短いです。
俺、自分が思った事をそのまま形にした物です。
人生はちっぽけでとても小さく、だけどとても大事な物。
俺は思うのだが、この世界のからくりはよくわからない。
俺は何でもかんでも細かいことは気にしない、磊磊落落というやつだ。
よくこの性格は回りの者から羨ましがられたものだが、良い事だらけではない、親からは「ストレスがたまらないタイプ」などと言われ、よく自分で呆れていたものだ。
ちょっとした悪口を言われても気にしない、ぶつかられても気にしない。
ちょっと自分でもよくわからないのだが、俺はこう考えた。
自分が重要だと感じていないものには全く感心を持たない、これが磊磊落落というものなのでは無いのかと。
その呆れる様な奴、それが俺だ。
勉強だってあまりやらない、理由はめんどくさいからだ。
部屋だって散らかっていても片付けない、理由はめんどくさいからだ。
何でもかんでもめんどくさい、で片付けてはいけない、そんな事は自分でもわかっている。
だが、どうしても気持ちが起きないのだ、まるで心というふわふわした《物質》を透明なガラスの瓶に閉じ込めているかの様で、感情がまるで起き上がってこない。
そこで俺は磊磊落落という漢字を見てハッキリとした。
俺には石が落ちてくるという形の構成に見えたのだ、そう正に人生の様に。
いつ落ちるかわからない石の道を俺達は歩いている。
ちょっとした衝撃を加えただけで直ぐにその道は崩れ、落ち、やがては………
人生って、案外呆気ないものなのかもしれない、直ぐに人はしんでしまうし、しんだら風船の様にどこか遠くへ飛んでいってしまう、誰も手が届かない所へ。
こういうことを考えたのはこの空のせいなのか、はたまた心から思ったことなのか。
今日も俺はこの美しい空を眺めながら今日を、人生という石の道を歩んでいく。