この前のが完結せぬまま新しいのたてちゃいました……(;´ ∀ `;)
今回は完結させるべく、頑張りたいとおもいますが、主は受験生のため、亀☏☏更新になります…
荒し、なりはお帰りください。
それではスタート!(.:*´ ∀ `.:*)
【あらすじ】
時は平安。ここは京の都。この地で働く、少女・安倍柚希は時の陰陽師、安倍晴明の孫だった。
祖父の思惑により死した彼女は死後の世界、尸魂界で安倍の姓を捨て、「伊十院柚希」として生きていた。
千年後、死神達が暗躍する世。一人の女が立ち上がる---
【登場人物】
伊十院(安倍)柚希
安倍晴明の孫として平安時代に生まれた。安倍家の血筋から、強い霊力を持ち、そのせいで祖父・晴明より忌み嫌われ、竹三条宮で姫宮に仕える女房となった。その後、晴明の策略により、姫宮暗殺が持ち上がり、柚希はそれを阻止すべく、姫宮をかばい、死亡した。現在、輪廻の輪に戻らない“変人”として東流魂街の外れにある屋敷に住んでいる。死神としての才はすさまじく、統学院には入っていないながらも鬼道・瞬歩・白打が使え、斬魄刀も所持している。剣の腕は卯ノ花をも凌ぐ。
斬魄刀の能力は後々……
〜死神達〜
【一番隊長兼護廷十三隊総隊長】
山本元柳斎重國
護廷十三隊を束ねる長。厳格な老人だが、子供には甘い一面も。茶道に精通しており、月に一回茶会を開いている。ちなみに総隊長の拳骨は双極より痛いらしい。
斬魄刀:「流刃若火」
始解:「万象一切火灰と成せ」
能力:炎熱系最強最古の斬魄刀。全斬魄刀中最強の攻撃力を持つ。
卍解:「残火の太刀」
能力:炎を刀の鋒に集めた技。焼け焦げた刀の形をしており、東西南北に技が分けられている。
【一番隊副隊長】
雀部長次郎忠息
山本に絶対服従を誓う、古参の死神。一度決めたことへの信念を貫き通す男である。一度英国に行き、英国紳士に憧れ、紅茶などをたしなむようになった。
斬魄刀:「厳霊丸」
始解:「穿て」
能力:雷により相手に攻撃する。
卍解:「厳霊丸離宮」
能力:天候を支配し、雷の攻撃を絶え間なく続ける。
【二番隊長兼隠密機動総指令官及び第一分隊「刑軍」統括軍団長】
砕蜂
いつもの冷めた感じと夜一に対する萌えがギャップ。代々暗殺を生業としてきた蜂家九代目当主。
斬魄刀:「雀蜂」
始解「尽敵虐殺」
能力:一撃目に与えた箇所に浮かび上がった蜂紋華と呼ばれる紋様に二撃目を与え、どんな敵でも必ず死に至らしめる、二撃決殺。
卍解「雀方雷光鞭」
能力:その絶大なダメージから一撃決殺を名乗れるほどの威力の攻撃を放つ。本人いわく、「派手すぎる卍解」と言っている。
【二番副隊長兼隠密機動第二分隊長】
大前田 希千代
実家は宝石商の大金持ち。常に油煎餅を所持しており、砕蜂にはいつも制裁の鉄槌をおろされている。しかし家族思い。
斬魄刀:「五形頭」
始解:「打っ潰せ」
能力:解放により刀身が棘のついた鉄球になる、直接攻撃型。
【三番隊長】
市丸 ギン
本編では一人の愛する女性のために命を、全生涯をかけた強者。ヒョロっとしており、何を考えているのか藍染ですら読めない。干し柿が好きなのに対して嫌いなものは干し芋。狐目。乱菊の幼馴染み。
斬魄刀:「神槍」
始解:「射殺せ」
能力:解放とともに刀身が13kmもの長さに延びる。その速度は音速の500倍。
卍解:「神殺槍」
能力:刀身の伸縮の際、刀身が一度塵になる。塵となった刀身の欠片には内部から細胞レベルで溶かし崩していく猛毒がある。
【三番副隊長】
吉良 イヅル
何故か左目を前髪で隠している。市丸が仕事をしないため、いつも過労でぶっ倒れるまで働きづめている。雛森に淡い恋心を抱いている。
斬魄刀:「侘助」
始解:「面をあげろ」
能力:切りつけたものの重さを二倍にする能力。本人いわく、「重さに耐えかねて必ず詫びるかのように頭を差し出す、故に“侘助”」と言っている。
【五番隊長】
藍染 惣右助
本編では大罪を犯した謀反人。表の顔は頼れる上司だが、裏では自分こそが世界の中心、と思っている節があり、藍染こそが真のナルシストだと思う。
斬魄刀:「鏡花水月」
始解:「砕けろ」
能力:「完全催眠」により、相手の五感全てを操る。この斬魄刀の始解を一度でも目にしたら永遠に催眠の餌食に……
卍解:不明
ごめんなさいぃぃぃ(× д ×)
四番隊忘れて……(何か?(ゴゴゴゴ……)by卯ノ花)
【四番隊長】
卯ノ花 烈(八千流)
千年前、山本により拾われた山本を除く一番の古参隊長。普段は心優しき先輩。
斬魄刀:「肉那月」
始解:不明
能力:解放とともに変な生物が出てきて、その生物の体内に取り込まれたものたちを癒す、斬魄刀。まさに卯ノ花らしい。
卍解:「皆尽」
声が降ってくる。よくわからない。
>>14訂正
卍解:「皆尽」
能力:不明
【四番副隊長】
虎徹 勇音
身長180cm超えという多大なるコンプレックスを持つ、気弱な女性。上司である卯ノ花の正体を知る一人であり、それらも含めて尊敬している。
斬魄刀:「凍雲」
始解:「奔れ」
能力:不明
【五番副隊長】
雛森 桃
綺麗な黒髪を団子に結い上げた可愛らしい女性。本編では藍染に裏切られるなどの可愛そうな役取りでしたが、藍染を最後まで慕う、あどけない少女そのもの。日番谷の幼馴染みである、鬼道の達人。
斬魄刀:「飛梅」
始解:「弾け」
能力:「弾け」の解号とともに刀身から小さな爆発が起こる。鬼道との連繋技も可能で、破面編ではそれを応用して敵を攻撃していた。
【六番隊長】
朽木 白哉
四代貴族・朽木家現当主。クールで冷静沈着だが、愛妻家だったこと、またシスコンであることギャップが凄まじい。
斬魄刀:「千本桜」
始解:「散れ」
能力:刀身が幾筋もの刃になり、それが光の反射により桜の花弁に見える。
卍解:「千本桜景彰」
刀が地中に吸い込まれ、何本もの刀身が地中から現れる。億の刃で攻撃する、いわば遠距離攻撃。
【六番副隊長】
阿散井 恋次
赤髪に刺青眉毛が特徴の男。護廷隊に入隊してから隊長である白哉を越えるためだけに、幼馴染みを取り戻すために鍛練し続けた男。ちなみに幼馴染みは白哉に義妹として養子に引き取られたルキアのことである。
斬魄刀:「蛇尾丸」
始解:「吠えろ」
能力:能力解放時は蛇腹型の刀身に変わる。直接攻撃型。
卍解:「双王蛇尾丸」
能力:こちらも始解時とあまり変わらない攻撃だが、威力は格段に上がる。
また、霊圧の塊を打ったりも出来る。蛇腹型の型は変わらないが、節の連結部が破壊されても、恋次の霊圧が接着剤のような役割しているため、無効。
【七番隊長】
狛村左陣
人狼族出身で、山本に拾われた。
そのことから山本に忠誠を誓っている。人狼族からは一族から死神が出たことを恥じており、狛村自身のことも「一族の恥」と思っている。
斬魄刀:「天☏」
始解:「☏☏」
能力:不明。直接攻撃型
卍解:「黒☏天☏明王」
能力:狛村自身と非常に繋がりの深い卍解。狛村が傷つけられれば卍解にも。卍解が傷つけられれば狛村自身にも。という点がある。が卍解を破壊されても直せる数少ない斬魄刀
【七番副隊長兼男性死神協会長】
射場 鉄左衛門
腹巻きにサングラスと言った、完全な見た目ヤクザ。しかし面倒見はよく、恋ルキ結婚時には引き取った人狼の二人を慈しんでいる場面が。男性死神協会長を務めているが、いつも予算・集会場を女性死神協会に奪われている。
斬魄刀:不明(作中にはそれらしきものは出ている。)
【八番隊長】
京楽 春水
根っからの酒豪で女好き。昼間から酒を飲んでは副隊長の七緒に怒られている。書類整理などの仕事は不真面目だが、戦闘能力は高い☏☏
斬魄刀:「花天狂骨」
始解:「花風乱れて花神なき、天風乱れて天魔笑う」
能力:“遊び”を戦闘術に置き換えて攻撃する。例えば高鬼ならば高いところにいた相手のみが攻撃できるなど………
遊びは花天狂骨の気分次第でころころ変わるので、時には京楽自身が不利になることも。
卍解:「花天狂骨枯松心中」
能力:相手を女、自分を男に置き換えて悲恋の末の心中を演じる。最終的には首を落とされるので生きてこの卍解から逃れるのは不可能。
【八番副隊長兼女性死神協会副会長】
伊勢 七緒
代々神官を務める伊勢家の出。両親ともに他界しているため、伊勢家の親戚筋の老夫婦に引き取られた。個人の斬魄刀を持たないため、鬼道の腕に磨きをかけた。雛森以上の腕である。
斬魄刀:「神剣・八鏡剣」
始解:無し
能力:元々は尸魂界の神を祀りあげるもの。八つの鏡が神の力を弾き返す。千年血戦編では敵の能力である神の力を利用し、攻撃した。(刃のない斬魄刀)
【九番隊長兼瀞霊廷通信編集長】
東仙 要
本編では慕っていた女性を殺害された憎しみに囚われたところを藍染につけこまれた。非情に部下思いで、自分の仕事は必ずこなす。盲目の隊長。
斬魄刀:「鈴虫」
始解:「鳴け」
能力:不明
卍解:「閻魔蟋蟀」
能力:相手の五感を潰す。鈴虫に触れればそこからは逃れられるが、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・霊圧知覚が封じられるため、不可能。
【九番副隊長】
檜佐木 修兵
個性がない、が悩みの乱菊にモウアタック中の健全な青年。しかし顔の刺青のせいで子供からは嫌われることが多い。
斬魄刀:「風死」
始解:「刈れ」
能力:解放では二対の大鎌に変わる、直接攻撃型
【十番隊長】
日番谷 冬獅郎
最年少で隊長に即位した天才児。身長133cmと見た目はあれだが、実力は確か。雛森の幼馴染み。
斬魄刀:「氷輪丸」
始解:「蒼天に坐せ」
能力:氷雪系最強の斬魄刀。斬るもの全てを氷に変える。
卍解:「大紅蓮氷輪丸」
能力:天候を支配する。技がいくつもある。
【十番副隊長】
松本 乱菊
スタイル抜群の姉御肌。しかし意外に気弱な一面も。市丸の幼馴染み。
斬魄刀:「灰猫」
始解:「唸れ」
能力:刀身が灰と化し、刃となって相手を攻撃する。
【十一番隊長】
更木 剣八
護廷十三隊きっての戦闘狂。戦闘能力は極めて高く、卯ノ花にも引けを取らない。また、護廷十三隊一、面倒見がいい。
斬魄刀:「野晒」
始解:「呑め」
能力:よくはわからないが、落ちてきた隕石を両断してしまうほどの威力を見せる。
卍解:名称不明
【十一番副隊長兼女性死神協会長】
草鹿 やちる
護廷十三隊一、低身長&最軽量。死神でなかったらごく普通の幼子とみまがえそうな容姿をしている。
斬魄刀:「三歩剣獣」
始解:「出ておいで」
能力:やちる自身の後ろにやちるの真似をする獣がいる。これによりあらゆる方向からの攻撃が可能。
【十一番隊三席】
斑目 一角
スキンヘッドの頭が特徴の戦闘狂。いつもやちるから「パチンコ頭」や「つるりん」などとよばれている。
斬魄刀:「鬼灯丸」
始解:「伸びろ」「裂けろ」
能力:「伸びろ」で槍になり、「裂けろ」で三節槍となる、直接攻撃型。
卍解:「龍紋鬼灯丸」
能力:手に二振りの斧、それに連なる形でもう一対斧がある。背後の斧に刻まれた龍紋が真紅に染まったとき、絶大な破壊力を見せる。
【十一番隊五席】
綾瀬川 弓親
藍染とは違う、究極のナルシスト。醜いものへの容赦は一切しないが、自分よりきれいなものへの嫉妬も凄い。
斬魄刀:「藤色孔雀」「瑠璃色孔雀」
始解:「咲け」「咲き狂え」
能力:「咲け」が「藤色孔雀」で、こちらは本当の能力の半分の力に過ぎない。本当の能力は「咲き狂え」「瑠璃色孔雀」であり、鬼道系の斬魄刀故に能力を隠している。
【十二番隊長兼技術開発局長】
☏ マユリ
尸魂界においてのマッドサイエンティスト。勝つためならば部下の命もい問わない冷酷な外道。
斬魄刀:「足義地蔵」
始解:「☏れ」
能力:斬りつけたものを麻痺させる。ただし痛覚は麻痺しないため、生き地獄。
卍解:「金色足義地蔵」
能力:とりあえず毒を撒き散らす。
【十二番副隊長】
☏ ネム
マユリによって、作られた改造魂魄。マユリへの忠義は厚いが、マユリは彼女をバラバラにするなどと、中々の行為をしている。
【十三番隊長兼男性死神協会理事】
浮竹 十四郎
京楽の親友であり、古参の隊長に顔を連ねる。病弱なため、すぐに血を吐く。
斬魄刀:「双魚理」
始解:「波ことごとく我が盾となれ、雷ことごとく我が刃となれ」
能力:不明
【十三番副隊長】
朽木 ルキア
四大貴族・朽木家に養子として迎えられた、流魂街出身者。義兄・白哉との接し方に苦労していたが、今では兄の優しさに気付き、良好な関係を保っている。恋次の幼馴染み。
斬魄刀:「袖白雪」
始解:「舞え」
能力:技があり、「初の舞」「次の舞」「参の舞」と三つある。
【十三番隊三席】
虎徹 清音
隊長愛が凄まじい三席の片方。いつももう一人の三席・小椿と喧嘩している。四番副隊長の虎徹勇音の妹。
【十三番隊三席】
小椿 仙太郎
隊長愛が凄まじい三席の片方。いつももう一人の三席・清音と喧嘩している。
何故………
どうして…………
あなたは私を………
叶えられない、たったひとつの、願い。
序章・流魂街にたたずむ屋敷
現世の波乱の戦乱の時代が終わり、平成。
昭和に起こった第二次世界大戦。通称
“太平洋戦争”数多の戦死者を出したこの時代。通称“あの世”とも言える尸魂界は異例の忙しさに見舞われていた。
死神とは、通称“調整者”、バランサーと呼ばれる。
バランサーと呼ばれる由縁は死神達は現世で死した魂をこちら、尸魂界に送る代わりにこちらとあちらの魂の均衡を守るため、尸魂界にきた魂を再び現世に戻しているのである。
そんな中、現世で言う平安の世からこの尸魂界に居残る異例の女がいた。
1、過去編
時は平安。ここは京の都。その一角にたたずむ屋敷から、産声が上がる。
時の陰陽師・安倍晴明に孫が産まれたのだ。
名を、柚希。
安倍晴明の初孫である柚希の誕生はとてつもなく喜ばれ、そして悲しみを連れてきた。
柚希の産みの親である母が出産の後産が下りず、そのまま息を引き取ったのだ。
産まれたばかりの幼子をその目に刻み、ろうそくの炎が消えるようにそぅ……っと亡くなった。
父も後を追うようにして亡くなり、安倍の屋敷に取り残されたのは晴明と柚希のみとなったのだ………
2、守りたい、あどけない笑顔
柚希の両親が他界してから5年が経ち……
柚希は可愛らしい幼女に成長していた。
晴明はたった二人だけとなった家族の柚希をそれはそれは慈しみ、手をかけて育ていた。
そんな日常が崩れる、一歩手前まで、危機が忍びよっていることも知らずに………
その日の深夜………
安倍邸はいつも通りの静けさに包まれていた。
ゴウゥン………
「!?」
さすがは希代の陰陽師。妖の気配にいち早く気づく。
妖のいる場所を探ると……
柚希の部屋だった………
「柚希!!」
晴明は走り出す。
3、気づいてしまったが故の由縁
晴明は柚希の部屋に飛び込むと恐ろしい光景を目の当たりにした。
妖が長い触手で柚希のか細い首を締め上げていた。
「……っ……!……ハァ!!」
柚希は息の出来ないことの苦しみに喘いでいる。
「オン……」
晴明は懐から札を出すと妖に向かって掲げ………
「悪霊退散!!」
と五方星の印を結ぶ。
すると妖は消え、柚希が宙から落下する。
「青龍。」
と呼ぶとせお青龍が現れ、落下する柚希を受け止めた。
青龍はそ……っと茵に柚希を横たわらせ……先程まで喘いでいた呼吸がまだ速いが落ち着いたものと感じると晴明のもとに帰る。
晴明は柚希の部屋に幾重もの結界を作り……自室へ戻った……