もし、こんなおかしな未来になっても。
きっと蘭ちゃんなら受け入れてくれる筈。
※これはあくまで厳しめ、新志小説ではありません。
―突然新一から告げられた告白。
「悪い、蘭…オレ、もうお前とは一緒に居られない…」
新一は蘭をゆっくりと見つめながらそう告げた。
「大切にしたい奴が出来たんだ…」
そう言って、新一は宮野志保を蘭に紹介した。
「宮野志保。…オレの今の彼女だ。近々、結婚もする…」
新一から紹介されると、志保はペコリと会釈する。
「そう…新一」
蘭は寂しそうに笑い、こう言った。
「幸せになってね!志保さんを泣かせたら私、許さないから!それと」
蘭はそこで言葉を切る。
「あん?」
新一は蘭を見つめる。
「結婚式には呼んでね?別れても、新一は私にとって大切な幼馴染って事は変わらないんだから」
蘭はにこりと笑う。
新一も笑い返し、「勿論だ…ゴメンな、蘭」
「いーの、いーの」蘭は泣きたい気持ちを押し殺して
精いっぱい笑った。
そう言わないと…ダメだったんだ…。蘭が俺を諦めてくれるように…。