破局した闘技場
74:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 21:11やはり刮目するのは我が信念が捻じ曲がりそうだな。
75:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 21:18 私は何を求めてここへ来たのだろうな
(柔らかい砕屑物の上で寝転がり、夜空を見上げる)
突如の驟雨だな。
77:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 21:32 (懐の携帯が振動し、ショスタコーヴィチ 交響曲11番が鳴り響く。)
なんだ。
我が同格である上級悪魔サタナキアが天からの制裁をその身に受け眷属と共に煉獄へと葬られたようだな。
哀れなものだ。
おにーちゃん……こんなにさびしいところで、なにをしてるの?
[突如、現れた幼女と可愛らしい声。少女はその薄桃色の短髪を雨で少し濡らし、ベルゼヴュートをじっと見つめる。紅色の瞳は、不安そうな色を見せており、やや伏し目がちだ]
私は悪魔だ。
純潔なる人間よ、私に近づくと不幸になる、それに鬱陶しい雨も降っている。
さっさと帰ったほうがいいぞ。
あのね……シオンね、おうちがわからないの…
81:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 21:40 フォルシオン…いた
(フォルシオンに駆け寄る)
既に不幸であったか。
それが君の運命だ。仕方その旨に刻むがいい。(ファルシオンから背く)
迎えが来たようだな
84:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 21:44 お、おにーちゃん……あっ、あなたは、だあれ?
[背を向けたベルゼヴュートに対し、小さな手を伸ばすが、届かない。だが、ドゥオンツェの声に気付き、振り替える。紅色の瞳が一瞬、揺れたが、それも刹那。恐る恐る、尋ねる。]
(様子がおかしい、とりあえず諦観だけでもしておくか。)
86:ネビロス:2017/09/06(水) 21:47あっれぇー?どうして殺人鬼ちゃんがあるのかなぁ?
87:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 21:47 フォルシオン…
(誰?と問いかけられたことから自身のことを忘れられたのか、と考えたあと
少し目を伏せ、右手で左手を握り涙を抑える。
ばさりとヴィッグを落とすと薄桃色の長い髪が現れる)
(絶望の表情、そして今にも哀哭を嘶いてもおかしくないほどの唇の震え、
かすかな涙。)
(どういうことだろうか。だが、所詮は人間だ。私には関係のないこと、ま、念のため諦観はしておくが。)
90:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 21:52 お、おねーちゃん…?おねーちゃん、だよね?
[懐かしきその面影に、やや気持ちが昂る。ドゥオンツェに駆け寄り、小さな体を広げて、思いきり抱きつく。双子の姉妹らしく、容姿が瓜二つだ。姉と同じ、薄桃色の短髪を揺らし、長い紅色のワンピースが遅れて動く。]
(なるほどな。これが孝悌というやつか、あるいは慈愛か。)
92:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 21:55 …よかった、覚えててくれて
(小さな涙の粒が頬を伝い、抱きついてきたフォルシオンを受け入れてフォルシオンの背へと手を回す。薄い桃色の髪と、フォルシオンと色違いの水色のワンピースが同時に揺れる)
うん…おねーちゃん…あのね、なんでおねーちゃんがここにいるの…?
94:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 22:01 …フォルシオン…がいなくなって…家に1人で…探しにきたの…
(泣きながら必死に話す
おねーちゃん…ごめんなさい、ごめんなさい…ぐすっ、ひぐっ…
[ドゥオンツェの背中に回した小さな掌に、力を込める。ドゥオンツェより少し小さな体を、縮めて静かに泣いた。自分が心配させてしまったと責任を感じ、謝罪する。その時、頭に浮かんだのは、森の奥に佇む自分の家であった。]
(双方のやり取りを傍聴し、ベルゼヴュートは考えた
人間の愛とは様々な形容があるが、果たしてそれは本当に愛とは言えるのだろうか。愛を多様かつ婉曲に言い換えることは容易い、
例えば、固執、執着、肉欲、嫉妬、慈悲、など、愛という概念の条件に該当するものは様々だ。無論、愛とは狂気であるのは私の持論であるが。)
おねーちゃん…あのね、おかーさんがね…おかーさんがね…
98:闇竜の騎士◆lk:2017/09/06(水) 22:07 >>96
(狂気、ではないけど…暖かいんだ、安らぐんだ、心が。)
大丈夫…帰ろっか…
(片手で目の周りを少し擦り涙を拭く。
でも、おねーちゃん…シオンね、おねーちゃんがいないあいだにね…
101:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:12…おかーさんも、たくさんのひとも、ころしちゃったの…
102:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:14(あの幼い少女がたくさんのひとを殺した、私の不本意な聞き間違えか?)
103:ネビロス:2017/09/06(水) 22:14良かったぁ!安心したよっ!
104:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 22:14 …フォル、落ち着いて…
(自分のワンピースの裾を破り、フォルシオンの涙を拭く。)
いえで聞くから…泣かないで…
あのね、おねーちゃん…シオンね、わかったの
106:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:15でも、おねーちゃん…おねーちゃんがあのひ、いえからいなくなってから、シオン、さびしくて…
107:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:16シオンね、このせかいは、おかねがあればなんでもできるって、きづいたの。だから、たくさんころして、おかねをもらったの
108:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 22:17 あのひ…
(フォルシオンに伸ばしていた布を持った手を引っ込め、
少し考える。きっと“あのひ”というのは
私が森林に食べ物を探しに行った日)
…私がいれば止められたのに…ごめんね
(フォルシオンの頭を撫でながら、溢れそうになる涙を抑える
(確かにかねがあれば暮らしては行ける。
だが、ひとを殺害ことによって生じる憎悪によって彼女の安寧は迫害されることになるだろうな。)
>>103
(何が良かったの!?)
>>110
(そりゃそうでしょ)
(だって、人のこと殺人鬼呼ばわりして違かったら恥ずかしいじゃん?)
114:闇竜の騎士◆lk:2017/09/06(水) 22:24(なるほど。ってか何で知ってるん?)
115:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:27(騎士、TPO)
116:ネビロス:2017/09/06(水) 22:27(冷徹の魔女っていう人のスレ見て、お家っていうスレを見たから)
117:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:30 ファルシオン、そしてそこの女、
ここには悪霊が三匹、散財している。
厄介にならないうちにさっさと帰るのだな。
散財×散漫⚪
119:闇竜の騎士◆lk:2017/09/06(水) 22:34 >>115
TPOとは…
(率直に言うよ、彼女たちの世界観をこわすような発言はなるべくやめてほしいってこと)
121:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:35 ねぇ、おにーさん……あくまのないぞうって、みたことがないの。みせてくれるかしらぁ?
[かつて、不確かな魔女サドネの家で言葉を交わした様に、アンバランスな口調で目を細める。桃色の舌で唇を色っぽく舐め、ベルゼヴュートに迫る。先程の少女からは考えられない、狂気がそこにはあった]
その要望には答えることができない。
(殺戮の享楽を知覚した人間…か)
>>120
(すんません…)
フォル!ダメ!!!
(次の瞬間、急に体が成長し15歳くらいの少女に変わる。
と思ったのもつかの間、ベルゼヴュードの前に立つ。
うふふ…なら、ためすまでよねぇ?
[それは、一瞬の出来事だった。紅色のワンピースの内ポケットから、ナイフを取り出し、ベルゼヴュートへと走り寄る。見た目は9歳程度の幼女だというのに、異常な思考回路を働かせていた。慣れた手つきで持つナイフには、血痕が所々こびりついており、数々の殺人を犯したという証拠そのものだった]
(さて、どうするか。
敵愾心を滾らせ、主張するか
それとも、ここで抹消すべきか、
はたまた、封じるか)
あらぁ、ねえさん。どうしてじゃまをするのかしら?わたしは、ねえさんがすきよ。だから、ころしたりはしないわぁ
128:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:42(騎士、協力ありがとう)
129:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 22:43フォル、やめて!こんなこともうしないでいいから!
130:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:44 狂気の沙汰だ。
(その場から立ち上がり、驟雨によって濡れたフードを被る)
>>128
(うん。)
ねえさん、こうでもしないと、いけていけないわぁ。しかたないのよ、これがせかいよ
133:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 22:49そんなことないよ…
134:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:50それに、わたしはあくまのないぞうにきょうみがあるわぁ。すこしだけなら、おなかをさばいてもいいわよね?
135:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 22:50…フォル…ッ
136:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:51(獰猛な狂気を黙せるには、気絶が一番効力が高いと偲ぶ。)
137:ネビロス:2017/09/06(水) 22:53こんな僕でいいならさばいて良いよ!
138:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:54 ネビロス。それはこの少女にとって享楽をさらに知覚させることになる。いうならば、殺戮衝動の向上へと繋がる。
この殺戮衝動が祓魔術へと発展したのならば我々にとっては脅威になりかねない。
したがって全力で排斥させてもらう
でもねぇ、わたしは、そこまでして、ねえさんをかなしませようとはおもわないわぁ。
140:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 22:55…フォル…ね、やめよう…?
141:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:55ねえさんがかなしむなら、わたしもかなしむわぁ。だから、ないぞうはおあずけね
142:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:55ええ、やめるわ。ねえさん
143:ネビロス:2017/09/06(水) 22:56…と、言いたいところだけど、僕がころされたいのはマモンさんなんだよなぁ
144:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 22:56(警戒心をいまだ解かず)
145:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 22:57…っ…
146:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:58おにいさん、けいかいはふようよ?それとも、ころされたいのかしらぁ?
147:闇竜の騎士◆lk:2017/09/06(水) 22:58ちょっとネビロス…!?
148:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 22:59おかあさんがいなくても、ねえさんはわたしとずっといてくれたわぁ。だから、わたしはねえさんがだいすきよ
149:ネビロス:2017/09/06(水) 23:00 >>147
何?
だから、“あのひ”はほんとうにかなしかったわぁ
151:闇竜の騎士◆lk:2017/09/06(水) 23:00マモンお兄ちゃんに殺されたいの?
152:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:00 ファルシオン、殺されるのはごめんだな。
だが、君のそのナイフも不要だ。
(ファルシオンの腕を強引に掴み、ナイフを剥奪しようと試みる)
…フォル、あの日はごめんね…
でも…やめてっ
>>151
うん!そうだよ!
おにーさん…みぎてのナイフをとるのはかまわないわぁ。ただし、ひだりてがあるけどね
[右手からナイフを離し、刹那の勢いで【ツイスト・ダガー】をベルゼヴュートの喉元へと持ってくる。ナイフが喉を貫く寸前、という所で止めた。全ては、姉のために]
ねえさん、わかったわぁ。わたしは、もうころさないわ
157:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:06(もっと危惧すべきだったと懸念し、ナイフが喉を穿つことがなかったことに安堵をつく、そして、ファルシオンから離脱し、至近距離では危険であると忸怩する)
158:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 23:06うん、うん…
159:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:06おいそこの女、(ドゥオンツェへと声をかける)
160:ドゥオンツェ◆p.:2017/09/06(水) 23:07…?
161:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 23:07おにーさん、ねえさんになにかしたら、ただじゃおかないわ
162:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:19フォルシオンはひとをあやめつづけるだろう
163:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 23:23…
164:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 23:24ええ、いきるためにはひつようだもの。ねえさんがやめてっていうなら、やめるけど
165:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:26 人間の欲望と享楽を侮るなよ。
ある特定の人物からの一言でその欲望をねじ伏せることができると思うかね
おもうわ、わたしには、ねえさんしかいないもの
167:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 23:29ベルゼビュートさん、
168:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:29なんだ
169:ドゥオンツェ◆6o:2017/09/06(水) 23:29 …いえ、なんでもないです
フォル、帰ろう?
そうか。
171:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 23:30ええ、ねえさん。かえりましょう
172:フォルシオン◆aM:2017/09/06(水) 23:31おにーさん…ひとつだけ、ちゅうこくしておくわ
173:ベルゼヴュート:2017/09/06(水) 23:31(再びその場で横になり、漆黒の空の下でしがなく姉妹を見つめる)
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