真っ赤な苺をお一つどうぞ

──甘酸っぱくて、蕩ける味？
　　腐りかけで、悶える風味？
　　毒入りで…舌が麻痺する？


食べてみなきゃ分からない新鮮な春の味。

「　あらあら、アンサーが欲しくて？
　わたくし…【混沌の化身】ですことよ　」

　　　(___勘繰るだけムダである)



　　【 海洋生物的なナニかが引く馬車 】

「　まぁ〜まぁ〜っ　___普段夫婦の営みが
　大っぴらにできないって事情がありましてよ

　…なら楽しんでそういう時間を作りますわぁ？　」


( ___屋台の棚を広げながら … しっぽを振り )

　　「 ...そう言うものか、理解出来ないけど理解したよ ...にひひ ま！それならそれで良いさ ...楽しまさせて貰うだけだしねっ 」


　　( ...頬杖空中で突きながら 興味津々屋台の棚を覗き込み )


　　「 ...おままごとじみてて、ミィリィが喜びそうなものだけどもね ...どっちかつーならだけど 」

[ﾄﾝﾄﾝｯ]　____わたくしが

「 ガチ目なお店。… 開いて冷たくあしらうだなんて
　　　　出来ると思いまして？　___きひひっ 」


( … 手前や、見えやすい棚に置いてあるのは雰囲気作り
【瓶詰めハーブ】や【イモリ串焼き】、【妖しげな本】
【ヒビ入り魔石】に【紅色のメダマ】、【木製の右腕】。)



( ___店主が座れば、…後ろ側手に【本命】が並ぶ … )


【 黒が寝てる魔人で"やった"時のビデオ 】


【 スペルカード　ーﾌﾞﾚｲｼﾞﾝｸﾞｳﾙﾃｨﾒﾝｼｮﾝー 】

【 スペルカード ーゾウル:E=ヴェノメノスー 】

【 スペルカード ー砂ジン・嵐起こしのジュツー 】

【 古びた鞍？ 】

【 テホプの金の像(フィギュア) 】

【 冠雪射�~兄人(文献) 】

　　　_____ツッコミどころが多過ぎると ...なんかもう、どうでも良くなる


　　( ....遠い目をどこか向ける ...強いて言うなら凄く困った様に頭を抱えて 貞操やら何やらの危機を覚える ... )



　　「 ...それにしたってまぁ ひっどいなおい ...褒め言葉か？ ... ...いやまぁ多分どれもこれも買えるけどさ 」


　　( ...金銭面的な余裕は全然あるからこそ 悩ましい
　　　...取捨選択やら何やら ... 後一つ言えるのは )


　　「 ....ビデオについては消せ、今すぐ 」

　　　　　　「 … ケチ。 」　

___方頬膨らませながらビデオを差し出し


「 … お好みなら【ピザ】とか【紙】とか【カエル】とか
　　　　売ってましてよぉ___だぁんな…　さ・ま？ 」


(【 クリスタル製のカギ 】をくるくる回しつつ )

　「 ケチじゃない、てか寝てる時に何してんの 」

　　( ...一応貰っとく ...多分見ないけど
　　ここからここまで全部くれ、って言える程度には札束も持ってるから悩む )


　　「 ...そう言うのは土王様にも食べさせてくれ
　　　俺も食べれるけどヤドクには当たりたく無いし腐った奴には当たりたく無い おまけに紙の中から銃が出てくる可能性もあるしね .... 」


　　( ...順番に 【本】【魔石】【右腕】【鞄】【フィギュア】【文献】指差して ... 財布から取り出す札束 )


　　「 ほら、これで少しは豊かになるだろ ...にひひ 」

「 …… 起きてたらイヤがっちゃいますもの 」

( ___さす…　下腹を撫でたあと __舌をちろり )



「 はぁいは〜い、お買い上げにございますわぁ〜？ 」


【本】: ナゾの文字が浮かび上がる紫色の本

【魔石】: ひび割れて回復に使えない、儀式アイテム

【右腕】: 殺傷力を持つ木製の右腕

【鞍】　:意☆味☆不☆明 の古いくら【ライダー】と
　　　　　銘打たれているが、ホコリを被ってて ……

【金像】:製作者の意図とは裏腹に人気が出てしまった
　　　　　やらしく、造形美に溢れた金メッキの銅像。

【文献】:〖夢〗へ通ずるカギとなる本
　　　　　冠雪を駆けるたくましい兄人のタイトル


[ぱさ、ぱさ]____受け取る札束。

「 ん〜♪　___次は宝石でも拾って来よっかな〜っ

　…　あ。お買い上げ、感謝　…　ですわぁ？ 」

　　「 .....勘弁してよ、だからって 」

　　( 溜め息吐いた後で ...肩から抱き寄せて 一回強めに抱き締めた後 ...すぐに離して )




　　　( ...基本的にはコレクション的な物となった 買った物達 ...もしかするとなんらかの話を寄せるものになるかもしれないが ...今はまだ 【オタカラ】だ )


　　「 こちらこそ、...また開いたらなんか買わせてよ、にひひ 」

「 … 大好きなのは変わらないからね？ 」

　(___馬車と消える、…少しだけ前に )



「　…　まぁ　グッドナイト！___おやすみ〜っ…　」

　　「 ...やれやれ ...んなの、俺も大好きだっての 」


　　( ...余った金貨 指で転がして )


　　「 .....色々準備しておかないとな、喜ばせられるような ... 」

(/ ....あつぃ )

(/へとへと、…わたくしもですわぁ…)

(/ ...想像以上に昨日は疲れちゃってたみたいだね ...うむむ、ちゃんと時間を作らなくちゃ ...！！ )

　　　　　　…………………　(キリッ



(　とした表情(かお)、元号発表のように
看板を持って__この謎の空間に立っている )



　　　　　　[カンバン]

　【 ルート分岐(シナリオ選択) 】

:　みんな、商売してるから私もしたく
　なったネ。道具(モノ)さと引き換えで
　因果操作、特定のルートあげるよろし。

　　　【　おしながき　】

・　ライダーズ

[冠雪射�~兄人(書籍)、古びた鞍]


・　Last and Finale

[木製の右腕、ヒビ入り魔石]

(/ ...・ライダーズ、でも頼もうか )

(/構想完了。___付き合ってもらえるかい？)

(/ OK、いくらでも、誰でも付き合うさ！ )

　　　　「　・　・　・　・　」

　[　ｼﾞｨｰｯ　ｼﾞｨｰ…　__ジィーーーッ　]



　　　　　…　ダメじゃ…っ


( 目が痛くなってきたニャンだるま___"古びた鞍"を
魔人に突きかえし、…ごしごしとまぶたを擦る …… )


「　すまぬ…っ　御曹司！　東西東西、生きに生きた
　わが記憶がそのハテにハテまで探れどわからぬ …っ

　… かの "ブツ" など本…当の当に見たことがないっ　」



( … 謎めいている【古びた鞍】、…古物商もやっていた
　猫のダルマですら鑑定に匙を投げ、悔しげに金貨を返す )


「 ウムムム … この貫禄、この威容、… タダモノに物では
　なかろうが … カンジンの用途が分からぬに分からぬ…っ

　ウマ、…でもない クマ ウシ トリも違うっ　…な、謎じゃ
　_____"これが何なのか" わが生では分からぬ… うぅっ 」

　「 ...逆に言えばそれだけ古くて それだけレアな物って事だよなぁ ...うんん、人生古株なにゃんダルマなら知ってるかとも思ったけども ...参ったなぁ、当てが外れた 」


　　( ...返された【鞍】を空にかざして眺める
　　　異質な雰囲気 ...それこそ、この城の中でも多種多様な力を感じるけれども ...それらともはっきり違う 初めてのもので ...魔人も悩んだ様子 )


　「 ...一体ナイアは何処からこれを見つけて来たのやら ...やっぱ本人に聞く方が早そうかな ...
　　　あ、お金に関しては ...あげるよ ...タダ働きって訳にはいかないし ...良く色々考えたり観察してくれたりしてくれたしね、ありがと 」


　　( ...立ち上がり 【古びた鞍】を脇に抱えてそのまま猫達磨の元から離れようとしている
　　...動物か何かに使うとしても 色々不思議な物でしか無いし ...買ったは良いけど 用途が無い ....

　___このままだと魔人の棚に ...姉御の像と共に並べられるだけかもしれない、と思いつつ ...ちょっとだけショックでブルーな気持ちに )

「　… ｳｸﾞｸﾞﾑ、かくなるうえはわが見聞を上回る …
　　深き深く 別の世界を生きた__【地神オルヴァ】。

　　… カミガミの知恵を借りれば、あるいは …　」

( 金貨をトスして ___猪貯金箱、…コツンと入れて )


「 ロクな力添えができずしてすまぬにすまぬ、御曹司。

　よもや かの"未知"があろうとは思わぬものじゃ…
　…… しかしこの鞍 妙に大きいように…ような__？ 」

_____________


　　【 温室へ通じる中庭 】


( … 傍らに、【RIDER】と…刻印されたナゾのアイテム。
　 曲がりくねり … 使い古された質感と 頑丈な肌触り…

　【古代のアイテム】という雰囲気や …レア感はかなり
　ワクワクさせるものの ___魔人が思うも、猫が思うも
　その"意義"合いに、たどり着くのは本当に難しかった )



　　　　　( _____今日は、…少々風が強い )

　　___とぼとぼ、途方に暮れたまま歩く魔人

　　「 ...ん〜〜〜、やっぱりなんかこう ...俺が生きて来て会った事の無い生き物とかに使う用なのだろうか ...はたまたこれを扱う物は既に絶滅したとか ...
　　...でもそんな事あっかなぁ ...あるもんかぁ ...んん〜〜 ... ん〜〜〜！ 」


　　( ...魔人もこう見えて不年相応 ...ちょっと見た目詐欺みたいな年齢とはいえやっぱり未知は未知 ...
　　　両手で持ってかかげてじっと見上げたり撫でるように触れたりしつつ ... ...用途も分からない 装飾品？展示品？として扱うべきなのかも分からないまま ...ただ時間だけが過ぎていく_____ )




　　「 ....此処より遠く離れた場所なら 案外有名なもの、ってオチとかも良くあるよな〜 ... ...漫画とかだと良く見るけど ...んん、っとと ！ 」


　　( 魔人も ...どこか考えが夢中になり過ぎて...浮ついてたのかもしれない 風に吹かれて思わず鞍を落としそうになって ...拾おうと ちょっとバランスが崩れちゃう )

(/たらいま…)

(/ おかえりぃ〜〜 ...お疲れ様だぁね ...俺もだけども... )

(/……お仕事場大掃除)

(/ ...お薬も買って来たし ...色々付き合える...よぉ ...流石に疲れちゃったけど )

(/今日は昨日ほど大変ではない、…お望みとあらば
ライダーを続けさせて貰おう！…がんばるよ、赤手)

(/...そうだね、それなら続きをお願いしたい、かな？ )

(/元気？____おし、やる準備？)

(/ お薬飲んで元気！ ...準備も出来てるよ！ )

　　　　[ ____ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ　…　 ]


　　沈む太陽 … 夕、くれないのうす暗やみが吹き
　東から、西まで … 心、おどるたそがれ色に染まる

　やまぶきで包むような光が、血のような赤へ変わり

　… ぶきみと神秘に___「世界」が覆われる刻がくる



　________　夕暮れ。




( ___ 頬を掠めるように …小さな瓦礫が転がり落ちる
　　　不思議と、獣の唸るような __ 不気味な音と共に
　　　…　そして心に渦をまく __神秘の予感と共に　)




　　　　　____　おめぇが【乗り手】だな



( ___溢れる無謀の活声ではない
　___軽率な若者の挑戦でもない

　… 威圧に足りうるたしかな"重さ"を載せ
　それでも理を保つ、… 相応のものが響く )



「 どうした__乗り手にしちゃココが座っちゃいねぇな

　折角 俺達が来てやってんだからよ … ちったぁ圧せ 」



________獣の唸る声。

　　「 ...お〜、程良く綺麗だね ...結局1日中色々探してみたけど、これについてはやっぱなんも分からなかったなぁ〜 ...
　　...はぁ、まぁ仕方ないし ...今日はそろそろ寝るか〜 .. 」


　　( ...何時もならばこれからが本番〜っ！って位にはテンションも高いのだけど 流石に無策奔走し過ぎてちょっぴり疲れたらしい ...静かに染まり始める赤色を眺めていた所で ...___落ちる音に現実に戻される )



　　　　　......？


　　( 唸り声 ...はて、この城にそう言った種族は居なかった筈だと思えば ... ...重く 強い声に ...少し悩む
　　獣臭が鼻を掠めて ...懐 探って )



　　「 何かは分かんないけどさ ...とりあえず、『ちゅーる』いる？いつも持ち歩いてるんだけど 」



　　　___魔人 臆する事は無い初印象: ....ペット扱い

「 … ぁー ぁー ぁー、コイツが【乗り手】だって？
　ったく 調子食われるのがこちとら参るってのによ … 」


______上だ。…ほら コッチだ、見ろって



( … 夕暮れ赤が __焼けてる色を城壁に塗り上げ　…
　　縦へと伸びる影を辿り　…　"空"、見上げると )


____袖のないアーマーを身に付け　…臼灰の髪に
　 眉まで隠すバンダナを締め … 棒を傍らに抱え

　　…　城壁の上に腰掛ける　___"男"と　…



「 俺は　【カザマ ケンジ】。」



　　___"薄い水色"…　獅子のように豪壮な毛並みに
　　　　…額に黒い毛並みで　__"三日月"が浮かぶ
　　…　ヒトを遥かに越した"小像"のような体躯の狼。


　　[ｳﾞﾙﾙﾙ…]

「 相棒は【フィリア】、クレッセイントウルフだ 」



( 唸るオオカミの首を撫で ___…暗い目元に
… 無駄な威圧を掛けない …ヒトの眼を覗かせる
　__何度か頷くような動作、…少し余所見をして )


　　　　「　それで …　___あんたは？　」

_____見上げて ... ...狼と その上に乗る男 ...色々眺めた結果は ....


　　________________...タイム！！



　　( ...手でTの文字を作り 魔人 ...多過ぎる情報に脳内処理が追い付かなくて ...背を向けて 色々考える )


　　「 ( ...【カザマ・ケンジ】って言ってたよな？多分住んでた所的には赤仮と似た様な所だろうけど ...あの不釣り合いな狼と言い一体なんだ ...てか誰 ...？
　　...ヤバい、なんも心当たりが無い ... ...どうやって入ったんだよ まずぅ... ... ...これは、うーん ....

　　　_____“どっち”だ？ ...少なくとも今の所悪意は感じないし ...だからと言って ...そのまま正直に名乗るべきか否か ....いや、まぁ ...＿＿アレで良いか ) 」




　　　( ...短めな自問自答と諸々を繰り返して ...一息吐けば )



　　「 ___ザレッド・イニール！ ...ま、ここの城に住んでる者ではあるよ ...大した事は無いけど！ 」


　　( ...【魔人】と言う情報のみを隠した 軽めの自己紹介 ... )

(/ ごめんね )

(/あか、あかあさあかあきあかあかあかあかて)

(/おち、おち、おちた、まうえ　うえ　ちかく)

(/ 落ち着いて、ゆっくり話なら聞くからさ )

(/………こんなことってあるんだね)

(/ で、どうかした？ねぇ、月尾 )

(/…雷落ちた)

(/ そっかぁ、大変だったね、大丈夫？停電しちゃった？冷蔵庫の中とか、ちょっと危ないかもね、データとかも色々消えてない？ )

(/……停電中、今真っ暗！
　はぁ、…大分落ち着いた)

(/……猫に引っ掻かれた、抱っこしてる
　　途中に落ちてものすごく驚いてた)

(/ そっか、復旧するまでは余り動かない様にね、後暗闇で端末弄るとブルーライトが酷いだろうから、それも気を付けてね、何より大変だろうから、ゆっくり俺の事なんかどうでも良いから色々休みなよ、猫もぎゅーってしてあげてね )

(/……いや、落ち着いたよ。…じゃあ　代わりばんをしよう)

(/ そっか、落ち着いたのなら良かったね、お疲れ様。
とは言え色々あるだろうからさ、今日は休みなよ )

(/…うむ、しかし少々心のズレが拭えなくてね
　出来ればもう少し、…付き合ってくれないかな)

(/ うん、分かった、良いよ。落ち着くまで付き合うからね、大丈夫だよ。色々不満があるなら吐いても良いしね )

(/とりあえず…移動？)