警察官「すいません、米花町の警察は忙しいんですよ…悪いんですが殺人以外はご自分でなんとかしてください。」
ブツリ
店長「この国…いや、この街の警察は腐ってやがる」
コナン「お兄さん、困った顔してどうしたの?」
店長「ああボウヤ…今さっきフィギュアを盗まれてしまったんだよ。一番人気のフィギュアだったのに」
コナン「そのフィギュアって、"かしこいかわいいエリーチカ"のフィギュア?」
店長「よく知ってるねぇ、ボウヤ。そうだよ…"かしこいかわいいエリーチカ"のフィギュアさ」
コナン「やっぱりね、そうだと思ったんだ。」
店長「何で分かったんだい?」
コナン「簡単だよ、お兄さんのお店のポスターに"一番人気!かしこいかわいいエリーチカ"って書いてあるもん。良かったら、盗まれたフィギュアボクが返してあげよっか?」
店長「ありがとう、良いのかい?」
コナン「モチロン!」
コナン(そうと決まれば、この犯人追跡メガネで…あ、あれか?)
灰原「江戸川君、何してるの?あの子達と公園でサッカーをする約束でしょう?」
コナン「ワリィ灰原、それ所じゃねぇ!!」
灰原「はいはい、どうせまた事件でしょ。」
コナン(さっきから周囲を気にして走っている男…恐らくあれが犯人だ。あの距離なら追い付ける!!)
犯人「ハァハァ、もう少し走れば!」
コナン「ねぇねぇ、オジサン!その袋、何が入ってるの?ボクに見せて〜」
犯人「…チッ、クソガキ向こう行け!」
コナン(おーし、背中を見せたぞ!今がチャンスだ!!)
コナン「いっけーーー!!」
ドゴッ
犯人「」
コナン「これがあのフィギュアだな…おーしまずは警察に連絡してっと…」
新一(変声器)「もしもし、目暮警部!窃盗犯を捕まえました」
目暮「おー工藤君!ご苦労」
コナン「これでよしっと。」
店長「ボウヤ!フィギュアはどうなったんだい?」
コナン「無事に取り返したよ!ハイ、どうぞ!」
店長「ありがとう、ボウヤ!…所でボウヤ、ボウヤ何者だい?」
コナン「江戸川コナン、探偵さ」