魔の森　燃え盛る水平線

魔王の暗い、とても暗い森のような精神世界にただひとつ。燃え盛るように永遠と続く、その心。

それはある女への情熱、そして唯一の灯……

…

...誰ですか？

……(あたりを見渡す)

……

…？

…………？

ミカエル『…誰？君』

……ワ………………ノ……………カ…………………？

ミカエル『……？』

...

…？？

(分子となって消える)

……ワ……レ…………ノ………コ………………ト…カ…？
(顔は仮面におおわれていて見えない)

ミカエル『…そーだよぉ、そっちが変なことしないならなにもしないから、さっさと出てきて欲しいんだけど』

...はい、早々にお帰り下さい

（ほぼ無視して、冷蔵庫に歩いて行った）

ミカエル『…仮面かぶって見えないし…』(心の中)

…(寒気がしてマントで体を包む)

…ふぅ…………(仮面の中からなにかを出して)
我は『デリトー・マリーヌ』

デリトー・マリーヌ…

空間をさまよいし者…とでも言っておこう

ミカエル『…空間……旅人？君』

なぜここへ？

>>840
旅人…ではないかな
>>841
空間をさまよっていたらここに着いた

ミカエル『ふーん、つまり、用があるわけじゃなく迷ったと…』

ええ

ミカエル『…じゃーいっかー、君、ここから出たいの？それとも当分はここにいるつもり？』

どうせいく宛もありませんし…

あらま…

ミカエル『じゃーニャルちゃんかここの屋敷の魔王様にでも言わなきゃね、僕部外者だからなんも言えないけど』

まあ迷惑なら出ていきたいんですが…いつ空間を移動するかはわからないんですよねぇ………

ミカエル『ふーん…ま、にゃるちゃんどっかいっちゃったぽいし、帰ってくるまで待ってるしかないね』(暇そうにしながらふわふわと浮く)

...私では無く、魔王様に言ってください

はーい…

ミカエル『お、にゃるちゃん…って、またそのモード？やめてよー、怖いから』

ニャルちゃんだ

あら

...腹が立つのですよ、証人になるわけでも無く、簡単に居候などと...

....少々間違えました、証人×使用人○です

私も居候よね…(ﾎﾞｿｯ

ミカエル『居候じゃなくてこの『森』にいてもいいかってことでしょー？そんなに機嫌わるくしなぁーい』(にゃるの頭を逆さま浮きながらぽんぽんと優しく叩く)

ええ、森で構わないので…移動するまではいさせてもらいたいんですが…

...森ならば良いでしょう、食事だけならある程度私が出します

食事？

なんですか？それ？

求めるならば出すんですよ、これとかです

（カルノタウロスの腕スープ、マンモスの焼肉）

食事についての説明ができん…くっ…()

…？その液体と物体が食事ですか？

ミカエル『プラスこれとかもね、食べてみる？』(いろんなお菓子を出す)

…？

食べる？どんな意味ですかね？

...まさか...

物を、口に、運ぶ…

...

（触手がデリトーに触れる）

物を口に運ぶ…？それを食べると言うのですか？

...次元生命体...活動のためのエネルギー...必要無し...

>>873
それで、消化する…といった感じですかね

へー…

ミカエル『…まぁ、なんでもいいや、ほれ』(お菓子をデリトーの口に押し込む)

...食べるという必要が無いわけですね

！？…フゴフゴ…(なにするんですか)

ミカエル『かめ、いいから』

かめ…？

亀？

食べなくても生きられるのかー…(パーティー用のチョコレートを頬張る)

...（ガシッ）（ガチンッ！）

（デリトーの頭と顎をつかんで、無理やり噛ませる）

ミカエル『咀嚼も知らないのはさすがにやばいんじゃない…？口を動かすのそれで歯で噛み砕くイメージ』

フゴフゴ…(かめとは？)

ミカエル『……うわぁ…』(地味に引き気味)

！？！？( 口の中で噛んだ感触がした)

…(チョコレートを口に含み、怯える)

ミカエル『アマテラスちゃんは食いすぎ』

...少々荒っぽいですけど、これで良いでしょう？ミカエル

ミカエル『…そ、ｿｳﾃﾞｽﾈ』(地味に後ずさる)

…(仮面で噛んでいるところは見えない)…フゴフゴ(これで？)

>>890
そうでしょうか…？

ミカエル『うん、さすがにヤバイ』

ミカエル『……ニャルちゃんニャルちゃん、ちょっと思ったんだけどさぁ』

>>895
まあよく言われることですよ()

フゴフゴ(このあと何をすれば？)

ミカエル『あ、とりあえず飲み込んでいいよ、はい水』

...（グッ）（ズボッ！）

（両手で口を開けさせ、複数の触手でこぼれない様に口の中のものを奥に押し込む）

ミカエル『…にゃるちゃん、それ、第三者目線からすると拷問に見えるからやめな…？』

(ゴクン)…今のが食べるってことですか？(水をもらう)…？これは…水…？これをどうするのですか？

…！？(ニャルちゃんを見て少し引く)

...荒っぽいのしか知りませんよ、私はこういうのは

ミカエル『そーだよー、その水もさっきみたいに飲み込んでみて〜、あ、もちろん噛まなくていいから』

ミカエル『さすがにあれはやばいから自分でやらせてあげな〜？それでさぁ、にゃるちゃん』

…(ゴクン)…これも食べるってことですか？

...（ガッ！）（グググッ）

（両手で口を開けさせ、触手でコップの水を流し込む）

ミカエル『だーかーらーねー!?』

…ﾋｪｯ

ミカエル『さすがにこの子が可哀想になってくるからやめなさいって！！』

…あの…仮面が壊れるのでやめてもらえますか？

...失礼しました

（最初から無表情）

ミカエル『はぁ…ごめんね、デリトー……ちゃん？くん？』(仮面で顔が見えないので性別が認識できてない)

彼は今のニャルたちを見ていう。


「何をやっているのだ……」

ため息をつきながら眺めている。

ミカエル『…あ、おうｻﾏだ』

！？(体に激痛が走る)

ミカエル『！』

>>916
彼はオウムのように繰り返す。

「ああ、私が魔王だ」