「さぁ!我らの力で全てを混沌の支配へ変えようじゃないか!!!
赤い月の下から宣言した
暗い影からは魔物達の声が大勢聞こえる
そして王は西に指を指して進軍し始めた。
魔物達は王の言うとおりに動いていた。
「君も軍に入らないか?」
よく来たな。
この軍に入って来たからには王の為に尽くして貰う。
勿論、活躍の証には地位が得られ領土が貰える。
悪くない話だろう?
名乗れ、そして力を見せよ。
ジンジン
──魔王軍はここか。あたしは晶晶。
力を見たけりゃ見せてやるぞ。
(現れる、白髪の少女。顔の一部までを覆う装束に身を包み、声高らかに名乗り口上を述べる。)
じゃあ見せてみろ、その力を
(腕を組んで見つめる)