いちごですo(^▽^)
>>2 にオリキャラ紹介してから
小説始めたいと思います
過去に私が建てたスレに来て下さった方のキャラを
使いますね(*^◯^*)
鞠音 侑芽(まりね ゆめ)
享年 12歳(踏切で親に突き落とされ友人のカコと共に死亡)
性別 ♀
性格 あまり話さない人が苦手な女の子歳が近いヒビヤとはよく話している。
だが滅多に人に近寄らない警戒心強目の女の子でもある。小さな頃から
親に虐待を受けていて親からこの部屋から逃げられないように、と
小さな頃から足を包帯で固めていて歩けないようになっている。
容姿 赤色の血のような髪色で肩につくかつかないか程度の長さ。前髪は右寄りに作っている。パーカーの下には
ぶかぶかの黒色ロリータの膝丈ワンピ。靴は履かず包帯を巻いている。瞳は力を使わないときはエメラルド。
能力 目に入る(相手の過去(カコ)、に入る事ができる)
備考 一人称 私 二人称 君
虐待、いじめを受けていた。
踏切で親に突き落とされ助けようとした親友のカコと共に死亡しその際にカゲロウデイズに接触し
なぜ私はあの時逃げなかったのか、どうしてカコはそこにいたのか、という思いがあったため
『目に入る』という能力を手に入れた。
消えて_______
知ってる?お母さんがよく‥私に言ってた言葉。
《 ユメ見物語 》
殴られ、蹴られ、傷付けられ。
そんな生活もう飽きた。歩く事も許されないし。
「消えろ‥消えろ消えろ!消えろって言ってんのにあぁもう!‥
なんで消えないの‥」
そんな事言われても困るのは私だよ‥消えたくても消えれないんだから。
歩けないし。
「もう良い‥‥ギャンブル行ってくる」
ガチャン、大きな音を立てて消える母。やっと行った。
痛い。痛い痛い。外にでも行こうかな。あ、歩けない‥‥そうだ。車椅子使えば良いよね‥
「よっ‥‥い‥しょっ‥と‥‥」
車椅子、乗りにくいな。しばらく車椅子と格闘した後
ようやく観念したのか車椅子は私をすんなり乗せてくれた。
「‥行こ‥」
玄関のドアを開け待っていたのは私の親友。カコ。
「行こ!ユメ!」
「うんっ」
カコだけは私の味方になってくれる。それが嬉しくて仕方ないんだ。
まだ12歳だけど。
「よしっ、私が押してあげるよ!」
そう言って車椅子の持ち手を持ち押し出す。少し風がつよい‥
「ユメ、今日は電車乗ってお出かけだよ!」
「電車‥‥?」
電車ってなんだろ。この足でも行ける場所なのかな。
「おっきくて大きな音で凄い凄いの!」
「へぇ‥」
あまり説明がよく分からない。けど凄いんだということはわかった。
その瞬間、ドンッと音がしてカコが地面に倒れた。
「あ、悪い。大丈夫か?」
私は驚いた。だって、いなかった、いや、見えなかったはずの
深くパーカーを被ったかわいい?というよりは美人系の年上のお姉ちゃんが
カコに手を差し伸べていたんだもん。
「えぇ!?あ、う、えっと、は、はい!」
間抜けな声出しちゃって‥‥心の中では思えるけど
口で発する事はできない。喋る事も辛いから。
「そうか。それは良かった。じゃ、達者でな。」
そう言って姿を消した女の人。カコは手をじっと見つめてる
「‥‥‥‥あったかかった!」
「‥‥そうなんだ」
何を言い出すのかと思ったらそんな事か。なんだ。
キャラ追加するかも。一人、じゃねえし!笑
「あっれ〜?キド、なんかあったの?」
「あぁ‥いや、なんでもない。」
アジトでご飯を作っていた団長さんは何か気になる事でもあるのか
ボーッとしてい。そりゃ私も気になりますよ。
「何かあったでしょ〜?もしかして‥キド、‥‥好きな人できオゥフッ!」
その瞬間団長さんお得意の横腹蹴りが猫目さんに‥‥
「ご主人、なんか団長さんおかしくありません?」
実体化した私はご主人の耳元により声を掛ける
「さぁ‥‥」
「釣れない反応ですねぇ‥」
ガクッと肩を落とす私を見下ろすような目でみるご主人、なんかムカつきますね‥
「カコ‥‥」
「うん‥ユメ‥‥っ」
私達は今、電車のドアの前でストップしている。なぜなら
「これ、どうやって乗るの‥?」
カコが声を発した。ナイスタイミングだったね。男の人が来てくれた。
ひっ、近く来るな。
「おや、どうしたんだい?車椅子のお嬢ちゃんはこちらのドアから
お乗りになりなさい。」
カコもついてきてくれる。私はそのまま言われるがまま乗った。あれ、
乗れた。
「ぷっはぁ〜!やっと乗れたね、ユメ!」
「うん。そうだね。カコ」
カコは一々反応が大きい。褒めてるよ。これ褒めてるから。褒め言葉だよ。
「‥綺麗‥‥‥‥‥」
「だねぇ‥」
二人揃って窓の外を見る。こんな綺麗な景色見た事ない。
「ねぇ、ユメ!次の駅で降りよう!」
「‥‥分かった‥」
私は寒気がした。だって、次の駅にはお母さんが‥‥
でも、カコの楽しそうな表情を見ると断れなくなる。
「あ、もうすぐ!降りる準備しよ!」
「うん‥‥」
素早く降りる準備を済ませればふと窓の外を見た。
お母さんが立ってる。え、どうしてだろ。待ち伏せ‥?ではないよね。
「あれ?あれ、ユメのお母さんじゃない!?わぁ〜‥私達の事
迎え来てくれたのかな!」
カコは私のお母さんの姿を知らない。私を殴ったりしてることも
もちろん知らない。人前では優しいお母さんをしている。
「ち、違うと思う‥‥」
「声掛けに行こう!おーい!ユメのお母さん!」
私を駅の看板の前で置き去りにして走り去る。
行かないで。一人にしないで。私を一人にしないでよ
「あらあら、カコちゃん。それと‥‥‥ユメ‥‥」
カコはお母さんに飛びつきお母さんは優しく頭を撫でる。
私を見つければ露骨に嫌そうな顔しすぐ微笑んだ。なんか
いつもの人前での笑みと違う?何か考えてるの?
「ユメ、呼んでくる!」
そう言って駆け足で私の元へ来るカコ。車椅子を押し
お母さんの目の前に着いた。怖い。
「‥‥ユメ‥お前がいなくなればお母さん、幸せになれるからさぁ」
しばらくの沈黙の後そう発したのは私のお母さん。
その瞬間私は車椅子から転げ落ちた。お母さんに蹴り飛ばされたから。
「っ‥‥‥か、カコ!逃げて‥‥」
「え、え?えぇ‥!?ど、どうして?」
「っ‥‥いいから逃げて!!」
私は強く大きな声で述べた。カコは私を見るや逃げるように
その場を走り去った。これで安心だ。カコは助かる。きっとお母さんは
私を殺す気なんだ。
「さよなら。ユメ。今まで私を散々苦しめてくれてありがとね」
私を踏切に落とす。電車の音だ。大きいな。この音。
でもね、お母さん。死ぬのは怖くない。けど、どうして
ここにいるの?どうしてここにいたの?どうして?
どうして私が嫌いなの?過去に私何かしたの?ねぇ。
過去を教えて。お願い。私、
今までたくさん傷つけられたよ。けど
少しは希望‥‥持ってたのに______
私はこのまま死ぬんだ。でも、カコだけでも
助けられて良かった。
「‥メ‥‥ユ‥‥‥メ‥‥ユメ‥ユメ!!」
この声‥カコ‥?
「どうして?‥カコ、どうしてここにいるの‥?」
カコは黄色い線を飛び越え私に抱きつく、私は涙を流したんだ。
なぜ、カコはここにいるの?
「‥‥大切な、親友でしょ‥‥っ?」
ニコッと微笑んでくれたカコ。ねぇ、死なないで。
生きてよ。お願い。どうしてここにいたの?
その瞬間、鈍い音共に私達は電車に引かれた______
「‥‥‥‥夢‥‥?」
私は公園にある滑り台の上に寝そべって、ではなく
浮いていた。
「‥浮いて‥‥る‥‥カコ‥?」
思い出す限りで知っている名前を呼んだ。カコって
たしか私の親友のはず。
「とりあえず‥降りな‥きゃ‥」
声が思うように出ない。確か私、電車に惹かれて死んだはずなのに
なんで生きてるんだろ。一度死んだ人間‥
「ねぇ。あんたも能力持ってるの?」
私がふよふよ浮いていたところ茶髪で同い年くらいの男の子が
声を掛けてきた。
「雨宮ヒビヤ。おば‥じゃないな‥チビちゃん、浮いてると怪しまれるよ?」
誰だこいつ。なんか浮いてるし。以外と可愛いし‥‥
能力持ってるのかな‥
「‥‥ユメ‥名前‥‥は‥鞠音‥ユメ、です‥‥えと‥降り方分かんない‥」
途切れ途切れに言葉を発する少女、可愛い声してるしなんか透き通ってる。
肌白すぎでしょ。てことは、僕と同じ能力者?でも待て。
能力者は10人のはず。新しく増えたのか?
「‥あの‥‥‥ヒビヤ‥さん?」
「え、な、なに‥」
僕の目をじっと見てくるユメ、とかいうチビちゃん。
チビちゃんっていうの‥‥なんか勝った気分‥顔がニヤける。
「‥‥おなかすいた‥」
「‥‥‥‥は?」
チビちゃんが発したおなかすいた、の一言に衝撃を受ける。
なぜ今ここでおなかすいた、なんだ。とりあえず‥
「僕について来なよ。」
と言って僕は歩き出す。なかなか空中から降りようとしない。
「何してんの。早く降りて歩くの」
「‥歩け‥ない‥‥から‥‥わっ!」
その瞬間チビちゃんはどさっと地面に落ちる。涙目になりつつも
チラッと僕の方を見ればすぐに目を反らし立とうとしている。
(早く立てよ‥)内心イライラしつつもなぜ立てないのか。
僕はぐいっと相手の手を引き立たせた
「自分で立つこともできないの?チビちゃん。」
そう言って手を離した瞬間また地面に倒れこんだチビちゃん。
「‥‥何やってんの。早く立ってよ。」
「‥たっ‥‥立てない‥‥し‥歩け‥‥‥‥ない‥」
必死で訴えてくるようなすがりついてくるような‥その目は
嘘はついてないみたい。だけどどう言う意味だ。
「‥足‥‥‥赤ちゃんの頃から包帯できつく縛られてて‥足だけ成長しないように
‥なってて‥それで‥‥歩くこと出来ない‥‥」
自分の両足の包帯を見せてくれた。確かに普通の人より足がすごく小さい‥
ん、待て。てことは歩けないってことは‥僕がおぶらなきゃ
いけないってこと!?
「‥‥あぁもうっ わかったよ‥はい。」
「‥‥‥‥‥‥えっ‥と‥」
僕はひざまずき手を差し出す。なんか僕カッコいいかも。ふふふ‥
「早く。」そう言うと軽く肩を掴み一生懸命僕の背中に乗ろうとする
チビちゃん。なんか動物見たい。
「乗れ‥‥た‥っ‥‥」
ようやく乗ったチビちゃん。バット起き上がる。その瞬間重みが‥
って‥あれ、重くない‥‥
「チビちゃん、体重何キロ?」
「‥分かんない‥‥‥‥‥」
いや、どう見てもこれ30キロないだろ。
軽すぎ。身体中の肉を奪われたのかって感じ。
「まぁ‥キドさんのところ帰っていろいろ聞いてみるか‥」
ボソッと呟けば近くで寝息が‥‥って寝てる?
はやっ‥‥‥あっ、よだれが‥‥よだれがっ‥僕の服に‥あぁっ
あぁ‥‥でもチビちゃんのよだれなら汚くない‥ってそう言う問題じゃない!
あ、よだれ‥‥ついちゃうっ‥‥ちょっ‥タンマ!タンマ!‥
「ヒビヤ‥?」