テニプリの二次創作をします。
名前:藍川 美湖(あいかわ みこ)
氷帝の一年。テニス部マネージャー。
名前:向日 岳人(むかひ がくと)
氷帝の三年。美湖が好き(?)
美湖「ひょ、氷帝のマネージャーになりました、藍川 美湖です。」
あの日、アイツはきた。
向日「美湖!ジローを起こしてきてくれ。」
オレは美湖を呼んだ。
美湖「は、はいっ!芥川先輩〜、どこですか?」
美湖はキョロキョロと探しだした。
跡部「あーん、ジローはいつもあそこで寝てんだよ。」
跡部が美湖に場所を教えた。
美湖「向日先輩、芥川先輩、起きません。」
申し訳なさそうに美湖が言う。
オレはふっと笑って言った。
向日「終わったことをうじうじすんな。美湖も頑張ったんだろう?ならいいよ。アイツ起きねーもん。」
すると、美湖の顔が晴れた。
オレは、美湖が好きだ。
あの大きな目。
あの小さい鼻。
あの白い顔。
あの細い手足。
何より好きなのが、あの、綺麗な心。
オレの中は、美湖でいっぱいだった。
向日「美湖、ジローを起こしてきてくれ。」
私は、向日先輩に呼ばれた。
美湖「は、はいっ!芥川先輩〜、どこですか?」
私は芥川先輩を探し始めた。
跡部「あーん、ジローはいつもあそこで寝てんだよ。」
困っていると、跡部部長が教えてくれた。
美湖「向日先輩、芥川先輩、起きません。」
私はうかない顔をしている。すると向日先輩が、
向日「終わったことをうじうじすんな。美湖も頑張ったんだろう?ならいいよ。アイツ起きねーもん。」
と、ふっと笑いながらいってくれた。私は、向日先輩が好き。
あの似合っている髪型。
あの格好いい表情。
あの私を撫でてくれる手。
あのすごいムーンサルト。
何より好きなのが、あの、失敗しても笑いかけてくれる優しさ。
私の中は向日先輩でいっぱいだった。
※これは、向日と美湖の心情を書いている話です。
美湖「な、なんですか・・・?」
ある日、私は3年の先輩に呼び出された。
先輩A「あのさー、あんたマネージャーを使って、向日君に近付いてるんだって?」
先輩B「そーそー。マネージャーは全員の先輩を見ないと。岳人だけじゃなくて。」
どうやらこの二人は向日先輩が好きらしい。
先輩A「1年マネージャーのくせに、向日君に近づかないで。」
先輩B「そうよ。私達は岳人が好きなの。キョーミないくせに、岳人をたぶらかさないでくれる?」
『キョーミないくせに』
私だって向日先輩が好きなのに。
向日「おいっ、何やってんだよ!」
間違いない。あいつらはオレのクラすのやつだ。美湖を泣かせやがった。
美湖「む、向日先輩・・・」
美湖は、涙のたまった目で見てきた。
向日「おい、今度美湖にからんだら許さないからな。」
オレは思いっきり睨み付けた。あいつらは、そそくさと逃げていった。
向日「大丈夫か?美湖。」
オレは美湖の顔をのぞきこんだ。
美湖「は、はい。ありがとうございました、向日先輩。」
美湖は涙を袖でこすった。
そして、いつものように笑った。
跡部「お前ら、何やってんの?」
ちょうどそこを通りかかった跡部先輩が言う。
美湖「あ、あのっこれはっ・・・」
その時、私は気づいた。跡部先輩は、向日先輩をにらんでいるのだ。向日先輩も同じで、跡部先輩をにらんでいる。
向日「美湖、教室に戻れ。オレは跡部と話をつける。」
向日先輩が私の方に振り向き、言った。心配だったが、教室に戻った。
向日「跡部、お前も美湖が好きなのか?」
オレは、跡部をにらんだ。
跡部「あーん、お前もってことは、向日もか。」
跡部はふっと笑って言った。
跡部「そうだ、オレ様も美湖が好きだ」
(短いですが、すいません)