東方 −平凡な日々がー

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1:風香:2015/12/15(火) 19:59 ID:.xk

私は、おなじみ、霊夢です。


「はあ。今日も繁盛しないなあ。」


ため息をひとつ。


「よお。・・・ありゃ。また休憩かあ?」


魔理沙だ。


「だってえ。だれもこないんだもの。」


「・・・そんなこと言ってるから。」


「ん?」


「いや。なんでもねえ。」


このごろ様子がおかしい。


「なによ。」


「あきらめんなってこと。」


知ってるよ。そんなこと。


「あーあ。うちってほんと神様ついてんのかなあ?」


「い、いねえのか?」


「知らないよ。」


魔理沙には、関係ない。


「まー。ついてんじゃねーのかあ?」


「お気楽ですね。はあーあ」


巫女は大変・・・でもないけど。大変なんですよ。


魔法使いといっしょにされちゃあねえ。



「商売繁盛!な?はじめて祈ってやったぜ!」


「はあ?ふざけないでよ・・・。」

2:風香:2015/12/15(火) 20:04 ID:.xk

翌日。


「ん・・・。やけに騒がしっ・・・。」


ざわざわ


え、夢みたい。


参拝客がたくさん!?


「ふああ?!嘘!やったあ!!」


みるみる顔がほころぶ。





まてよ。


魔理沙、のおかげなの?



{はじめて祈ってやったんだぜ!}


!!


「おはようございます。」


あ、咲夜。


「おはよ、ねえねえ聞いてよ!魔理沙がさあ・・・」





噂というものは。




すぐに広まる・・・。




それが、きっかけだったなんて・・・。

3:風香:2015/12/15(火) 20:09 ID:.xk

魔理沙がなんでも願いを叶えてくれる。



噂はたちまちひろまり、



魔理沙のもとに多くの人が集う。


私の神社は元通り。


一つ違うのは、魔理沙がいないこと。


「あーあ。遠い存在になっちゃたなあ。」


まあ、うるさくないし、いいんだけど!




「博霊神社の方ですか?」



「はい。なんですか?」



「あのですね。まだお金が・・・。」



「え?そんなのありました?すみません。」



どこかの会社の人だった。

4:風香:2015/12/15(火) 20:18 ID:.xk

「しゃ、借金?!?!」

「3億の、あなたの祖母が残した・・・。」


きいてない。


「しかし、なぜか4億が3億になってるんですよねー。払った覚えは?」


「な、ないです・・・。



「まあ。払わないとその土地買収ですよ。」


「!!」


ひどい。ひどいよ・・・。


「やっぱ神様なんていないんだぁ。うちの神社には。」


早苗には神様がついてる。


でも私には、ついてない。


「逆にそれでよくやってきたなあ。私。」


ひゅるるる・・・。


冷たい風が吹く。


静かだ。


あーあ。魔理沙。いないしなあ。


「博麗 霊夢!あなたも来てみては?」

「咲夜。何に。」


「魔理沙のところに!」


そうか。


また、願いをかなえてもらおう。


新しい神様がほしいって。

5:風香:2015/12/15(火) 20:22 ID:.xk

魔理沙はぐったりとしていた。


欲望をすべて吸い込んだからであろう。


「魔理沙。」


「おお。霊夢。またどんちゃん騒ぎか?」


「願いを叶えて欲しいの。


「霊・・・夢?おまえ、正気なのか??」


「ええ。」


「お前は違うと思ってた。」


「ちがわないよ。」


「・・・なんだ?願いは。」



「新しい神様がほしい。」





「!!」




そのとたん。



ある異変が起こった。

6:風香:2015/12/19(土) 18:35 ID:.xk

「レ、イム・・・。」


「新しい神様。欲しい。」


手を差し出す。


「ねえ。はやく!」


ピカッ


「霊夢は、ちがうと思ってた・・・。」


「魔理沙?」


「霊夢はっ・・・。」


「私にだって欲はあるわよ。」


ぽたっ


魔理沙の眼から液体が落ちる。


「魔理沙!?どうした・・・」


「しらないよっ。私にだってわかんねえんだよ・・・。」


ピカッ


さっきからなんなの。この妙な光は。

7:風香:2015/12/19(土) 18:47 ID:.xk

「てか。神様頂戴。」


「それが・・・霊夢様の願いであるのならば・・・よ、喜んで・・・召しましょう・・・!」


「最初からそう言っているでしょう。」


「だまってて申し訳ございません。私、本当は。」


「魔理沙。頭、大丈夫?おかしいよ。さっきから。」


「本当は月の国からやってきました。マリサ・サスカーレスと申します。」


「はあ?冗談キツイよ。」


「博麗の神、と呼ばれております。」


「!!」


博麗・・・?私の神社?


「さようでございます。しかし、新しい神様を召すので・・・。」


「じゃあ、魔理沙は??魔理沙はどうなるのよ!!」


「消えて差し上げましょう。」


「それなら!いやだ!召さなくていいから!」


「しかし、もう、手遅れでございます・・・。」


「じゃあ。すべて壊すわ。」


「どういうことでしょう。」

8:風香:2015/12/19(土) 18:52 ID:.xk

「皆の記憶を消す。」


「そんな・・・。」


「魔理沙と出会ったことを記憶から消すわ。」


「・・・霊夢様の希であるなら。」


「それなら、悲しくないでしょう。ね・・・。」


ピカッ


「時間です。それでは、さようなら・・・。」


「魔理沙っ!魔理沙あああああああ!!」






「ん・・・。」

朝ね。

「おはようございます。」












「あれ、もう来たの?咲夜。」

9:風香:2015/12/19(土) 18:57 ID:.xk

2期に続く。

ココから、コメントおっけーです!てか、下さい!(>_<)

10:匿名さん sage:2015/12/24(木) 10:45 ID:bQc

東方の原作設定を見直してはいかがでしょうか


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