かつて匿名板で名を轟かせた宣伝やしこしこあっさん、そして今現在人気急上昇中の人狼スレのみんなを 匿名民のみんなで CPを作っていこう。 なお本人の登場はやめてくださいね!ややこしくなるので
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暇がある方は随時更新お願いします!
ただし更新前は混乱を避けるために一言お願いしますね!
【追記】
以下の行為や言動は固く禁じます
・メンバーへの批判
・名指しでの指摘
・CPや組み合わせへの地雷発言
創造の幅が狭まってしまいますし、何よりメンバーの皆様に失礼です。
荒れる原因にもなりますし、言わずもがなの最低限のマナーではありますがしっかり守ってください。
今日は特に用事があるわけではないが、なんとなく外へ出たくなった。
足が自然と教会への道を選ぶ。幾度となく通っていたら、いつのまにか足が覚えてしまったようだ。
どんよりとした雲。空が泣きだしそうな表情をしている。
これは近いうちに雨が降るかもしれない。歩く速度を若干速くする。
気付いたら教会を通り過ぎて、あの人の家の近くに来ていた。
でも、何も連絡していないのに……と思い、教会のほうへと戻ろうかと思ったところで、雨がぽつぽつと降り出した。
これは困った。実に困った。
仕方なくそこらへんで雨宿りでもするか、と思っていたら、遠くから青年が歩いてくるのが目の端に映った。
……しかも、傘を持って。
俺の前まで歩み寄ると、彼は優しく微笑んだ。
「傘、一緒に使いませんか?」
こうなることが分かっていたら、傘は2つ持っていたはずだ。
でも、出かけるならばわざわざ自分の家に戻るようなことをするか?
いや、するか……いやでも……。
考えがうまくまとまらずに、脳内をぐるぐるとしている。
隣では優しい顔をした青年が、傘を持って歩いている。
「濡れてませんか?」
相合傘だからと、俺の肩のあたりを心配そうに見やる。
元はといえば、俺が甘えているだけ。それなのにここまでされてしまうと、なんだか申し訳なくなる。
大丈夫と返し、そのまま無言で歩き続けた。
しばらくした、いや、数分か?隣の青年は歩みを止めた。
「着きましたよ」
そう言うとすぐに扉を開けて、家に迎え入れてくれた。
つくづく思ったが、本当に優しいものだ。善人という形容詞がよく似合う。
「座っててください。お茶を用意します」
促されるままに椅子へ座り、することもないので部屋の中を眺める。
ぼんやりとしていたら、彼が戻ってきた。
紅茶と、きらびやかなケーキと共に。
そしてまた、優しい笑顔をこちらに向けた。
「お誕生日おめでとうございます、寡黙さん」
ケーキのプレートには、寡黙おめでとうと癖のある字で書いてあった。
やっぱり俺はこの人が好きだ。
俺にできる最大限の笑顔。
「ありがとう、しゅしゅたん」
彼は幸せそうに微笑んだ。