銹錆闘技場

破局した闘技場

…おかーさんも、たくさんのひとも、ころしちゃったの…

(あの幼い少女がたくさんのひとを殺した、私の不本意な聞き間違えか？)

良かったぁ!安心したよっ!

…フォル、落ち着いて…

(自分のワンピースの裾を破り、フォルシオンの涙を拭く。)

いえで聞くから…泣かないで…

あのね、おねーちゃん…シオンね、わかったの

でも、おねーちゃん…おねーちゃんがあのひ、いえからいなくなってから、シオン、さびしくて…

シオンね、このせかいは、おかねがあればなんでもできるって、きづいたの。だから、たくさんころして、おかねをもらったの

あのひ…

(フォルシオンに伸ばしていた布を持った手を引っ込め、
少し考える。きっと“あのひ”というのは
私が森林に食べ物を探しに行った日)

…私がいれば止められたのに…ごめんね

(フォルシオンの頭を撫でながら、溢れそうになる涙を抑える

(確かにかねがあれば暮らしては行ける。
だが、ひとを殺害ことによって生じる憎悪によって彼女の安寧は迫害されることになるだろうな。)

>>103
(何が良かったの！？)

>>110
(そりゃそうでしょ)

(だって、人のこと殺人鬼呼ばわりして違かったら恥ずかしいじゃん?)

(なるほど。ってか何で知ってるん？)

(騎士、TPO)

(冷徹の魔女っていう人のスレ見て、お家っていうスレを見たから)

ファルシオン、そしてそこの女、
ここには悪霊が三匹、散財している。
厄介にならないうちにさっさと帰るのだな。

散財×散漫⚪

>>115
TPOとは…

(率直に言うよ、彼女たちの世界観をこわすような発言はなるべくやめてほしいってこと)

ねぇ、おにーさん……あくまのないぞうって、みたことがないの。みせてくれるかしらぁ?


[かつて、不確かな魔女サドネの家で言葉を交わした様に、アンバランスな口調で目を細める。桃色の舌で唇を色っぽく舐め、ベルゼヴュートに迫る。先程の少女からは考えられない、狂気がそこにはあった]

その要望には答えることができない。
(殺戮の享楽を知覚した人間…か)

>>120
(すんません…)

フォル！ダメ！！！

(次の瞬間、急に体が成長し15歳くらいの少女に変わる。
と思ったのもつかの間、ベルゼヴュードの前に立つ。

うふふ…なら、ためすまでよねぇ?


[それは、一瞬の出来事だった。紅色のワンピースの内ポケットから、ナイフを取り出し、ベルゼヴュートへと走り寄る。見た目は9歳程度の幼女だというのに、異常な思考回路を働かせていた。慣れた手つきで持つナイフには、血痕が所々こびりついており、数々の殺人を犯したという証拠そのものだった]

(さて、どうするか。
敵愾心を滾らせ、主張するか
それとも、ここで抹消すべきか、
はたまた、封じるか)

あらぁ、ねえさん。どうしてじゃまをするのかしら?わたしは、ねえさんがすきよ。だから、ころしたりはしないわぁ

(騎士、協力ありがとう)

フォル、やめて！こんなこともうしないでいいから！

狂気の沙汰だ。
(その場から立ち上がり、驟雨によって濡れたフードを被る)

>>128
(うん。)

ねえさん、こうでもしないと、いけていけないわぁ。しかたないのよ、これがせかいよ

そんなことないよ…

それに、わたしはあくまのないぞうにきょうみがあるわぁ。すこしだけなら、おなかをさばいてもいいわよね?

…フォル…ッ

(獰猛な狂気を黙せるには、気絶が一番効力が高いと偲ぶ。)

こんな僕でいいならさばいて良いよ!

ネビロス。それはこの少女にとって享楽をさらに知覚させることになる。いうならば、殺戮衝動の向上へと繋がる。
この殺戮衝動が祓魔術へと発展したのならば我々にとっては脅威になりかねない。
したがって全力で排斥させてもらう

でもねぇ、わたしは、そこまでして、ねえさんをかなしませようとはおもわないわぁ。

…フォル…ね、やめよう…？

ねえさんがかなしむなら、わたしもかなしむわぁ。だから、ないぞうはおあずけね

ええ、やめるわ。ねえさん

…と、言いたいところだけど、僕がころされたいのはマモンさんなんだよなぁ

(警戒心をいまだ解かず)

…っ…

おにいさん、けいかいはふようよ?それとも、ころされたいのかしらぁ?

ちょっとネビロス…!?

おかあさんがいなくても、ねえさんはわたしとずっといてくれたわぁ。だから、わたしはねえさんがだいすきよ

>>147
何?

だから、“あのひ”はほんとうにかなしかったわぁ

マモンお兄ちゃんに殺されたいの？

ファルシオン、殺されるのはごめんだな。
だが、君のそのナイフも不要だ。
(ファルシオンの腕を強引に掴み、ナイフを剥奪しようと試みる)

…フォル、あの日はごめんね…
でも…やめてっ

>>151
うん!そうだよ!

おにーさん…みぎてのナイフをとるのはかまわないわぁ。ただし、ひだりてがあるけどね


[右手からナイフを離し、刹那の勢いで【ツイスト・ダガー】をベルゼヴュートの喉元へと持ってくる。ナイフが喉を貫く寸前、という所で止めた。全ては、姉のために]

ねえさん、わかったわぁ。わたしは、もうころさないわ

(もっと危惧すべきだったと懸念し、ナイフが喉を穿つことがなかったことに安堵をつく、そして、ファルシオンから離脱し、至近距離では危険であると忸怩する)

うん、うん…

おいそこの女、(ドゥオンツェへと声をかける)

…？

おにーさん、ねえさんになにかしたら、ただじゃおかないわ

フォルシオンはひとをあやめつづけるだろう

…

ええ、いきるためにはひつようだもの。ねえさんがやめてっていうなら、やめるけど

人間の欲望と享楽を侮るなよ。
ある特定の人物からの一言でその欲望をねじ伏せることができると思うかね

おもうわ、わたしには、ねえさんしかいないもの

ベルゼビュートさん、

なんだ

…いえ、なんでもないです

フォル、帰ろう？

そうか。

ええ、ねえさん。かえりましょう

おにーさん…ひとつだけ、ちゅうこくしておくわ

(再びその場で横になり、漆黒の空の下でしがなく姉妹を見つめる)

ねえさんをきずつけたりでもしたら、ぜったいにゆるさない

そこまで私の外見は兇悪的かね？
安心しろ。私にとって弊害的な存在でなければ君たちにも外傷はなさないさ

…行こう、フォル。
(フォルの手を握ると、ずっと縮み元の年の姿に戻る)

あくまよ、けいかいしないでというほうがむずかしいわぁ。ただ、いまはみとめてあげるわ。ねえさん、やみがふかくなってきたわ、はやくかえりましょう

(振り返り、ベルゼビュートの方を見ると「__」口パクで何かを伝え、
歩き出した。)

ねえさん、めいわくをかけて、ごめんなさい…


[目を伏せ、ドゥオンツェの手を握る。温もりが伝わってくるたび、申し訳なさが胸の中でいっぱいになる。]

不可解な連中だな。

大丈夫よ、フォル…

(フォルの手を握ると、薄く消えかけている足を見つめた)

おねえちゃん…!？あし、どうしたの?

へへ…私…失敗しちゃって…

(黙っててごめんね、と呟くと手を離した。
手も透けており、ふわり途中を舞う)

>>183
(ふわりと宙を舞う)

(フォルシオンの驚愕と共にドゥオンツェの大腿部を見つめる)

おねっ、おねえちゃん!!わかんない、わかんないよ!どういうことなの!？

私ね、“あの日”…食べ物探しに言ってる時に………殺されちゃった

(そう言うと大きな涙が頬を伝った。と、同時に体全体が透ける)

いやっ…いやだよ、おねえちゃん!!わたし、おかあさんもころしちゃったの!!どっ、どうしたらいいの!？

わたしはっ…シオンは、ずっとおねえちゃんをまってた!それなのに、なんで…!？

(感情が多彩なやつだな。しかし親までをもあやめるとはな)

ごめんね…フォル…
………最期にフォルを見れて…喋れて…私の心残りは消えたみたい…

まって、まってよ!!あっ、そうだ!シオンがおねえちゃんのすきなクッキーつくってあげるね!!ねっ、おねがいだから、いなくならないで…

稚拙な。世界とは常に冷酷なものだ。

(なくなっていく足を見て、ため息を吐く)
…待ってくれないみたい…ごめんね
(ぎゅっとフォルを抱きしめる)
…これ。
(フォルにあげる予定だった自身で作った、赤い花が綺麗に咲いている花冠を渡す。

んぐっ…ひぐっ…ありがとう、おねえちゃん…シオンを、ずっとみまもっててくれる…?

う…ん(そう返事をすると消えてしまった)

…（沈黙し、彼女の激情に触れないよう心掛ける）

おねえちゃん…ずっと…ありがとう…


[渡された紅い花冠を、大事に胸の中で抱き抱えて、静かに涙を流していた。薄桃色の短髪は、取り乱したためか乱れ、紅色のワンピースは、涙が染みを作っていく。なんと儚い光景だろう。誰が望んだのだろう、少女は、泣き続けた]

ぐすっ…ねぇ、おにーさん。わたし、あなたにかんじをおしえてほしいの

かんじ…か