!」

アナウンスと共に動き出す。幸いジェットコースターは全然大丈夫なんだよね。


実は、小学3年生の時に乗って一度吐いたから嫌ってた。

だけど、小学5年生の時に乗ってみると全然大丈夫で、5回以上乗った。


私はちらっと横を見る。友翔も大丈夫なのかなあ…

すごく平気な顔をしている……のは一瞬だけだった。

下に降りた瞬間、顔が青ざめてきていた。


ジェットコースター、ダメすぎなんじゃないの…?

39:若桜☆郁里◆ME:2019/09/08(日) 21:11



「うえええ…酔った…」

「大丈夫かよ」

真ん中の広場にみんなが集まった。

友翔はもちろん、美咲も弱かったみたい。


「大丈夫……じゃないわ……」


もうずっとこんな感じ。


なぜだーー!なぜそんなに酔うのだーー!←


それはともかく、美海の姿が見当たらない。

「美海は?」

「なんかみんなの飲み物買ってくるって。……一人で行けんのかよ」

無理だろ。だって8人分でしょ。手伝おうか…


「ちょっと手伝ってくる」

そう言って、私は見るからに美海と分かる人物の方へ。


その時、腕を捕まれた。

「なあなあ、俺と遊ぼうよ」

へ⁉なななナンパ⁉キモッ←


「やめてください……」

そう抵抗しても腕を掴まれ、離そうともしない。


「華江さんっっ!」

男がこけるのと同時に、聞きなれた声がした。


声がしたほうをみると立っていたのは、


友翔だった。


力強っっ!

「なんでここに……?」

「さすがに二人でも無理だろ」

カッコつけてない?まあいいや。友翔のおかげで助かったし……


「ありが……」


「友翔君、優奈!来てきて!無理だった‼」

私がお礼をいいかけたとき、美海が駆け寄ってきた。


結局お礼、一度も言ってないや。

だとしても、友翔は既に美海からジュースを3つとっていたので、私も美海の方に行った。

40:匿名:2019/09/08(日) 22:16

https://i.imgur.com/Lsex7F9.jpg

どう思いますか?

41:紅蓮◆jk hoge:2019/09/08(日) 22:59

若桜さん、ごめんなさい。
つぶやきで葉っぱの小説について呟いていたのですが、葉っぱの小説の大半が
書き方は小説として成り立っていないと書こうとして、
赤い糸やあなたを、好きになるものですかを見ていて
特に小説なのかという疑問点を抱き
例じゃないですが、貴女の小説を挙げてしまった次第です。
そして、それを見た匿名さんがこのスレに私のレスを書き込みました。
小説名を挙げてしまい、申し訳ありません。

42:若桜☆郁里◆ME:2019/09/09(月) 18:19

>>41
いえ、大丈夫です。最近は自己満のために書いてましたのでぐだぐだでして……
アドバイスになりました‼ありがとうございます!そして、読んでくださってありがとうございます!
今週は何故か調子が良いので読者様のことを考えて書きたいと思います。
現実(?)は弱いけどネットは強いので大丈夫です!

43:紅蓮◆jk hoge:2019/09/09(月) 18:24

>>42 はい、ありがとうございます。これからも執筆頑張ってください!
こちらも発言には気をつけていきますので、若桜さんの小説は人気ありますので頑張ってください!

44:若桜☆郁里◆ME:2019/09/09(月) 18:32

人気あるんですか?ありがとうございます!
正直なアドバイスは欲しかったのでありがとうございました‼

45:若桜☆郁里◆ME:2019/09/10(火) 06:19



「ただいま〜」

結局午後になったら帰ることに。その上ジェットコースターしか乗ってない。

悲し‼

「お帰り〜」

家に帰って早速スマホを見る。特にすることはないけど。

ひまだな……

元々夕方に帰るつもりだったんだけどみんなすごく酔っちゃったから。

宿題も終わらせたよね。ゲームもあんまりしないし。別にやってもいいんだけど。

ということで袋に積めてあるゲーム機を引っ張り出す。

3D○だな。

電源ボタンを押してみる。……つかない?

うああ!充電しなきゃ!

結局なにもできずに午後は過ぎた。

46:若桜☆郁里◆ME 9日はやってません:2019/09/11(水) 20:14



私も、そろそろ友翔への好意みたいなの、恋って分からなきゃいけないのかなあ……

外は雨がザーザー降りという全くロマンチックじゃない昼休み。

そんなことどうでもいいんだけど。


そもそも恋なのか⁉ていうか友翔って彼女さんいたっけ?


そこに友翔が近づいてきた。

「華江さーん!今日席替えらしいですよー!」

「知ってるよ」

「く、くじ引きらしいですよ」

「そう」

「あ、あのぅ……」

何が言いたいんだろ……

友翔はしばらくおどおどしていたけど、「隣になれたらいいです……ね」とだけ言って教室から出ていった。


なにこの雰囲気……

席替えってあったのか。ホントは知らなかったんですけど。

47:若桜☆郁里◆ME:2019/09/11(水) 20:15

メモはミスです

48:若桜☆郁里◆ME:2019/09/15(日) 21:52



「ねえ、友翔……」

放課後。クラス全員が帰って、静まり返った教室で、友翔と私だけ残っていた。

結局、くじで友翔と隣になった。美海達とは正反対の位置だったけど。

そこで、私はもう言っちゃおうって決めた。


友翔のことが………好きだって。

結構な勇気がいるんだって分かった。やっぱり友翔の勇気すごいや。
ただ遠回しに繋げたいんだよね。そこで思い付いたのは、

『好きな人当てる作戦‼』

「?華江さん?」
「私の……好きな人って、誰だと思う……?」

こうやってあててもらう。上手くいくか分からないけど……
「えっ?当てる系?ヒントくらい教えてよ」
何言えばいいの?ヒントって……

「同じクラス……」
「……名字の初めは?」

これって、答えだよね。
かから始まる人で男子って、友翔だけじゃん。

心臓が速いのがわかる。顔に出ちゃったり、してないかな。

「か……?」

私にしては小さい声だって思う。

「えっ?俺……?」

ばれた。
いや、ばれる前提で言ったことだけど。
とにかく、こういうときに無反応は誤解を招くから。
私は首をゆっくりたてに振った。

手足に力を込めないと、絶対倒れるよ……

「……付き合って………下さい」

思ったよりも大きい声が出て、静かな教室に響き渡った。

49:若桜☆郁里◆ME:2019/09/16(月) 11:04



そこまで言ってから、後悔した。

友翔って彼女いたんだっけ?
私が傷つくだけじゃん。

「あ、ごめん、今のは無視していいよ」

とりあえず笑顔で答えた。

「えっ?」
「えっ?」
「何で?」
「何でって」

笑えるくらい同じ言葉を友翔と私が繰り返す。

「………言ってなかったっけ?実里とは別れたって」

えっ?別れた……?そんなの言ってたっけ?

「本当?」
「うん」
「現実?」
「うん」
「本当に本当?」
「不毛だな……この会話」

どうやら本当らしい

50:若桜☆郁里◆ME:2019/09/18(水) 19:46




私が告白してからの翌日。
結局、「じゃあね」とだけ言って別れた。

友翔、オッケーしてくれるかな……

めんどくさい性格だけど、しらないうちに好きになっていた。
もともと認めてなかったけど。

「じゃあプールなので着替えてきてくださーい!」

えっ、プール⁉着替え持ってきて……なかった。

「せんせー着替え忘れたんで見学してまーす」

「はーい気を付けるのよー」

先生にそう言うと、表情を変えなかった。

どうやらうちのクラスの先生はプールが好きらしい。
すぐにテンションが上がる。


そして、プールが始まった。
とりあえず自由時間だ、と先生が言う。
適当な授業だな。

「華江さん………」

「ゆ、友翔⁉」

自由時間が始まって間もなく、友翔があがって来た。
プールに浸かっていないみたいで、シャワーの水が少し乾いていた。

「お、溺れ、ました……」

溺れたって⁉まさか!

「何でプールに浸かってもないのに溺れるのよ!」

私がそう言うと、友翔は一瞬目を丸くしたが、ニヤリと笑った。

「華江さんも鈍感ですね」

へ?鈍感?何で私が⁉

51:若桜☆郁里◆ME:2019/09/18(水) 20:11




その後、友翔はプールに戻っていった。
そして、私は美海と教室に向かっている。

「ねえ、なんか友翔に溺れましたって言われたんだけど」

「ほえええええええ⁉それ告白じゃない?」

告白…?あれでいいの⁉
「今流行り(?)のロマンチック告白ってやつ?」

月が綺麗ですねとか、君の魅力に溺れましたみたいなのは知ってるけど。
ってことは、友翔は省略したんだね!何でなのかな…

「そ、そ、それー!私されたーい!」

ここから、美海の妄想を延々と聞かされた。

52:樹音@新一 ◆6Y:2019/09/18(水) 20:21

優奈可愛い…同じツンデレキャラ描いてる
同志やな笑 わかちゃんのが1000by上手いけど。

53:匿名:2019/09/18(水) 20:29

可愛く無いだろ笑
作者の文才無いし

54:玲織 hoge:2019/09/18(水) 21:27

>>53
普通そんなこと言います?
作者さんの文才が無いと思うのなら、せめて改善点などを書いた方が良いのでは?
それではただの荒らしに入るんじゃないですか。

55:玲織:2019/09/18(水) 21:31

若ちゃん、突然入っちゃってごめんね!
知り合う前から読ませてもらってたけど、すごく面白い!これからも頑張れ!

56:若桜☆郁里◆ME:2019/09/18(水) 22:05

ありがとう!

57:匿名:2019/09/18(水) 22:08

地の文が適当。まるで自由帳の落書き
展開もありきたり。キャラの心情も良く伝わって来ないし、行間もスカスカ
なんでこれを小説って言うのか分からんね。基礎から出直して来い

58:匿名:2019/09/18(水) 23:04

>>57
そんなの、この小説にだけ言えることじゃないじゃないよね?
葉っぱ小説ほとんどじゃん

59:玲織:2019/09/18(水) 23:16

>>57
貴方の小説を読んでみたいのですが。
人の小説にそこまで言うんなら、貴方の小説は相当な傑作なんでしょうね。

60:匿名:2019/09/18(水) 23:31

>>59
書いてるけど言うわけねーじゃん笑
自分の意思で皆に公開してるのに、その感想を素直に言ったら叩かれるって意味が分からんね

61:匿名:2019/09/18(水) 23:38

言い方に気をつけたらいかがでしょうか
思ったことを言うだけなら子供にもできます

62:匿名:2019/09/18(水) 23:41

いやこれでも大分押さえてんだけどね…

もうそろそろ寝るからバイバイ

63:玲織:2019/09/18(水) 23:52

それじゃ相当口が悪いということで。
若ちゃん、ごめんね。以下続きどうぞ。

64:匿名:2019/09/19(木) 00:11

なんにも成長する気無いならそれはそれで良いけどね
ほんとにお休み

65:新見川 すみれ◆96 hoge:2019/09/19(木) 15:59


批評を依頼されたというコトで、僭越ながら批評させて頂きたいと思うッス。

先ずは良いところから、
小説を読んでみて最初に分かった長所は、「キャラクター性が実に分かり易い」というコトッスね。「ツンデレ」や「クール」等のキャラとしてのコンセプトが予め決まっているので、目的/目標の迷走感やブレを感じずに読むコトが出来るのは良いトコロだと思うッス!
次に感じたのは「不要な殺伐とした展開がない」というコトッス。ドロドロとした展開が余りないのが世界観と見事にマッチしていると思うッス!ラブコメ物としても読み易く、ほんわかとした恋愛物を読みたい時にピッタリだと思うッス!

次に改善点ッスけど、
全体的に地の文が少ないので、内容の濃さが余り充実してない様に見えちゃうッス!センス自体は良いモノを持っていると思いますので、非常に残念なトコロッス。後は空白を開け過ぎているせいで内容が分かり難く、すっからかんに見えてしまうッス。読者としては例え文字数が短くとも読んでいて愉しい文を求めているので、ニーズ的に考えても空白を開け過ぎるのはお勧め出来ないッス!最後に、地味に()の中に?や!を入れているのも目に付くッス。この様な表現をする場合は!や?だけにした方が分かり易いと思うッス。

アレコレ書きましたが、私的には好みの小説でございまする!コレからも読者に小説を御届けしてくれると嬉しいッス!という訳でそろそろドロンッ!させて頂きます!

66:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/20(金) 18:04

>>65
丁寧にありがとうございます!参考にさせていただきます‼

67:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/20(金) 19:17


そして、時間はあっという間に過ぎ、放課後。
友翔に話があると言われたから、残っていた。
やっぱり、あの話なんだろうかと予想はしてるけど。

クラス全員が帰っていったとき、友翔が口を開いた。
「華江さん……付き合って下さい!」
「あ……え……」
友翔はそれだけ言うと、鞄を持って教室から出ていった。

どゆこと?返事は先に聞かないタイプってこと、か。
まあいいや。明日聞こっと。

翌日。私は早速、人通りの少ない四階の踊り場に友翔を呼び出した。
「昨日の、なんなの?」
「え、鈍感過ぎじゃね?」
鈍感って、私がそんな訳がない。
勘違いしている友翔に、必死に説明する。

「違う、そう言う意味じゃなくって、その……」
「別に付き合えばいいんじゃないの」
「え………」

なんだ。友翔は分かってたんだ。
私は、この時初めて学校で涙を流した。

「やっぱり鈍感。泣いてるの初めて見た」
「別にいいじゃん、泣いたって」

そうして、私達は付き合うことになった。

68:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/21(土) 18:40


私が友翔と付き合い始めてから、約2年。今は冬。
私は中3になった。もちろん(?)今でも友翔と付き合っている。

「優奈〜!」
「あ、美海」
美海とは同じクラスで、美咲とも同じだ。
ただ、美咲は最近受験勉強があるとかいってすぐに帰っていく。
まあ、私もしなきゃだけどね。

「私先生に呼ばれてるから行くね!」
「ほーい」

にしても、すごく寒い。もう12月だからか。雪も増えてきたし。
私は昇降口に向かった。その時、見慣れた後ろ姿が。

「友翔!」
私がそう言うと、後ろを振り向いた。最近私は身長が164cmで止まったけど、友翔は178cmでまだ伸びている。
いや、いつ見ても高い。
「1組遅くね?」
「そ?」
私と友翔は、1年以来一度も同じクラスになっていない。
ある意味寂しいんだけど。その上高校も違うし。

「身長止まっちゃった」
「俺まだ伸びてる〜!」
「ずるっっ」
「何がだよ」

そう話してるうちに、私の家の前に着いた。
「じゃあね!」
「おう」

きっと、今の私にとってこの時間が一番楽しい。

69:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/21(土) 19:43

 あなたを好きに、なるものですか!は、これで完結です
番外編も出すかもしれませんが、読んでいただきありがとうございました‼
番外編のリクエストがあった場合は必ず書きます

70:若桜☆郁里ひよねこ◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/22(日) 18:45

 番外編  友翔視点

第1話あたりです!

71:美桜◆YE:2019/09/25(水) 12:41

終わっちゃうの寂しい😔
すごく面白い作品だった!
描写も上手いし優奈ちゃんがかわいい!
番外編も頑張って👍

72:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/26(木) 17:40

ありがとー!

73:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/26(木) 21:11

 
「友翔!今日こそは学校行きなさいよ……」
「はいはい」
俺は、基本引きこもり状態。学校に行っても意味ないくらい勉強簡単だし、正直面倒。
たまに、今日みたいに母に家を追い出されるけど。そのときはだいたい遅刻魔になる。

「おー!友翔来たぜ!」
「うっさいな」
教室のドアを開けた瞬間、クラスメートが集まってくる。
そんなに騒ぐほどじゃないと思うが…

「こら!神瀬君!席つきなさい!」
いつのまにか先生が教室のドアを開けて入ってきていた。

74:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/27(金) 16:22


「はーい」
「気を付けるのよ」
面倒臭いということを見せつけるように返事をする。
でもいつもなら遅刻してくること超怒るのに、今日は穏やか。
一体何があったのか気になるじゃないか!

「じゃあ、入ってきてください。皆さん、転校生を紹介します!」
なんだ、転校生か。どんな子なのかはすごく気になるけど、一番気になるのは、俺の隣に机が置かれているということ。
男女で隣になるから、女子ってことか。

その時、転校生が入ってきた。やはり、女子のようだ。
「華江 優奈です。よろしく」
て言うかめちゃくちゃ美人。クラス中が盛大な拍手に包まれる。
いやでも、目線が痛いんだけど。そのせいか、拍手が次第に小さくなって行く。

なんか、強そうな女子。

75:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/29(日) 12:45


翌日。また母に押されて家を出た。
と言っても、全く抵抗しなかった。
あの転校生が気になる……!

「はよ」
「友翔珍しく早いじゃん」
「一言多いわ」

その後、席についてうつ伏せぎみで華江さんをじっと見る。
…何で気になるんだろ、ていうか、今日は学校これたな…
華江さんに何か魅力があるのかな

そのまた翌日。
今度は自ら学校に向かった。
華江さんが来てからと言うもの、学校に行くようになった。
華江さんの魅力ってすごいのかも。

オレが恋だと気がついたのは、その翌日だった。

76:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/29(日) 12:46

ここまでが番外編です、ストーリーとしてはここまでしか考えてないので

77:るる ◆ds:2020/05/26(火) 16:16

全部読ませていただきました!!とても面白くて私は、この作品好きです!


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