「父さん母さん、今までごめん。」
―――――――愛されたいと口を、零した。
「何だって良いのさ、代わりになれば。」
―――――――――>>2
>>1東京テディベア歌詞より――――――――
此処では、私、ヘイトがNeruさんの曲の二次創作をするスレです!
小学五年生なのでセンスないかもですが、宜しくお願いします!
☆荒らし禁止!
☆感想くれたら嬉しいです!
☆イラスト投稿してくれても嬉しいです!(Neruさんの曲で)
【東京テディベア】
「父さん、母さん、今までごめん……」
震える手と足を噛み、僕は呟く。
「兄さん、姉さん……それじゃあ、……またね……」
冴えない靴の、踵つぶした―――――――。
僕は、駄目な奴だ。
何をやっても、上手くいかない。そのせいか、家族からも、友達からも嫌われる。
『どうして僕だけこんな奴なんだろう?』
そう考えたことは、何度もある。
出来るヤツを妬み、自分への悪口を言う一方だった。
午前、七時………。
また、いつものような、憎たらしい朝が、やってきた。
「おはよう、テディ太……」
テディ太とは、僕の人形だ。昔からどんな時でも持っている、ぼろぼろの……。
毎日の様に増える痣、傷、そしていじめっ子への恨み。もう自分を見失っていた。
朝ごはんは勿論の様に貰えない。家族も僕を嫌っているからだ。
はぁ、とため息をついて、ググぐっと伸びをする。テディ太を抱きしめて、ガバっと起きた。
僕の名前は優紀。兄さんのような、優秀な男子になることを、両親は夢見たんだろう。
しかし、現実はずいぶんと違った。
テストを受ければ80点代、100点を取ることは相当珍しい事だった。
兄と姉は、必ず100点……100点を取らない事の方が珍しい奴だった。
兄さんも姉さんも、カッコよく、頭が良い。
僕なんてブスだし、頭も悪いし、思ったことを人に伝えられないし。
―――その所為だろう、いじめを受けるのは。
朝早く家を出発し、公園で時間をつぶして、学校へ向かう。
朝の公園は、涼しくて、人が少ない。僕はいつも、端っこのブランコに乗って、暇をつぶしていた。
僕がこぐと、ブランコはギギッと音を立てて前へ進んだ。この音は、何度聞いただろうか。
「うわー! 優紀のヤツ、またブランコ乗ってるぅ!!」
「マジでキモイ。いっつも乗ってない? そんなにブランコが好きなのかなぁ?」
「ブランコもあんな汚い子が乗って、嫌だろうねー。可哀そう」
「確かに―! あ、この前優紀がいっつも乗ってるブランコ、乗っちゃったんだよねー!」
「えぇぇ!? ちょっと、舞香、きたなーいっ! 汚さが移るよ?」
毎日言われる、陰口。それを聞くたびに、涙をこらえるのがやっとだった。
「あんな子、死んじゃえば良いのにー―――――」
涙が出てくる。悲しい、何で僕だけこんな扱い何だろう……。
死ぬのは怖い、……でも、生きているのもつらい。
誰か、僕を×してよ……。