なぜなのか、その理由を教えてください。
よく挙げられる理由として、
(1)「キリスト殺し」だから
(2)中世から、キリスト教で蔑視される「商業」に携わっていたから
(3)たんに優秀な人間が多かったから(嫉妬?)
があります。他に重要な理由はあるのでしょうか?
また、ナチスは、これらのヨーロッパに元々あったユダヤ人差別の風潮を
利用しこれを近代科学の所産である優生学思想と結びつけて、
アーリヤ人を優等・ユダヤ人を劣等と位置づける人種的価値観(反セム主義)を作り上げ、共産主義者らと共に彼らを弾圧しました。かりにこの事実が正しいとするなら、どうしてナチスは彼らを槍玉にあげたのでしょう?
スレチだけどユダヤ人は虐殺されたのになんで今はパレスチナ人に同じことしてるんだろう?
自分がされたからって人にしていいわけじゃないよね。
ちなみにイスラエルについて思うことがあるのだが、あの国ってユダヤ人国家らしいけど特定の民族を指すのか或いはユダヤ教の信者たちの国なのか、実は私は今日まで知らなかった。
4:お:2018/02/24(土) 23:09 ID:YeU ナチズムが標的にしたのは、簡単に言ってゲルマン人以外の民族。
黒色人種、黄色人種、ユダヤ人など。
アメリカが特に激しかったユダヤ人に対する迫害で、
このユダヤ人差別は世界的にも受けた。
アメリカではよくチャップリンがヒトラーに対抗した英雄のように
祭り上げられるが、チャップリン以外は皆NSDAPの思想に共感するものがあった。
その理由はヒトラーが青年期に影響を受けた大ドイツ主義などの
差別思想が関係し、それをわが闘争で文字として表したから
でしょーかね。
>>2
宗教間な問題な気がします
>>2
キリストを殺したと無実の罪で迫害され続けたために努力して金持ちになったユダヤ人。
何百年も前にここに住んでいたのは自分たちだからお前らは立退け、と追い出されたパレスチナ人
イスラエルは今も占領地域を拡大中。
当時のイギリスの二枚舌外交には怒りを覚えます
そういえば、ユダヤ人と聞くと金融のイメージがあるのだが、ドイツ人は借金=悪という考えが強いらしく、今でもクレジット決済りもデポジット決済が主流らしいね。
7:委員長:2018/02/25(日) 10:56 ID:JNw ユダヤ人差別と迫害は、中世以降のヨーロッパの伝統のような気がします。
根底には
「宗教が違うから蔑視される」(ユダヤ人=キリスト殺しとされていましたし)
「商業とくに金融業への偏見」
(商業ーとくに金融業ーは卑しいとされたのです。
フィレンツェの大富豪メディチ家から
フランス王家に輿入れした王妃カトリーヌ・ド・メディシスが保守的な貴族たちからバカにされたのも、それが原因。)
「富裕な人やインテリー医者や学者などーも多いユダヤ人への妬み」
ということが根底にはあると思います。
為政者たち(国王、皇帝、領主)たちは、金融業にたずさわる
ユダヤ人を利用する(はっきりいえばよく借金をする。ユダヤ人からお金をかりないと、
戦争ができない。息子や娘の結婚式にかかる莫大な費用も不足ーということも日常茶飯事)一方、
何かあればスケープ・ゴートにしていた一面があります。
(民衆の政治へ不満をそらすために、ユダヤ人叩きとか迫害をすることも。
口実をつけてユダヤ人の財産を没収し、領土内から追い出すーということも
よくあったようです。
民衆の不満のガス抜きになり、自分達の借金も帳消しになり、
国庫も潤うーという一石三鳥を狙ったようです)
このあたりの為政者とユダヤ人の複雑な関係は、ウォルター・スコットの小説
「アイヴァンホー」を読むと、なんとなくわかります。
(イングランド王弟ジョン親王ーのちに国王にーと、ユダヤ人の富豪アイザックの関係で)
カスティーリャ国王ペドロ一世とか(漫画「アルカサルー王城ー」の主人公)
とか、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世のように、ユダヤ人を重用したり、
保護した君主の評判は同時代の人にはよくない。
ユダヤ人追放に踏み切ったカトリック両王(カスティーリャ女王イザベル一世と夫の
アラゴン国王フェルナンド2世)のような君主は、同時代の人間たちからは称賛される
傾向にあったようです。
(今日ではユダヤ人追放が後世のスペイン衰退の一因となったーと
歴史学界では指摘されているそうです。)
ペドロ一世はのちに庶出の異母兄エンリケに殺害され、王位を奪われます。
理由は色々ありますが、ペドロ一世がユダヤ人を財務長官に起用し、ユダヤ人の保護政策をとっていたことが貴族や聖職者たち、国民の反ユダヤ感情を掻き立て、王位を奪われる
一因となったようです。
エンリケのはじめたトラスタマラ王朝では、前王朝とは違いユダヤ人は
冷遇されます。
エンリケの子孫にあたるカトリック両王ーカスティーリャ女王イザベル一世と夫のアラゴン王フェルナンド2世ーは、ユダヤ人追放と、異端審問所設置という政策をとりました。
かように中世以来ユダヤ人は政治にいつも翻弄され、政治情勢の変化に
よっては迫害されることも珍しくなかったようです。
ナチスのやりくちも中世以来の伝統ーとう見方をする歴史学者もいるようです。
ユダヤ人は二種類居るんだけど
昔から続くアブラハムの子のユダヤ人と
後からユダヤ教に改宗してユダヤ人となった似非ユダヤ
イスラエルのユダヤ人は本当にユダヤ人?
財は権力に直結するので近代以前のオーソドックスな国家形態と言える君主制下の為政者、或いは独裁者たちにとって、教義レベルで金儲けの基礎となる金融思想が組み込まれたユダヤ教およびその信徒であるユダヤ人は非常に都合の悪い存在だったことは想像に難くない。
そして何千年と弾圧され続け、世界に散り散りになりながらも離合集散を繰り返したユダヤ人達がそれでもなお今日まで他の種族・分化と同化しなかったのは強い選民思想があったためではないだろうか。
教義の内容に加え、その選民思想が特にナチスの選民思想と反発し合った結果、苛烈な弾圧につながったのではないかと俺は推測する。
分化じゃねえよ文化だわ、どうかしてるぜ。
11:お:2018/02/25(日) 19:18 ID:YeUそーいや、ニコライ2世もユダヤ人殺してたな
12:委員長:2018/02/25(日) 22:25 ID:uGc >>8
現代のユダヤ人とは
「ユダヤ教徒」のことであり、人種的というか民族的に純粋なユダヤ人
(ローマ帝国に追い出されたユダヤ人
の血しか引いてない)は、存在しないようです。
(日本女性が欧米のユダヤ人の男性と結婚することになり、
ユダヤ教に入信すれば、ユダヤ人ということなるようです。
トランプ大統領の娘イヴァンカさんは、夫がユダヤ人なのでキリスト教から
ユダヤ教に改宗して
から結婚。
「ヤエル」というユダヤ名を持つそうです。)
ヨーロッパ系のユダヤ人には、ナチスのいうアーリア人の外見的特徴(金髪碧眼)を
もつ人も、珍しくないそうです。
金髪碧眼ではないですが、ヒトラーもユダヤ人の血をひくーという噂もありました。
(手塚治虫の漫画「アドルフに告ぐ」もその説を起用)
ナチスの高官のなかにもユダヤ人の血をひくーという噂のある人物が何人もい
ました。
有名なのは親衛隊(SS)のNo.2で、ユダヤ人絶滅政策の事実上の推進者だ
ったラインハルト・ハイドリッヒ。
外見的には金髪碧眼の典型的なアーリア人。
(1942年にチェコのプラハでレジスタンスに暗殺される。
終戦のちまで生きてれば、間違いなくニュルンべルク裁判で死刑と
なったはずです)
彼の祖母がユダヤ人であるーという噂があったそうです。
(歴史学者のあいだでもこの噂はデマーという説と、ハイドリッヒは
自分の出自を隠すため、ユダヤ人絶滅計画を強硬に推し進めたーという説があるそうです。)
つまりアブラハムの子供たちだけの血をひく、血統的に純粋なユダヤ人
ーとうのは現在は存在しないーということだと思います。
(住み着いた土地の人間との混血がすすんだために)
みなさんの意見、参考になります。
例えると、クラスの中で見た目や性格で目立った子がいじめられるのと同じような話で、
当時のキリスト教に覆われたヨーロッパでも、
「ユダヤ人」という選民思想や金儲けの思想をもった「変わり者」がいじめの標的にされた、ってことでしょうかね。
しかし、既にキリスト教カトリック圏であった14世紀のポーランドのカジミェシュ3世は
当時積極的にユダヤ人を保護して商業の発展を促したとされます。
これが本当なら、当時のヨーロッパの中で彼は「いじめられっこを庇う」例外的な存在
だったということになるのでしょうが、
キリスト教徒のユダヤ人に対する二通りの反応(迫害と保護)を分けるものって
何だったんでしょうか?(単に彼らの「寛容さ」でしょうか?)
そもそもナチス党って国家社会主義ドイツ労働者党の略だから、基本的な支持層は
第一次大戦の賠償不況にあえぐ庶民労働者達なワケで。
一方、弾圧の最初の標的とされたユダヤ人たちの多くは金融やら会社経営なんかで財を為した富裕層。
低賃金労働やら失業の恨みを移民成功者であるユダヤ人たちに向けた事については
ぶっちゃけ宗教上の理由など、ほとんど無かったものと考える事が妥当。
「移民の奴ら(ユダヤ人)が俺達の仕事を奪って、ぬくぬくと贅沢な暮らしをしてやがるンだ!」
みたいな大衆の不満を扇動・利用した事によって、ナチス党は与党第一党となり‥その後はご存じの通り。
現米国大統領のトランプ氏が、一昨年の大統領選に逆転勝利した背景とほぼ同じ事が
当時のドイツで起こったものと考えれば分かりやすいかと思う。
>>13
ヒトラーの側近のハイドリッヒは、ドイツの裕福な中流階級のうまれ。
が、彼は少年時代に
「祖母がユダヤ人」という噂のせいでいじめにあいます。
(ほかに
⚪彼の生誕地ハレはプロテスタントが多かったが、ハイドリッヒの家は少数派の
カトリック
⚪ハイドリッヒは頭脳明晰でスポーツ万能で音楽の才能もあった。ーバイオリンの演奏が
得意。彼の父は音楽学校の校長ー
金髪碧眼で容姿にも恵まれていたが、声が女性のようにかん高かった。
容貌にそぐわない声のせいで、浮いていた。
ーハイドリッヒのかん高い声については、彼の部下だったヴァルター・シェレンベルクも証言してますから、間違いないようですー
という事情もあるようです)
海軍士官になったのちも、ユダヤ人の血を引くーという噂はつきまとい、
いじめにあったようです。
その後、自業自得ですが女性関係トラブルが原因で海軍を罷免される。
出世欲旺盛な彼は、海軍を逆恨み。
(自分が悪いのですが。)
たまたま妻のいとこがナチスと関わりがあったのでナチに再就職
➡ヒトラーの側近のヒムラー(親衛隊とゲシュタポのNo.1)に目をかけられ、
出世ーとなります。
ナチで権力を握ってからも、ハイドリッヒにはユダヤ人の血を引くーという
噂はつきまといます。
これは説がふたつあるのですが
@ この噂はナチス内部の彼の競争相手たちのながしたデマ
A ハイドリッヒは権力を握ってから祖母に関する記録を改竄した。
己がユダヤ人の血をひくという証拠をすべて隠滅した
(彼はゲシュタポも使えましたから、証拠の隠滅や書類の改竄は簡単に
できたはずです)
という説の二つがあるそうです。
(彼の祖母の名前がユダヤ人におおい「サラ」であったことが
ユダヤ人との噂を招いたーという説もあり)
いずれにせよ、ユダヤ人の血をひくという噂のせいで自分は少年時代から苦しめ
られた。
ユダヤ人がいなければ、自分が苦しまずにすんだーとうおもいから、彼はユダヤ人が
大嫌いに➡ユダヤ人絶滅政策の強力な推進派になったようです。
(彼はナチスに入る前ーキナジウム在学中ーから、反ユダヤの政治団体と関わりが
あったようです)
ハイドリッヒの場合は
「いじめられっこが、いじめっこに変貌」
というケースなのかもしれません。
(彼の部下への冷酷さも考えるとーヒムラーが個人としては好人物なのと正反対ー
、サイコパスの可能性もあるとは思いますが)
同じように同世代のカトリックの家系にうまれ(ポーランドの軍人家系のうまれ)、
カトリックの神父となり、多くのユダヤ人を助けたことが原因で強制収容所へ
いれられたマクシミリアン・コルベ神父とは正反対の生涯。
(コルベ神父は見ず知らずの男の身代わりになり、餓死刑をうけいれ
亡くなりました。
死後にバチカンから列聖され、聖人となります。
ハイドリッヒはチェコの総督になりチェコ人を弾圧。
ついにプラハでレジスタンスに暗殺されます。
かれの名前は冷酷な人間として、歴史に残りました)
この二人の生涯の明暗を分けたのはなんであろうか?
考えましたが、結論はでません。
(ハイドリッヒが神学校にいきカトリックの神父になるとか。
コルベ神父が軍人になった可能性もゼロではなかったわけですから)
ユダヤ人弾圧の推進派の一人と、ユダヤ人を救い命をおとした人間。
その差はどこからきたか?
私から見ると謎です。
>>15
コルベ神父は軍人家系でなく、商人の家の生まれのようです。
(サイトにより、記述が異なる。
コルベ神父の伝記を読んだのはずいぶん前ですので、細かなことをおぼえてません。)
軍人志願だった時期が幼少時に一時期あっただけのようですね。
訂正いたします。