ねぇ狐都、私のしていたことはどこから間違っていたんだろうね
(進まない原稿用紙と真っ暗な部屋を見つめ直して自身の
奥にあるドアを脳内でノックして問いかける。
自身たち以外誰もいない恐怖と、「あの時」の走馬灯が流れて寒気が走る。
…そして私はまた思い出して泣きそうになる。
あの日常が続いてたら、こんなに手が止まることはなかったのだろうか。
そんな聞きたいことをぐっと喉で止め、笑顔を作り直す)
ねぇ、とんなんだろう…狐都
…そうだねぇ
間違えてないって言ったら嘘になるかな
(笑顔を作り直すゆきの顔を見、少し複雑な気持ちになりながらも
予備の別端末から文字を打つ。
…きちんと「声」を出して話さないのは、昨日今日と
涙を見てしまったから。
きっと私の元友人である2人の涙を見てああなるのを止めた代償だろう。
今日1日は話さないつもりだ)
…あいつのせいかな
いや、もう今日はいいか
(少し考え、今これ以上聞いても無意味なことに気づく)
できる限り早く寝なよ?
…うん、おやすみ…狐都
5:天魔神◆aU:2017/08/31(木) 10:55 今日は涙を見なくて済むといいな…
(起き上がると早々に口にする。
ただ、狐都の言っている通り「声」を出したくない気持ちがあるため、
出そうになった言葉を飲み込む。そして話を戻し考える。
『知り合いの涙』を見ることで発動する私の力を
自分が望んでいなくても発動してしまう…そう
そして、全エネルギーだしきる…いわゆる凶暴化なので、
自らの制御が効くとは思えない。
さらに、たまに嬉涙から発動してしまう時もあることを考え
やはり自分はいない方がいいのかと考える。
…外を見、心を落ち着かせる。)
大丈夫、大丈夫…
くっそ、私が表に出るしかないようだね
(パッと入れ替わり、内側の部屋で“モニター”を見ないように
皆がゆきに声をかけ出す)
暴走されたらまずいからな
ここかぁ、次スレ〜
8:きつね◆aU:2017/08/31(木) 14:13はい移動〜
9:きつね◆aU:2017/08/31(木) 14:13ただ、ゆきだけは違ったんだよなぁ
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新