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2:みやび:2013/04/04(木) 23:15 君に「好きだ……オムライスが」と言われた日
雪がちらつく中、自転車を漕ぎながら、涙を流しながら、叫んだよ
「好きだ! 君が」って
横を走る自動車の音にかき消されてしまっていた
大きく開かれた口には冷たい雪が入ってしまった
だけど、
今は君の耳元で「好きだ」とささやける
「付き合うことになりました」
そうクラスのみんなに報告したら
「やっとかぁ」
って、クラスの子たちが笑った
「幸せだね」
と、先生も笑った
私も笑った
君も笑った
みんな大好き
先生も大好き
そして君を愛してる
こんなに愛し合っている君とも
いつかは別れる日が来ることを私は知っている
そして、君も知っているはずだ
まだまだ私たちはどんなに背伸びをしてもお子様なのだから
辛いけど、苦しいけど、いつかきっと君に言う
「君以上の誰かを愛せても忘れはしない」
雲は形を変えてゆく
ほんの一瞬目をはなしただけで
ほら、空の表情が変わったよ
雲みたいに掴みどころのない君も
いろいろな表情を見せるよ
だから、見ていていいですか?
どんな君の姿も、私の目に焼き付けておきたいの
君の隣で微笑むあの子が目にうつってしまうけど
「君を信じてしまったら、裏切られたときが辛いから、君のことを疑ってしまう」
いつもあなたはそう言って逃げる
傷つくこともおそれず愛することこそが本当の愛
なのにあなたは私の耳元で愛を囁く
私を虜にするだけしといて、逃げるのね
でも、それでもいい
あなたと違って、私は傷ついてもいい
あなたと違って、本当に愛しているから
憎い
憎い
あなたのその口が憎い
愛を囁くその口が
熱い口づけをするその口が
平気で嘘をつくその口が
憎い
恋して初めてわかった
私がこんなに人を愛せること
恋をして傷ついて初めてわかった
私には支えてくれるたくさんの人がいること
君に愛されて初めてわかった
私は必要とされていること
あなたに出会えてよかった
ずっと、ずっと、そう思う