私の独り言。part15

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1:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/21(日) 02:52

私が独り言を言うだけ。

>>2 ルール
>>3 コテハン一覧
>>4 過去スレ

701:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:44

とある日曜の昼下がり廃墟と化した協会で

702:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:44

かくれんぼをしてる間に神様は消えた

703:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:44

生まれながらに身分の低い僕は生きていく為に

704:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:44

息の詰まる独裁国家、都督の下もと機関銃持った

705:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:45

撃って奪って手に入れたものは報酬だけ

706:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:45

代わりにこころは磨り減っていく

707:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:45

無くしたものの方が多いじゃあないか

708:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:45

撃って見据えて蹴って壊した人体実験

709:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:45

罪滅しのつもりだか引き取って面倒をみてたけど

710:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:45

じゃんけん負けて鬼を被こうむったかくれんぼ

711:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:46

これじゃ世間的僕の立ち位置が危ないんだよねぇ

712:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:46

切れた切れた価値観が切れた

713:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:46

偽られた正義に矛と盾

714:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:46

ひどく澄んだそのふたつ目で

715:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:46

下賎な僕を見ておくれ

716:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:47

傭兵をやめて独裁国家からの離脱を決した

717:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:47

侵略して分捕ったものを返す為走り廻った

718:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:47

大鎌持った都督の手駒の亡霊が

719:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:47

僕の背後でクツクツと笑い、「そんな事しても無駄だ」と囁いた

720:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:47

刷って貼られて散蒔かれた指名手配

721:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:47

追われぬようにと幼い頃から伸ばした髪も切り落としたけど

722:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:48

じゃんけん勝って鬼を回避したかくれんぼ

723:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:48

僕と居れば君達の立ち位置が危ないんだよねぇ

724:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:48

逃げた逃げた影から逃げた

725:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:48

失われた信用に火と油

726:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:48

非道く淀んだ僕のふたつ目は

727:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:48

夜の街を見下ろした

728:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:49

時は流れて切った髪ももとの長さ伸びきって

729:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

あの子達はそれぞれ何処かで幸せに暮らしてるかな

730:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

なんて感傷に浸る僕の足にかかる赤センサー

731:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

振り返ったときにはもう遅かった

732:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

爆ぜた爆ぜた何かが爆ぜた

733:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

吹き飛ばされ窓割れ崖っ縁

734:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

カツリカツリと 響く足音が

735:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:50

暗闇から僕へと近づいた

736:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

堕ちた堕ちた底まで堕ちた

737:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

感覚薄れてゆく左腕

738:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

遠い遠いあの頃が何故か

739:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

走馬灯の如くよみがえった

740:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

おいでよメアリー

741:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

繋いでジェシカ

742:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:51

あと一人どうして思い出せない

743:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

誰よりも綺麗な瞳で真っ直ぐ前だけ見てた

744:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

もういーよ、いいよ、十分だ、ありがとう

745:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

ああ泥棒の人生はここで終わった

746:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

見つけたよ、長いかくれんぼだったね

747:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

次は置いてかないでね、手を貸して

748:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

さあ 地に足の着いた神様を引き上げるんだ

749:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

地に足の着いた神様を引き上げるんだ

750:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:52

泥棒と警備員

751:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:53

梅花話譚

752:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:53

古民家で書物整理 鳴り響いた黒電話

753:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:53

はらり舞った紙一枚 埃と落ちゆく

754:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

長い話を済ませて戻る、日溜まりの廊下

755:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

開けかけた襖の先見えた景色に心、奪われた

756:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

錆びた蓄音機とレコード 此方に笑顔をくだしゃんせ

757:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

おやまあ、まだお昼前かね

758:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

もう何にも入らんの

759:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

歪んだ硝子のカンテラと 此方に笑顔をくだしゃんせ

760:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:54

一寸ちょっとやそっとじゃ崩れない其の笑顔をくだしゃんせ

761:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

心と身体は乖離 春故に気もそぞろ

762:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

言わぬが花と云うが 話譚を紐解く

763:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

庭先ふと目が合った慎ましい風待草

764:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

お前は全て見てきたのだろう

765:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

「教えてあげなよ」と微笑んだ

766:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

葡萄農園で昼食を 此方に笑顔をくだしゃんせ

767:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:55

出かけた言の葉飲み込んだ

768:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:56

もう何にも言えないの

769:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:56

16mmフィルムで投影を 此方に笑顔をくだしゃんせ

770:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:56

一寸やそっとじゃ崩れない其の笑顔をくだしゃんせ

771:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:59

古い記憶まだ2歳

772:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 00:59

半纏に包まれては

773:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

笑った君とその人

774:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

憶えてはいないのだろう

775:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

洗練されたバイオリン

776:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

777:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

此方に笑顔を

778:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

くだしゃん

779:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

780:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:00

此方に向かう事などない

781:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

其の笑顔をくだしゃんせ

782:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

無常

783:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

座布団座って

784:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

手を

785:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

合わせ

786:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

祈りを

787:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

捧げて

788:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

目を

789:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

開けて

790:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

その人はほら

791:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

すぐ目の前

792:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:01

額の中

793:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

笑ってるの

794:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

君は

795:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

何にも

796:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

知らないの

797:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

798:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

だけが

799:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

知ってるの

800:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/22(月) 01:02

>>800


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