桃太郎ちゃん

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1:タピオカパン◆VU:2019/07/25(木) 19:55 ID:DJM

あの有名な昔話、桃太郎を女の子にしてみる(◍•ᴗ•◍)

ほかにもかぐや姫とか出させたいと思う!!


れっつーすたーと!!

2:タピオカパン◆VU:2019/07/25(木) 20:33 ID:DJM

【登場人物】

桃太郎 ももたろう

ドジで天然。明るくてポジティブ。

高い位置で短めの二つ結びをしている。


輝夜姫 かぐやひめ

冷静でクール。プライド高め。ツッコミ役。

綺麗な黒髪ロング。美人。


乙姫 おとひめ

おっとりしていて、タレ目。

だがキレると怖い。


浦島太郎 うらしまたろう

おっちょこちょいで馬鹿。



一寸法師 いっすんぼうし

小柄で、赤面症。

ちびは禁句。


金太郎 きんたろう

力持ちで気が強い。

不器用。

3:タピオカパン◆VU:2019/07/25(木) 20:34 ID:DJM

後でキャラ足していく可能性大

4:タピオカパン◆VU:2019/07/25(木) 21:08 ID:DJM


「名前変えたい…」


「もう、桃。一日に一回はその台詞言ってんじゃん」


輝夜に何回目か分からないツッコミをされる。


「だって!!私女なのに『桃太郎』だよ!?ありえないでしょ!?ほんとに馬鹿じゃん」


「…おじいさんとおばあさん?」


「そうだよ!!あのクソじじいとクソばばあ」


「言いすぎ」


「桃声でかすぎ〜。私の家まで聞こえてきたよ〜?」


「海まで!?」


「うん」


「そういえばもうすぐ赤ずきんの誕生日ね」


輝夜が顎に手を当てながら言った。


「そだねー」


「誕生日パーティーはシンデレラの家でやったら?」


「たしかにー」


すると、後ろから足音と共に声が聞こえてきた。


「乙ちゃーーーーん」


浦島だ。


「にーげろーーー!!」


私は乙と輝夜の手を引いて走った。


「ちょっ、なんで逃げんだよおおお」


浦島が速度を上げてきた。


うおおお!!


こっちも全速力で走る。


すると、地面に一寸法師が立っているのが見えた。


!!


とまろうとすると、勢い余ってこけてしまった。


ドテン!!


二人の手も握っていたため、みんな一斉に転けてしまった。


「いった」


「っしゃ追いついた!」


浦島が満面の笑みで立っていた。


「ぶんなぐられたいの?」


「えっ」


私は鬼からとった小さな金棒を取り出した。


「ひええええええああああ」


浦島は金棒見せるだけで逃げるんだよね。


おっもろーーー!!


「桃ほんとバカ。」


輝夜が呆れたように言った。


いや傷つくんですけど!!

5:タピオカパン◆VU:2019/07/26(金) 14:49 ID:2x2

学校についた。


相変わらず古い木造建築の校舎。


毎回、来たら学校が新しくなってないかなとか思ってるんだけど…←


このかもめ島は子供の人数が少なめだから、クラスも一つだけ。




「今日はとても暑いので少しだけ砂浜で遊びましょう!」


白雪先生が言った。


「先生、もう毒リンゴの効果は治ったんですか」


「ええ。じゃあ行きましょう」


みんなで教室を出た。


やったあ!!


海であっそぶぞー!!


「泳ぎが得意な人いいなー。乙とか浦島とか…」


「いや浦島は亀に乗ってるだけだから」


「そっかー」


「いや地味に傷つく」


浦島がしょんぼりしていると、


「遅れてすみませーーーん!!」


という声が聞こえてきた。


この声は、ラプンツェルとシンデレラかな?


「ごめんなさい!!髪の毛結ぶのに時間かかって」


「途中でガラスの靴落としちゃって取りに戻ってまして」


「はいはい」


「赤ずきんは?」


私が聞くと、


「さっきオオカミと喋ってたよ」


とラプンツェル。


「それだめじゃん…」


「でももう仲直り?したんでしょ?」


「しーらね」


私たちは水を掛け合ったりして楽しんだ。


特にみんな浦島を集中狙いしたため浦島はびちゃびちゃだった。


わろた!!

6:タピオカパン◆VU:2019/07/28(日) 08:01 ID:Oq6


帰り道。


校長の花咲先生(花咲か爺さん)がいたので、私はそばまで駆け寄った。


「校長先生こんにちは!」


「どうもこんにちは」


「先生今何してるんですか?」


「校庭の桜の木に花を咲かせているんですよ」


「すごいですね!ところで先生」


「うむなんじゃ」


「学校新しくしないんですかー?」


「してほしいのか」


「してほしいです!!是非!」


「うーん…それがの〜…」


校長先生は押し黙った。


「?どうしたんですか」


「このかもめ學校はな、ずいぶんと前からあってのう…」


「いつぐらいからあるんですか?」


「多分、建ってから100年には及ぶだろう」


「えええ!!」


それで一回も変えないなんて…


「だから、この校舎にはたくさんの思い出がつまっとる」


私は黙ることしかできなかった。


100年もの思い出が詰まっているこの校舎を、私は『ボロい』『汚い』などと言っていた。


思い出が詰まっている。


そんなことも知らずに。


「…めんなさい」


「ん?」


「ごめんなさあああい!!」


私は涙が溢れて止まらなくなった。


「ど、どうしたんじゃ、桜は好みじゃなかったか!?」


「違いまする…」


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